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コイパーク流 錦鯉の選び方・購入方法


錦鯉の楽しみ方は多種多様です〜。

そんな多種多様なものですから、初心者さんはどれをどう選んでいいかわからない方もみえるかとおもいますので、私の選び方を書いちゃうこととします〜。別のコーナーの”私の考える質とは”と複重する部分も多いです〜。どうしても切りわけできない部分でもありますから、、よろしくです〜。あくまで参考例ですね。ちなみに、私は成長と共に徐々に綺麗になり、長く美しさを保つ鯉が大好きです。



錦鯉の選び方・購入方法


錦鯉の選び方。

わたしの見解ですが、大きく分けて錦鯉の選び方は3つのポイント(項目)に分けられると思っています。

1 模様で選ぶ。
2 大きさで選ぶ。
3 体形・形質(質)で選ぶ。(生まれ持ったもの(遺伝情報)です。鯉の将来性を決めます。)


たまにですが、どこにも欠点が見当たらないというか、すべての理想が詰まったような鯉が欲しいという人がいます。そんな鯉っているのかな〜と私は思っていたのですが、世の中にはちゃんといるようです。今は景気もわるいですので、大体3500万円ほど出すと約束すれば鯉屋さんが必死になって探してくれるようですよ。

通常、上記に書いた3つの項目がすべてそろうことは本当に難しいと思います。

1の項目である”模様で選ぶ”に関して、 そもそも模様は、人気のある模様の話であって、その模様が自分と合わないようであれば関係のない話です。私は模様は各自の好みという認識ですが、鯉にはたくさんある模様の中から、ある程度人気のある模様というのが決まっています。なぜ決まったのかはわかりませんが、それによって値段がずいぶんと違ってきます。当然、人気模様の鯉の方が高値です。

2の項目である”大きさで選ぶ”に関して、大きさだけで比べれば、鯉はサイズが小さいよりも大きい方が高値となります。その間の育てるコストも違います。

3の項目である”体形・形質(質)で選ぶ”に関して、形質(質)が良い方が高値になります。

この3つのバランスによって欲しい鯉のタイプと値段が決まります。


錦鯉の値段の決まり方。

たとえは、 同じ1万円の売り場に2匹の鯉(同じ大きさ)がいたとします。

A 三段模様の紅白
B 一本緋の紅白

この2匹、一般的な模様の人気は明らかにAの三段模様が高いです。Aの方が人気のある模様なのになぜ値段が同じなのでしょう?、普通に考えれば人気模様の鯉の方が高そうです。そう、上記に書いた3つの項目を考えれば簡単に分かりますね。

2の項目(大きさ)はおなじなのですから、3の項目(体形・形質(質))が違うわけです。

例えば、
Aは模様代が9,000円+体形・形質(質)代が1,000円で合計1万円。
Bは模様代が1,000円+体形・形質(質)代が9,000円で合計1万円。
のような内訳となって、結果、どちらも販売価格が同じになる訳です。

同じ価格でも内訳の違う鯉ですので、購入者側は初めてどちらの鯉を選ぶかの選択を迫られることになります。例えば、私の好みは、「成長と共に徐々に綺麗になり、長く美しさを保つ鯉」です。ですので、私なら将来性の高さを決める要因である体形・形質(質)の部分に内訳の重点が置かれた鯉であるBを選びます〜。

厳密には、体形と形質(質)は同じようで異なるのですが、ややこしくなるのを避けるめにいまのところ同じ扱いにしてあります。


錦鯉の綺麗さは一生もの!?。

少々私の昔話を、
超初心者のころは、とにかく模様だけで選んでいました。模様も本に載っているような人気模様の鯉を探して、よっしゃ〜これをこのまま大きくしたら立派になるぞう〜とワクワクしたもんです。当時は水槽飼育オンリーでしたので、15cm程度の大きさの鯉を探しました。

しかしながら、餌をあげてきちんと飼育しているつもりなのですけど、成長して大きくなるにつれてどうも思い描くように綺麗になってくれません。極端なことをいえば、買ったときが一番綺麗で、後は成長とともに悪くなる一方(美しさがどんどん落ちていく)のような感じです。成長と共に緋がぼやけたり、緋が無くなって模様が消えていくものが出てきます。しばらくはそのような状態で理由が分からず飼育方法が悪いんだ〜って思っていました

こういうことが続くと、さすがの鈍感な私にもある疑問が沸いてきました。なぜ長持ちしないんだ?と、、。

その後、一年ぐらいあとのことでしょうか、ある鯉やさんで”鯉の美しさのピークは一生のうち1回だけだ”と教えてもらったのです。それはそれはびっくりしましたね〜。それまでは”小さい綺麗な鯉を大きく育てれば、自然と大きく綺麗な鯉になる”とばかり思っていたからです。拡大コピー的な成長感覚ですよね。

そして鈍感な私も気がつくときが来たわけです。我が家の鯉が購入時が一番綺麗な感じがしていたのは、飼育のせいではなく、15cm程度で美しさのピークがきていた鯉をわざわざ選んで買っていたからなんだと!、、、、ガーン!。そりゃ育てれば育てるほど美しさが落ちていくはずです。

というわけで、鯉の一生において、15cmで美しさのピークが終了する鯉もいれば、80cmで美しさのピークとなる鯉もいるということです。15cmと80cmでは、時間にして最低でも5年以上は違います。生まれてくる時期は同じなのに、その後5年以上、さらにもっともっと先、10年目、15年目に美しさのピークがくる鯉がいるわけです。生まれて1年で美しさが終わる鯉もいれば、10年たってもまだ美しさが上り調子の鯉がいるということです。


美しさを長期間保つことのできる錦鯉とは。

実に単純な話で、私みたいに「成長と共に徐々に綺麗になる、長く美しさを保つ鯉」が好きならば、そういう鯉を買うときに選んでおけばいいんだ〜という訳です。それが分かったとして次はどうやって選べばいいんだ?です。一番よいのは鯉屋さんに直接そういうタイプの鯉を選んでもらうことです、手堅いですね。選べないならレベルの低い鯉屋さんか、そういう鯉タイプを扱わない鯉屋さんでしょう(鯉屋さんの考えもいろいろです)。

自分で美しさが長持ちしそうな鯉を選ぶ場合は、3の項目である、体形・形質(質)に注目するのです。というのは体形・形質(質)の良い鯉しか美しさが長持ちしない事実があるからです。体形・形質(質)がよくないと鯉は美しさを持続できません。体形・形質(質)を勉強することが「成長と共に徐々に綺麗になる、長く美しさを保つ鯉」を楽しむことができる最短コースです。

そもそも、私がなぜ「成長と共に徐々に綺麗になる、長く美しさを保つ鯉」が好きなのかといえば、育てているときの満足感がずいぶん違うからなんです〜。毎日、コツコツ餌をあげながら徐々に綺麗になっていく鯉の方が見ていて楽しいですもん。餌をあげているのにどんどん汚くなっていく鯉ってげっそりです。ついでに、どんなタイプの鯉を飼育しても餌代も諸経費(電気代・水道代とか)もすべて同じですもんね。

というわけで、私が好きなタイプの鯉を手にするには、なるべく体形・形質(質)のレベルが高い鯉を選ぶのがとっても賢いことに行き着きました。もし私の考えるようなタイプの鯉が好きであれば、きっと、みんな行き着く結論だと思います。それから、形質(質)って大事だな〜と思うようになりました。

反対に、美しさが長持ちしない鯉でも問題なしという方は、模様だけで鯉を選べばOKです。

体形・形質(質)については、私の考える質のコーナーを参照してもらうことにして、ここではもっと実践的なことを書いていきたいと思います。

上にもかきましたが、同じ値段なら、人気のない模様の鯉を選ぶと体形・形質(質)のレベルが高くなる可能性があがります。たまたま値段的に買える範囲内に、自分の気に入った模様の鯉が何匹もいるときにはどうするかです。

以下のようなチェック項目が役に立ちます(見慣れるまでにはちょっと経験が必要です〜)。

1 体形の良い鯉を選びましょう。体形の良い鯉、良い体形って?、簡単な解説の22のような鯉です。
2 もっともツヤ(輝き)がある鯉を選びましょう。(ツヤがある鯉は鯉が明るく感じられます。)

3 緋の色は購入時点では真っ赤でない方が良いです。真っ赤はすでに成熟した色ですから、それ以上の先が望みにくいです。緋はオレンジっぽい色から徐々に濃くなってピーク時に赤くなります。
4 緋模様が細切れなタイプよりも、大柄なタイプが緋の厚みがあり緋が長持ちします。緋盤の形質(質)がいいわけですね。緋には個体ごとに寿命がありますから、なるべく寿命の長い緋をもった鯉を選ぶことは大切です。

4つは最低チェックしたいですね。
これらがそろえば鯉の美しさが長持ちする確立が高まります。

とっても重要な点は、”鯉の体形・形質(質)は生まれつき持ったもの”だということです。後天的に形質(質)が高くなるということはありません
。良い鯉は生まれながらにして良い鯉です。そして一生抜くことの出来ない項目です。

という訳で、今の私は買える範囲内(手持ちの予算は少ないですけど)で、もっともよい体形・形質(質)の鯉を購入するように心がけています。理由はそういう鯉が「成長と共に徐々に綺麗になる、長く美しさを保つ鯉」になる確率が高いからです。ですので、模様に関しては自分の好みで選んでいますが、人気のある模様で、形質(質)も高い鯉となると、なかなか買いきれませんから、その場合は模様を無視してでも体形・形質(質)を優先させます。

錦鯉は模様優先じゃないの?

えーッ、錦鯉は模様が楽しいのに模様より体形・質を優先しちゃうの??って不安な声がたくさん聞こえてきそうですが、どんなに人気模様でも、成長段階で模様が崩れてしまっては意味がなくなってしまいます。実際問題、立派といわれる鯉は体形に迫力があるので、あまり模様が気にならないものなんです。体長が大きくなればなるほど、この傾向はどんどん強まります。

人気のある模様というは、鯉が生まれ持ついろんな模様の中のごく一部だけですから、人間側でわざわざ楽しむ幅を限定しているとも考えられます。想像できないほどの多様な模様があって、人気があるのは数えられるほどの少数パターンなのも変な話なのですが、今までの愛好家はあまり創造性が高くなかったのか、あるいは、先輩(よく師匠と表現する人が多い)からこれがいい模様だと聞かされてそう思い込んでいるのか、確かな原因はよくわからないですけど、人気のある模様の幅はとても狭いですね。現時点では、間違いなく人気の模様というのが実在していて、例えば、うーん、模様を口で説明するのはとっても難しいので、鯉の雑誌でも見てください、同じような模様の鯉がどんど出ています。


私は模様は鯉の個性だととらえていますから、「成長と共に徐々に綺麗になる、長く美しさを保つ鯉」が好きな私は体形・形質(質)で鯉を選ぶ派です。

水槽の場合はどうなのか?。

錦鯉は上から鑑賞するものとなっているので、(昔はみんな池で買っていたでしょうし、昔には大きめの水槽もなかったでしょうしね。)上からの人気のある模様は確立しているのに対して、横からの人気のある模様というのは全く確立されていません。そのため、横から見てお気に入りの模様でも、上から見て人気のない模様の鯉であれば、模様が鯉の価格に反映れることがまずありません。体形・形質(質)が同じ場合でも、池で楽しむ以上にたくさんの模様が同価格帯で楽しめます〜。実際に、上から見て人気のある模様パターンというのは、水槽では栄えない気がします。実際問題として、水槽用として選ぶ鯉のほうが模様で価格が左右されることが少ないです。このように水槽飼育のメリットもちゃんとあります。

水槽でも餌をあげているうちに鯉がどんどん汚くなってくるようではやっぱり楽しめません。大きくなるのだけが成長とは違います。どんな環境で育てても、私は「成長と共に徐々に綺麗になる、長く美しさを保つ鯉」が好きです。なので、どんな環境で育てる場合でも、体形・形質(質)はとっても重要な選択基準となります。

よく言われることに、水槽では緋が消えやすいとか、緋がにじむとか言われますが、多くの場合、鯉の持つ形質(質)が足りていことが多いはずです。なぜなら我が家では緋はまず飛びません。これは確かかな〜と思う事柄は、水槽は四方がガラスで水槽内が明るいので、墨の多い品種、たとえば昭和三色とかの墨がカチッとはっきり形成されにくいです。昭和の墨は保護色からきている感じがするので、改良されているとはいえ、周りが明るいと池より墨が出にくい可能性が高いです。それでも形質(質)の高い鯉の墨の方がカッチリとなりますね。質ってとっても大切!


模様は各自の好み。

鯉を選ぶにあたって、鯉の成長の将来性に一切かかわらないものが模様です。そのため、模様にもっとも重点をおくと、今年で模様が消えてしまいそうな鯉でも、将来長くにわたって模様を維持できる鯉でも、同じ物差しでの判断になっちゃいます。餌をコツコツあげて、おぉ〜ずいぶん立派になってきたな〜ってそんな基本的な楽しみでさえ、達成できない可能性が出てきます。模様は好み以上の役割はないとすれば(実際に成長に影響しませんし)、鯉の選び方のポイントもずっと体形・質よりになりますし、それらの充実は育てて楽しい鯉へとつながります。

模様は各自の好み、これはほんとに楽しい鯉ライフを送るにあたってのキーワードになる事柄です。


私が買わない鯉。

ちなみに、私は即品品評会用の鯉は買いません〜。自分の好きな鯉のタイプは、「成長と共に徐々に綺麗になる、長く美しさを保つ鯉」なので、長持ちしないとわかっている鯉には手を出しません〜。

品評会の重点項目の一つは将来性よりも仕上がり具合を優先させる点、多くの場合、仕上がり具合の判断は緋の揚がり(真っ赤にする)になっている場合が多いです。

つまり、即品品評会用=真っ赤に緋を揚げている=鯉のピークは一生に一度=長持ちしない鯉、となります。がんばればそれを保つことは出来るかもしれませんが、それ以上に綺麗になることはないです。買ってすぐに出品して賞を狙うタイプの人には魅力的かも知れないけれど、私の方向性とは違うので買いません〜。

それだけのことです。超単純。鯉のピークは一生に一度。
「成長と共に徐々に綺麗になる、長く美しさを保つ鯉」を楽しむには無理がある鯉たちです。

即品品評会用の鯉は、大きく市場ニーズがあるのでたくさん売られていますし売れていきます。求めている人が多いということでしょうから、多数派ということになるのでしょう。どちらかといえば、鯉の飼育を楽しむ私が少数派となるかな。

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