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チャレンジ錦鯉稚魚飼育2007 卵から飼育を楽しもう。一粒の輝きから夢を。 |
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チャレンジ稚魚飼育シリーズも定番となって早3年目、今年は去年まで産卵でお世話になった私の鯉友達のKa1さんに変って、私が産卵にチャレンジするのでドキドキです。今年も多くの皆さんに応募いただきありがとうございました。
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卵からの飼育のPoint | ||||||||
○ 孵化後の育て方(お世話になっているKa1さんの場合です。)すべてにあてはまるかどうかは不明です。 水槽で毛子を育てることを前提としています。 準備、 卵を孵化させる容器(タライ)と、実際に育てる水槽(タライ)を分けておき、水槽(タライ)にはあらかじめ水をはって(濾過機もなし)、水槽表面(タライ表面)に小さな藻がつくようにしておきます。
卵の孵化とその直後。 卵が孵化した水は、残った未受精卵(真っ白になる)や卵のカラなどでどんどん腐ってきます。毛子がある程度ほぼ孵ったら(孵化後、毛子は底とか側面とかにくっついていますが、2〜3日で泳ぎ始めます)、毛子だけ網で掬って飼育水槽に移し変えます。とにかく孵化後一週間は毛子は強いですので、水の温度あわせ等はいりません。掬ってぽちゃんです。 孵化させるものはタライでも何でも良いです。孵化するまではきちんとエアレーションをしましょう。孵化して水槽に移したらエアレーションは緩めます。そうしないと毛子が水流でぐるんぐるんになってしまします。水温は25度以下にならないようにしておきます(望ましい)。 孵化して水槽に移したら。 水槽に移して14日間(2週間)はなにもあたえません。水槽についた藻をつついています。 こんな感じです。
2週間目から餌を与えていきます。餌は、1日3回、毛子の口に入るようなもの、卵の卵黄(ひとかけら少し目の細かい小さなタモあみで、水にこすように溶かします。軽くファ〜と水に溶ければそれで十分)、マッシュ(毛子用の人口餌、乳鉢等で粉にした餌でも十分)、ミジンコ(ミジンコの親はたべられませんが生まれてきた子をたべる)をあたえます。これらの餌を混ぜても与えても良いです。 虫眼鏡で拡大して観察すると、毛子がパクパク食べています。そのうち毛子は透き通ってみえるので、口から糞まで食べ物がつながっているような状態となります。それを1週間続けます。 3週間目から(孵化後、20前後) 冷凍赤虫をカッターで削ってあたえます。赤虫は削ったのをあげてみて食べるようならその後も与えていきます(食べないようならまだあとです)。食べられる分をみて量を増やして行きます。1週間ぐらいすれば、赤虫を削らなくてもつつきながら食べるようになってきます。あとは人工の鯉の餌が食べられるようになるまで赤虫をあげましょう。鯉の餌が食べられるようになっても、赤虫をあたえるのは大変よいです。 20日ぐらい立つとミジンコの親も口に入るようになります。 2005年の飼育初期の例(昭和三色) 5月22日(日)産卵。5月29日(日)黒子選別。
6月5日(日)の様子。 写真1 生後2週間の毛子の入った90cm水槽の様子。エアレーションも少ない。 写真2 生後2週間の毛子の拡大写真。メダカの子どもぐらいの大きさ。 写真3 ゆでた黄身を与えるための、普通のタモ(金魚とかをすくう四角い白い目の細かいネット)。タモにひとかけらのゆで卵を入れて、ネットを指で押さえるようにして、水の中に入れてもむ。ファーと白い煙がでたぐらいの感じで餌は十分。 写真4 ゆでた黄身を与えた直後の写真、黄色い円の中で煙がまっているように見えるのがゆでた黄身。90cm水槽の端ぐらいに煙がまったような状態。ほんと少ない印象をもちます。それでも育つのですからすごいですね。このぐらいでないと水質の悪化をまねいて全滅させてしまうのだと思います。 |