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錦鯉飼育日記 日々の記録 2007年9月1日-2007年12月31日(since 2003.1.31)


 
2007.12.31


もうすぐ今年も終わりです。私的には今年はあっという間に終わってしまった感じです。皆さんには今年もコイパークにおつきあいいただきましてありがとうございました。

今年よかったこと。
・産卵大成功。
・池での無駄なく上手な餌やり方法がわかったこと。
・薬をほぼ使わ無くてすんだこと。
・好きなタイプの鯉がそこそこカッコよく育ってきたこと。
・鯉を飼い始めてくれた人がいること。

反省点
・稚魚飼育大失敗!
・夏に餌をやりすぎた(食べさせすぎ)。
・HPの充実がはかれなかった。

鯉に関してはこんな感じかな〜って思います。
家では家族が増えたのが一番の大きな出来事で、これはとってもうれしかったです。ただ、そのため今年は毎日がてんやわんやになっちゃいました。

というわけです。
それでは来年ものんびりとよろしくお願いいたします。よいお年を!

2007.12.29


先日、白山養鯉場の野池に預けてあった白山紅白をとうとう自宅へもって帰ってきました〜。当時、野池揚がりの2才の中から目に止まって、その後、3才、4才、今年で5才の間ずーと野池に預けていました。今年で74cmになりました。模様も好きだったのですけど、側面から見たときにお腹から尾づつにかけてのラインが私のイメージする形に近いのも大好きなところです。人間でいうとヒップラインになるのかな〜!?

この鯉は、当才の冬だけは4tFRP水槽で加温飼育されていたはずですけど、その期間以外はほとんど野池ぐらしです。冬もほどんど野池暮らしなので、我家に先日もって帰ってきてからが事実上の泉水暮らしになります。野池暮らしが長かったので、自宅池に馴染んでくれるかどうか心配でしたが、今のところのんびり暮らしているようです。

車から自宅池まで鯉と水の入ったビニール袋ごと持って歩いたのですが、とにかく重たかったです。手伝ってくれる人はいないし、落とすわけにもいかないし、足腰がカクカクしていました。カクカクしながら池にたどり着いて、池に合流させ、まず最初に感じたこと、うちの池には(鯉が)デカすぎた!です。ちょっと予想外の展開でしたが、そのうち見慣れるかな・・・!?。うちだと70cmぐらいがちょうど見栄えがいい感じがします。


白山紅白2才 54cm

というわけで、野池預けの鯉がいなくなったため、新たに一匹預かってもらうことにしました。それが左の紅白さんです。この前、販売していた鯉の中の一匹なのですが、左肩のバラつきが気になる人が多かったのか、売れ残ってしまっていたため私が買いました。

私なんかは肩口の日のマイナス面を差し引いても、鯉の価値からいうとずいぶん安かったと思うんですけど、評価は人それぞれでしょう。とにかく、野池見学に行ったときに、自分の鯉が一匹でもいるのといないのでは、見学の楽しみが全然違いますので、この鯉でまた数年楽しめたらな〜って思っています。

70cmを越えたら、自宅へ引き取ろうかと思っています〜。面白いのは顔の形が、この前、我家に来た愛称ケロヨン(大山養魚場産紅白)とよく似ているところです。紅質はタイプが異なっています。どちらも血筋は阪井センスケですけど、左の鯉はローズ系で、ケロヨンはカトウ紅白系で流れが違いますから、紅の風味はそのあたりから影響を受けている印象です。

ケロヨンはカトウ紅白の中でもフジコの紅明るさ・柔らかさを引き継いでいる鯉が親となっていて、かつその雰囲気を引きついでいるので、紅が柔らかいです。鯉をみながら血筋の雰囲気をたどるのも楽しいですね。

2007.12.26


年が明けたらお正月!、お正月と言えば一年の始まりのとっても楽しいイベント鯉の売り出しということで、フィッシュランドと白山養鯉場の売り出しの日時が決まりました。


お正月用当才

白山養鯉場は1月2日の朝8時からスタート。秋からお正月の販売用として育てている自家産当才の紅白、昭和、大正三色が初売りされます〜。今年は質を保ちつつ模様がよく出ているのでとても楽しみな状態となっています。
左写真はお正月用の当才の群泳です。自然色がとても綺麗ですね〜。ジャンボにチャレンジするもよし、模様がいいのも多いので模様を生かしたサイズで育てるもよし、育てる側の思いのままって感じです。お正月用当才は1月2日が解禁なので、1月3日以降も購入することが出来ます。全数見てから購入したい場合は1月2日の朝一番がオススメですね。

フィッシュランドは1月2日の正午から、1月3日、4日と売出しです。
フィシュランド自家産当才の昭和(パール系)、五色、浅黄の販売。
1月2日限定、広島 大山(おおやま)養魚場の自家産大正三色当才。
1月2日限定、広島 谷口養鯉場の自家産紅白当才。
埼玉 栗原養鯉場産の銀鱗三色、銀鱗紅白、大和錦、菊水、秋水などのバラエティーにとんだ品種がいろいろ。
の予定のようです。

1月2日当日は広島から大山養魚場の大山さんと谷口養鯉場の谷口さんが鯉をもってやってくるそうです。それもあって正午からが売り出しになったようで、しかも当日には広島へ帰ってしまうため1月2日限定販売のようです。大山さんは5年ぶりに大正三色当才をつれてやってきます。前に大山大正三色当才を私が見たのは5年前か〜って思うと自分が歳をとるのが分かります(その間に私は2人の子どもの父親になりましたもんね)。

私は面識がありませんが谷口養鯉場の谷口さんは今年から独立されたようで(話はどこかで小耳に挟んだ気がしたのですけど・・思い違いかも知れませんが)、立鯉志向の方でもあり大山養魚場の大山さんとは仲がよいそうです。フィッシュランドの責任者さん自身も以前から知っている方のようで、頑張って鯉を作っていると話していました。まだ若いそうだし実力もあるそうなので、ぜひ頑張って欲しいな〜って思います。大山さんと仲がよいとなると、きっと面白い人のような気がするので、そういう面でも期待大です。

そんなわけで、初売りは2日の日にイベントが重なってしまったので、例年2日のお昼頃に白山の売り出しに出かけていたのを早めて、朝一から白山の売り出しに出かけて、昼からフィッシュランドへお邪魔しようと思っています。移動が大変だけれども楽しい一日となりそうです。るんるん〜。


2007.12.25


クリスマスもほぼ終わって、次はいよいよ正月ですね。

毎日たのしく拝見している室生養鯉場さんのHPでずいぶん褒めていただいてありました。コイパークは愛好家を増やすための目的をもって作り続けているのは確かなのですが、現実的は何の力にもなっていない気もするので、お恥ずかしいかぎりというか、頑張りが足らないというか、もっと何かの役に立つように精進しないとな〜思います。

自分の感覚では、鯉って全然売れていないと思うし、その原因は愛好家の少なさだと思うし、愛好家の少ない原因はいろいろ思いつくので、それらを解消していけばきっと愛好家は徐々に増えるだろうと考えてます。ただ1ついえるのは、何もせずに愛好家が増えることはないだろうということです。当然、人にはそれぞれにできる範囲というものがありますので、私は私なりにできることをコツコツするだけです。

例えば品評会が行われとき、運営側の出品者はどんな鯉を持っていくか、会場で鯉が傷むといけないから手持ちのいい鯉はもっていかない、そんなことでは愛好家は増えません。運営側に愛好家を増やす気があるならそれこそ手持ちの一番いい鯉を持っていくのが行動というものです。

今、これまでの歴史を振り返ると鯉が売れないのは当たり前のことなので、当たり前のことを嘆くよりも愛好家が増えるように努力した方がポジティブですしね。鯉に限って言えば、一軒がすべての市場を掌握する時代から、一軒ずつは小さくともそれぞれの長所を活かして相互連携していく時代へ入ってきているかな〜って感じます。ただ、連携といっても基本的な考えは一致しているもの同士でないと空中分解するので注意が必要です。

 

2007.12.24


今日はクリスマスイブ、みなさんいかがお過ごしですか。こんな日にHPを更新しても誰も見ている人はいなさそうだけど、妻と子が年末で実家に帰ってしまって私はクリスマスパーティーなしのため更新しちゃいました。ケーキも食べそこなっちゃいました〜。

クリスマスは日本にしっかり根付いて、我家のあたりでも電飾の家が増えてきている感じだし、イルミネーション祭りとパーティーがセットになった独自イベントになってきています。私もなんかプレゼントがもらえないかな〜。

さて、メイン池の水質がとてもよいため鯉たちのテリがよくでていて艶々になっています。井戸水の注水もあるのですが、やはり池を作って3回目の冬を向かえている分、冬の水の出来が早くなってきているのかな〜って感じています。この状態なら、来年の春もマゾテン、デミリンの消毒無しでいけそうです。うまくいけば、今年の春も消毒していませんので、2年間消毒なしになりますね。

池を作って3回目の春で、そのうち一年目を除く2年間消毒無しで行けたら、なかなかいいんじゃないのかな〜って思います。水さえしっかりしていたら、鯉なんてほんとに強いもので、病気にもほとんどならないし薬いらずです。日ごろから薬を使わないからか、調子を落としても塩で回復しちゃうし、鯉って育てやすいな〜って思いますね。飼育一年目はボコボコ死なしていたけど、今振り返ると不思議で不思議で状態なんですが、結局のところ当時は水がうまく作れていなかったのだと思います。

そんな感じですけど、当才の眠り病だけはかかることがポツポツあります。症状の程度はさまざまで早期発見すればそれこそ塩水浴3日で完全回復のときもあるし、発見が遅いときは泳ぎに力がでるまでに2週間ぐらいかかることもあります。同じところからきた当才たちでも、数が多いため二つの水槽に分けて飼育していたりすると、片方は眠りになって、片方はならなかったり(症状がでない)、ストレスの大小によるものか、ばらつきが多いです。眠り病が世の中からなくなることは難しいと思われるので、これだけ早期発見できるようにだけしておくことが出来たら、水質を保つだけで鯉の病気対策はほとんど終わりな気がします。

鯉を初めて飼い始めた後、薬の使用量がほとんど無くなったら、鯉の飼育が上達してきたといえるスタートラインに立つことになるのかな〜って思います。

 

2007.12.23


九紋竜


昨日は鯉友達と久しぶりの再会、やっぱりとっても楽しかったです。

今日は久しぶりにメイン池の水温を計ってみたら12℃ありました。井戸水を注水し続けているので、明け方の冷え込みが抑えられているからではないかな〜と思っています。井戸水さまさまですね。水温は12℃ありますけど餌は切ったままです。あげられなくはないんですけど、屋根がないので、雨が降ったりとか、急な寒波とか、そういう場合に対処できなくなっちゃいます。一旦調子を崩させると水温12℃では元に戻すのが大変ですしね。それなら予防的処置も含めて餌切りです。

左の写真は明け2才のときにKa1さんから譲ってもらった九紋竜です。肌が真っ白白になりました。九紋竜の肌は青みが混ざっているので、白は白でもキリっとした色温度の高い感じの色です。肌の感じは好きなのですが、惜しむべきは後半の伸びが出なかったので、スラリとした感じがなくなっちゃったところでしょうか(Ka1さん宅の九紋竜は問題ないので、私の選び方の問題ですね)。

火曜日には、メイン池にいる鯉たちの中からm来シーズンも飼育する鯉を選ぼうと思っているので、こういったタイプをどうしようかな〜ってすごく悩みます。池が大きかったら絶対残していますけど、限られたスペースしかないのでトータル20匹とすると、20匹圏内には当落上かな〜って状態です。またそのとき考えよう・・。

いますぐ頭に浮ぶ特にお気に入りの鯉だけでも、白山産昭和1匹、大正三色2匹、フィッシュランド産カトウ系紅白、大助系紅白、紅花系紅白、Ka1産黄金、大山産大正三色、大山産紅白(愛称 ケロヨン)、パール昭和、で10匹はいるもんな〜。これらを中心にして、今いる小さ目の子たちが育ってきたときに、互いの将来性を見比べてみて、場合によっては入替をしていくことが、メイン池のレベルをあげていくことの近道な気がします。誰が見てもわぁ〜綺麗っていう池にしたいですしね。

ついでにそのとき、オス鯉もFRPに移そうかと思っています。ほんとはオス鯉もしっかり育ててあげたいのですけど、やっぱりこれも数の関係で厳しいかな〜って感じです。特に現時点では、オス鯉は産卵ペア用に確保している意味合いが強いので、大きさやボリューム感よりも健康でいてくれれば(産卵ペア時に問題がないので)OKって状態です。

メイン池にメス鯉がいる以上、メスを中心に考えざるを得ないので、泣く泣くオスはFRPに移すしかないかな〜って状態です。大きさ的にFRPでは飼育が苦しそうな大きさまで育っちゃった子は、知人宅に預かってもらおうかと考えています。

いつも言っているけど、オス用の池が欲しいな〜。


2007.12.21


2年前

今年


明日は鯉友達と久しぶりに出会います。 約一年ぶりぐらいなので、とっても楽しみです。鯉って話が尽きないし、特に同じ路線系の鯉友達と話をするときは、より盛り上がります〜。私の路線というのは大きなジャンルでいえばジャンボ系に入りますが、ジャンボだけでもダメなので、ツヤがあって均整の取れたジャンボ好きにあたります。ツヤのないジャンボの鯉であれば、ツヤのある70cmぐらいの鯉の方がずっとずっと好きです〜。

左の写真は、二年前に池を作ったときに鯉友達にもらった昭和です。当時57cmでしたけど今年は61cmになっていました。年齢的には大人になってきました(8才かな)。我家にいるもっとも年上の鯉になります。大人の年齢に入ってきたので、すこしずつ身がついて幅が出てきました。

写真が上手く撮れていないけれど、実際には綺麗なラインをしています。この鯉が我家に来たときには、大きな部類でしたけど、あれから2年たって、その当時小さかった子たちもずいぶん追いついてきました。昔は後を追いかけるように泳いでいた感じでしたけど、今では仲良く泳いでいる感じです。その子たちに大きさは負けちゃうと思うけれど、先輩鯉さんとして池の中をリードしていってもらいたいなって思います。

この子に関しては、今のところ崩れそうな雰囲気がまるでないので、安心してみていられます。中心線がしっかりしている鯉は気持ちがいい。実にそう思います。

中心線がしっかりしているのと、あと不必要に肩口のコブが盛り上がっていないのもラインの流れの側線美をうまく後押ししてくれています。昭和は血筋が少ないので今となっては仕方がないのかもしれませんが肩のコブが盛り上がりすぎるタイプが多いので、そうじゃないのを探すのはなかなか難しいですよね。

幸い、自分の一番好きな品種の紅白では、まだまだ肩口のコブが気にならない鯉たちがまあまあいるので(そうじゃないのがずいぶん増えてきましたが)、助かっています。私的にはコブがないほうがうれしいですけど、生き物は改良しちゃうと元に戻せないから、(今からなくすのは)今では限りなく難しいことだと思うのでずいぶんと諦めています。頭の入り、側面の流れ、それらのすべてになだらかな流線型があるのが理想中の理想です。

たいていの物は形の美しさがあってこそ、その上にのるデザイン(模様)がいきると思うんですよね〜。なんか話がそれちゃいました(笑)。

 

 

2007.12.19


パール昭和 28cm


37cm


パール昭和 27cm 春


36cm


今日は暖かかったので、今年の4月終わりに我家に合流したパール昭和の写真を撮ってみました。2匹ともちょうど9cmずつ伸びていました。上の鯉は下墨のあったところに墨がカチッと浮いた感じで、下の鯉は墨はまだまだこれからって感じです。2匹とも成長して、春には紅に墨が混じった感じで色が濁っていましたが、濁りが取れて紅色が澄みました。まだまだ子どもの鯉ですけれど少しずつ綺麗になってきました。

下の子は頭の丸天を擦りむいて、丸天がドーナツ模様になってしまいました。愛称をドーナツにしようかな〜。肌もとっても綺麗だし、将来が楽しみです。ただ、この子は臆病なのか、今シーズンほとんど池の中で見かけなかったので、食べ負けないかだけが心配です。全然みかけなかったけど、きちんと伸びているので、成長力はそれなりにあるのかもしれません。そう、低燃費鯉さんなのかもです。

ワンシーズンたって見比べるのは楽しいですね!。

2007.12.18


私自身の持ち鯉はひじょうに見た目が似ている子たちがおおいので、群泳で泳いでいたりすると特定の子を探すのに少し時間がかかったりします。この前入った新入りの大山紅白を、うちの親父さんに説明しようと思って鯉を探したら小さい池なのになかなか見つかりませんでした。目の前を泳いでいるのに以前からいる鯉と勘違いして気がつかなかったりとかね。我ながら、池の中に似た鯉ばかり(緋盤がとっても多い)いるので見れば趣向がバレバレで笑けてきます。

話変わって、今月の新入りの大山紅白だけは、購入時点ですでに愛称があったので、我家でもそれを引き継いでいこうと思っています。愛称はケロヨンって言うのですが、目がカエルみたいなのでケロってついているのだと思います。ヨンはなんだろう!?。ケロヨンはなかなか可愛いいのでお気に入りで、もし上手く育ってくれたらメス親にでもしようかな〜って思っています。カトウ紅白系紅白なので、紅花系・大助系紅白とは相性がよいようですし、ちょうど我家には紅花系・大助系紅白共にオスがいるので、それらで親鯉セットにしてもいいかな〜ってところです。そういう夢も含めて楽しみです。

ただいま冬の飼育中ですが、我家は野外池・FRPは例年自然越冬、水槽部屋の当才たちは16℃加温飼育をここ数年続けています。16℃だと少なく餌をあげて少しは成長するぐらいの状態で越冬です(秋と一冬越した大きさがそんなに変わりません)。加温をやめて当才の自然越冬も出来なくはないけれど、それだと楽に越冬させているというのともちょっと違うので、楽に飼育できるギリギリの水温と光熱費の兼ね合いから16℃で飼っています。16℃だと毎日餌もあげられますので元気一杯です。餌も少しで十分です。

16℃飼育を始めた当時は光熱費は少しでも安くしたい〜っていうケチ臭い面からのスタートでもあったわけですけど、最近は地球環境に優しい飼い方なんでは?と思うようになりました。というか完全にエコ飼育だと思っています。鯉を普通に飼育するにあたって、冬に加温して鯉をどんどん成長させることのメリットってなんだろうということです。

べつに冬に成長させなくても、春以降、暖かい季節がきたら鯉は勝手に大きくなっていくし、加温することと将来性とは別になんにも関係ないし(生まれた素質は水温ではそうそう変わらないはず)、成長するから楽しいというメンタル面でのメリット以外に大きなメリットはたぶんないんじゃないかな〜って感じています。楽しさを少しだけ我慢して、その分を地球環境に優しくする、これも素適なことなんじゃないかな〜って思います。

ジャンボ当才が良く売れる(今はジャンボ当才でないと売れないが正しい表現かも??)から、どんどん燃料を焚いて大きくするのが昨今の主流(鯉は冬でもどんどん成長する魚であると勘違いする人がでてくるのではと心配になるぐらい主流)ですけど、早く大きくすることで鯉の将来性向上(もって生まれた力が増幅される)につながっているのであれば、それも完全な無駄ではないかもしれません。正直、将来性との関係はほとんど何にもないはずなので実際には燃料だけが浪費されて地球から減っているの状態と同じだと思われます。そういうのって、ちょと寂しいかな〜って気がしています。鯉もなるだけ地球に優しくあってほしいですね。日本だと鯉は冬でも加温しない・高水温がいらないところが利点なので、そういう熱帯魚でない点をもっとプラスに生かしたいです。熱帯魚でないところは大きな魅力だと思います。

明け2才で野池立てする鯉は仕方がない面も大きいですか、それ以外で販売される鯉はどんどん成長するほど加温してもらわなくてもよいかな〜っていうのが私の個人的な思いです。加温すれば経費もかかるし、その経費はどうなるかといえば、鯉代に上乗せされるだけだし(鯉の値段があがる)、そういう鯉を受け入れようと思ったら受け入れるだけの設備を用意して自宅でも加温飼育をしないとだいぶ危険だし、そうすれば日ごろの維持費もかかるし、そこまでしても将来性はなんら変わらないという虚しさ・・・、そういう状況ってつかえるお金が増えないのであれば、鯉を買いひかえて収支を合わせざるをえないので、好きな鯉を買いづらくなっちゃうだけのような気がしています。しかも地球環境にも悪いし、何とも良いことが少ない気がします。

 

2007.12.16


今日は陽射しは出ていましたが、風は冷たい一日でした。外のFRP水槽の鯉たちが頑張って藻をかじりまくってしました。鯉が藻をかじっても、藻も頑張って生えてくるので餌いらずって感じでありがたいですね。


紅白 46cm


左の鯉さんは、去年の餌やりの失敗の影響をモロに受けて全然成長させてあげられなった紅白です。本来なら去年にこのサイズになっていてもよかったのですが、かわいそうなことをしてしまいました。

この鯉の場合、体の形が好きなので、しばらく飼育してみようと考えています。正面からの写真なので側面が写っていませんが、お腹から尾筒にかけてのラインが素適だったりします。このあたりの雰囲気というのは自分の好みでもある訳なので、雰囲気が好きな鯉というのは、たとえ作り手が違ったとしても似たようなラインをもっていたりします。

来年は10cmぐらい伸びて欲しいな〜。どうだろ??

模様的にはもうちょっと大柄なほうが良いのですけど、まあ、大きくなれば白地で見せる紅白になるということで、それはそれでよしということにしよう。大きくなって紅と白地のバランスがよくなるためには、小さい頃は思いのほか白地が少なかったりします。


2007.12.15


12月というのは、なにかとバタバタしてしまう月です。あっという間に半月が過ぎたので、次にあって気がついたときには大晦日みたいな気がしています。

鯉の年齢を調べるのに、過去の日記を見ていたら、コイパークの初期の頃は鯉の病気とずいぶん闘っていたな〜って感じでした。今思えばなんとも不思議な感じです。今でも調子を崩すことはありますけど、滅多にないし、あったとしても塩だけでまずOKです。

鯉って続けていると(奥は深いんですが)手間隙はかからなくなってきますね。手を抜くという意味ではないですが慣れというのも鯉に余計なストレスを与えなくてよいのかもしれないです。手間をかけている気がしない今の方が、手間をかけていた昔よりも鯉が元気なので、今までを振り返ると少し笑えてきます。昔はいろいろ試していた水質浄化剤とか、そんなのなんにも使っていない今の方が鯉が元気なわけですから、、、(笑)。


昭和 50cm


左の鯉さんは、ずーとチャレンジ飼育コンテストに出している昭和です。ずいぶん長く飼っている鯉で、我家で今飼っているこ鯉の中では最古参にあたります。FRP水槽暮らしが長い子ですね。去年、今年は池で暮らしていました。

毎年、ちょっとずつ墨が出てきて墨同士がだんだんとつながってきました。こういうところは昭和って面白い品種だな〜と思います。

メイン池の水量の関係上、オス鯉たちはあまり大きく伸ばすつもりはないので、来年からはオスはFRP水槽に移ってもらおうかな〜って計画中です。そうやって少しでもメイン池の過密ぶりを緩和しないと、、、。

私はオス鯉も好きなので、オスもじっくり飼い込んでみたいのですが、入れる器がないというのは寂しいですね。現状ではオス親に出来そうな子を最小限に残して暮らしてもらうしか仕方がありません。10t池がもう1個欲しい〜。

2007.12.14


12月も半ばになってきました〜。そろそろ年末が近づいてきましたので、チャレンジ飼育コンテストやチャレンジ昭和飼育コンテストに参加されている方で写真が投稿できそうな方はぜひよろしくお願いします。



昭和 42cm


私自身の今年のチャレンジシリーズは、チャレンジ昭和コンテストが早々と脱落(同じ水槽にいた大きい鯉にかじられたキズが致命傷)、チャレンジ稚魚コンテストも早々と脱落(雨による水温低下が致命傷)と何とも情けない状態となっています。チャレンジ飼育コンテストは元気に暮らしてくれたので、近々結果を投稿しておこうと思っています。

左写真は、一昨年のチャレンジ昭和コンテスト2006の鯉さんです。今年42cmだったので7cmほど伸びたのかな。この先どうなるかは分かりませんが、今年の雰囲気だと伸びよりも横に身がつく感じだったので、このまま、まるまるってなっちゃうかもしれません〜。左右の赤と黒のコントラストが綺麗になってきました。

この子のオス親も、一昨年からのパール昭和のオス親も、みんな大山(おおやま)養魚場にいる同一のオス鯉(竹田産)なのですが、メス親が違えど子どもたちがオス親の雰囲気を引き継ぐので、すごいオス親だな〜って毎年感心します。ほんと表彰もんですね。

2007.12.12


ここのところ忙しく、それもあっていまいち風邪が抜けない日々が続いています。

そういえば清水寺恒例の今年の感じが”偽”に決定しました。以前、この日記で予想したとおりになってしまいました。何とも嫌な世の中になったものです。世の中、偽だらけって感じですね。これだけ偽が蔓延しているなかで、鯉だけ清い世界ということはありえないと思うので、だまされたくない方は日ごろから注意が必要です。説明書き(年齢、性別、生産者、親鯉などなど)よりも実物の鯉を見たときに感じる雰囲気を大事にすることが大切です。腐ったものを食べたときに、舌が感じる味を信じるか、書かれている消費期限の日にちを信じか、どちらを信じるかみたいな感じです。人間の感じる力って意外と素直です。感じる力を邪魔するのが大抵知識です。

さて、久しぶりにメイン池のエアーを止めて眺めていたら、先日、我家に合流した大山(おおやま)産カトウ紅白系紅白3才が一番まるまるしていることに気がつきました。今年は我家の鯉たちもずいぶん太ったな〜って思っていたのですが、まだ太りが足らなかった感じです。今年は秋が暖かかったですので、10月ぐらいになってから目に見えて鯉が太ってきていたのですが、こんなペースで大丈夫なのかな〜って弱気になった分、どうも丸さが足らなかったです。来年は鯉の数も減らして、夏場と終盤の餌やりも改善していきたいと思います。

この前、鯉友達のジャンボ好きKさんに餌やりの話を聞いたら、今年は咲きひかり4袋ぐらいしかあげていないとのことでした。確かに鯉の数は少なめに飼ってみえますが、総魚体重にしたら密飼いで鯉の多い我が家の方が負けているような気がします。しかも、例年以上に今年は鯉たちが良く育ったとのことだったので、低燃費というか実に飼育者思いの鯉たちだな〜って思います。

今年、学んだことはよい鯉は思ったほど餌がいらないということです。ほんと低燃費です。

2007.12.10


今日はフィッシュランドの年内最後の売り出しに行ってきました。今日は主に先週の木曜日に池揚げされた2歳以上、メイン池で飼育した2歳以上の販売です。別に今日しか売っていないというわけでなくて、いつでも売っているのですが、売り出しをたまに設けたほうが同じ日に見える方が増えてお客さん同士の交流が進むかな〜というわけで行っている感じです。

今回、展示鯉を見ていたら、一番安いマスにいい雰囲気の鯉を発見!、話を聞いてみると野池でけがをした一箇所の鱗が不揃いになっているようで、安く放出ということでした。怪我をした鯉には申し訳ないけれど、私的にはやったー掘り出し鯉だーってことで即購入してきました。キズのある鯉とキズのない鯉が同じ値段だったら嫌ですが、キズがある分安いので問題ないし、キズがなければ私には手が届かないだろう鯉が、私の手に届くようになっちゃうのですからほんとに助かります。

この前、カメの話で聞いたのですが、甲羅にゆがみやズレがあったりすると、まず売れなくなっちゃうのが日本市場の特徴らしいです(海外はそんなことはないそうです)。売れないというのは値引がなくて売れないのではなくて、値段を引いても売れないのだそうです。結局、キズ分の価値がなくなるのではなくて、価値そのものがなくなっちゃうのでしょうね。普通に生きているだけでは価値がないわけですから、命の値段はタダみたいなものです。

この話を聞いて、なんとなく寂しい思いになっちゃったんですが、工業製品相手ではないのですから、もうちょっと寛大に生き物に接してあげたらよいのに〜って感じです。生き物を飼うというのは置物を所有するというのとは意味が違うと思うんですよね。傷はないほうがよいですが、キズがあるのも生きている証ですよ。

というわけで、紅白を一匹購入してきたのですが、てっきりフィッシュランドの自家産かと思ったら、大山養魚場産の3才でした。よく考えてみれば、私が去年大山養魚場へ鯉見学へ行ったときに2才で見せてもらった鯉たちの中の一匹でした。血筋的には大山さんが手に入れてきたカトウ紅白メスに、フィッシュランドが一番最初に作った自家産紅白の中から出来たナイスなオスのペアから出来ています。カトウ紅白は丸山紅白のメスと阪井フジコの子になるオスから生まれているときの子なので、今日購入してきた紅白(大山紅白)から見るとフジコは曾お爺さんにあたります。

   フジコ♀--?♂       ローズ♀--?♂
        |                |
丸山♀--フジコ系♂     ローズ系♀--大日♂
     |                   |
  カトウ紅白♀------------フィッシュランド紅白♂(今は亡き愛称 ドーナツが生まれた時の同腹)
              |
            大山紅白(2005年うまれ)

去年、とってもお気に入りだった大山養魚場産カトウ紅白系の一匹が、我家にたどり着くとは思いもよりませんでした。こういうのが運命というのかなってちょっと思います。

 

2007.12.8


白山大正三色
4才 59cm


白山大正三色
4才 56cm


風邪が少々ぶり返してきました。体調がいまいちだと鯉たちのことも最低限しかできないのでつまりません。なんでも元気が一番です。

今日の鯉さんは白山養鯉場の大正三色です。上の鯉は池を作ったときに我家に明け2才としてやってきました。来たときから大きめだったと思います。コツコツ伸びて59cmになりました。去年までの餌のやり方が下手だったので、今年みたいにうまくやれていたら60cmは越えていたのに〜って思うとちょっと残念です。2才で46cm、3才で51cm、4才で59cmときています。

少し風格も出てきて綺麗になってきました。白山鯉の大きな特徴の肌の良さがこの子にも生かされていて白地がとても綺麗です。

下の鯉も白山養鯉場の大正三色です。この子も明け2才でやってきました。上の子は当才時の冬に加温飼育されていたと思ったのですが、こちらは加温飼育されていなかったと思います。たぶん2才時に30cm台半ば弱、3才で45cm、4才で56cmときています。5才で64cm、6才で70cmになったらうれしいですけど、我家の環境では難しいな〜。実際には5歳で61cm、6才66cm、7歳70cmぐらいかな〜。

我家オンリー飼育の場合は7歳70cmぐらいが基準でしょうね。そんな気がします。早くにして大きくなれば大きい姿を長く楽しめる利点もありますけど、それについてこれるのは特定の鯉だけなので、それにはついていけない鯉をのんびり伸ばして大きくするのもよいかな〜と思います。実際、抜けた鯉以外では、ついていけない鯉の方が質が高いことが多いので、コツコツ育てざるをえないというか、コツコツいかないと鯉が残りません。

話は戻りますけどやっぱり細めの鯉(細いだけではダメですが・・・)が伸びやすいのは確かです。来年は上の鯉を追い越しているかもしれませんね。こちらもやっと見栄えがよくなりつつあります。まだまだ悪いですけど(笑)


2007.12.7

伊佐昭和3才
(2005年うまれ)


今日は少し風邪も抜けてきたので、予定通りフィッシュランドへ売り出しで購入した伊佐昭和3才を引き取りに行ってきました〜。

小ぶりな3才なのですが、紅が大変良いです。私の大好きなねっとりした感じがよく出ています。じっくり育てていきたいな〜って感じですね。体もデブデブにもならなさそうだし、上手く育てばお気に入りの鯉になるかも!

昨日はフィッシュランドの池揚げの日だったのですすが、私は用事で参加することが出来ませんでした(不参加ははじめてじゃないかな〜)。揚がってきた鯉を見せてもらうのと、話を聞かせてもらうだけでしたが、今年の揚がりは残念な感じでした。また来年ですね。去年までは水質もよかったし、揚がりもいい感じだったし、去年と今年で環境の差がどこにあるのかいまいち分からないから、ほんと不思議です。今年の夏はほんとに暑かったけれど。

さて、話変わって、我家のメイン池を見ていると、ひじょうに調子よく育っているのと、許容量を越えてブクブク肥満になってしまうのが出ました。一部の子にとっては餌が過剰すぎたかな〜って感じです。ご存知のとおり私自身が飼育しているマイ鯉たちは、トップ周りの子たちとは違うので、(無理が利きませんので)無理をさせると素質をつぶす可能性が高いです。

以前は、少々無理させて、それでも残った鯉たちを残そうと考えていましたが(スパルタ方式?)、私自身が年を取った分、大人になったのか、近頃は無理をさせずにコツコツ伸ばして飼育年数を稼ぐことで大きくしようと考えています(コツコツ方式?)。

一気に伸ばすよりも、コツコツ伸ばした方が体にゆがみが出にくいので、マイ鯉の実力に合った飼育方法をとっていくようにします。なので○才で○○cmになったかということに一喜一憂することはやめました。我家の伸び率でよいです。記録程度にはとりますけれど、あくまで記録です。よく伸びる方がうれしいですけど、その分、体形を崩すリスクも高まるわけで、このあたりは微妙なところです。若いうちにグーーーと伸びてそ後、ちょこちょこ伸びるよりも、毎年3cm成長ぐらいをコンスタントに続ける鯉で池を満たしたいです!。グーと伸びたときの喜びは前者の方が大きいと思うのですが、飼育年数分の喜びを足し算したら後者の方が喜びが大きそうです。

 

 

2007.12.5
今日は陽が差していたので、メイン池の水温が13℃まで上昇していました。シーズンオフの餌切り中のため、メイン池は水が透き透きです。シーズン中、餌をあげるために透明度がいまいち悪かったのがまるでウソみたいな状態です。


パール昭和 49cm
2007.4.13


パール昭和 55cm
2007.12.1



さて、今日の写真はフィッシュランド・大山養魚場共同作出のパール昭和です。去年、はじめて2才で売りに出された初腹の子(2005年生まれ)を購入しました(初腹は当才販売なし)。

私が買えるぐらいの価格帯ですから、販売の中でも一番低価格だったわけですが、それでも雰囲気がとっても好きでした。今年、我家で育てていたわけですが、餌さやりのときもあんまり姿を見せないし、調子でも悪いのかとずいぶん心配していましたが、元気に暮らしていてくれたようです。

同腹兄弟たちと比べて購入時点で小さかったし、今年の餌やりの風景を見ていてもバクバク食べに来る性格のタイプではない様なので、伸びとしてはシーズン6cmと少ない感じでしたが、元気でいてくれたことが何よりうれしかったです。しかし、考えてみると餌を食べているところをほとんど見たことがないのに伸びているということはエネルギー吸収力的には高効率かもしれません。

写真で見比べると墨の雰囲気はほとんど変化がありませんが、体の後半に身が入っている感じです。長く楽しみたい一匹なので、あと10年ぐらいはピカピカでいて欲しいな〜って思います。10才まではあと7年、年に3cmの伸びでも76cmになってしまいます。体形さえ崩さず育ってくれたらパールの端くれとはいえ中々立派になっているんじゃないかな〜って想像しては楽しんでいます。

 

2007.12.4
昨日の雨でメイン池の水温は急降下、11℃になってしまいました。11℃になると鯉たちの動きがずいぶん鈍くなってきます。気温の変化からか私の方は、昨日から鼻水ずるーずるー状態。むちゃ鼻声でまた風邪を引いてしまいました〜って感じです。インフルエンザも流行ってきたようで、ごらんの皆さんも風邪やインフルエンザにはぜひご注意ください。


Ka1さん紅白
52cm @

フィッシュランド紅白
46cm A

フィッシュランド紅白
41cm B

フィッシュランド紅白
44cm C
 

今日の写真は我家にいる一本緋軍団です〜。私は一本緋な鯉が大好きなんですけれど、一番の理由は一本緋は紅質が良いということです。切れ間のある模様の紅質では一本緋の紅質にはかなわないので、模様云々の前に紅質にこだわればこだわるほど必然的に一本緋に行き着いてしまいます。

紅質がいまいちの産卵腹では、当然一本緋模様でも全然ダメですが、紅質の良い産卵腹で、かつ一本緋であれば無敵級ですね。模様を優先するか、紅質を優先するかは各自の好みですけれど、私の場合は紅質を優先していますので、家に一本緋タイプの鯉が増えてきます。模様と紅質のバランスがとれたところがあるといいのですが、模様もあって紅質もそこそこの鯉だと、一本緋で紅質が良い鯉の紅質から比べると、紅質がずいぶん落ちるというのが現実ですし、私の目はそのようにとらえています。

今回の4匹だとAとCは似た紅質ですけれど、@、AとC、Bは紅質が異なっており、そのことはこの写真を見ても明らかです(写真にもきちんと写りこんできますよね)。この子たちは当初水槽で飼っていた子たちなので、大きさ的には同時期に生まれた他の兄弟鯉たちからみるとミニミニ状態ですが、紅質や体の形はきちんと受け継いでいます。

一番好きな紅質はCで、顔の形もCが好きでしたが、今年どうも食べ過ぎたようで残念ながらメタボリックになりすぎたため、そのうち離脱になる気がします。Cなんかは紅が濃厚でありつつ、紅の下に金紙が敷かれているかのように輝いています。というわけでCをのぞく、とりあえずしばらく残りそうな@、A、Bの中での話しだと、紅質はA、体の長さは@、模様がBです。一匹ですべてを満たすのは至難の技です。紅質的には@、A、Bどれもタイプが違いますが、オレンジではなく、まっかっかではなく、光を完全に反射するのではなく、一旦内側に光を閉じ込めた後に再放出する雰囲気は共通しています。どの鯉も今だからこそ赤色に見えますが、当才のときなんかはオレンジ以上に薄いオレンジ色って感じでした。

模様でいうとBはめちゃくちゃ好きでたまらないタイプです。当才の時は左右の切れ込みが(上から見ている分には)ほとんど分からない状態でしたけど、予想通り徐々に切れ込みがよいアクセントになってきました。この鯉がもっと大きくなると、切れ込みの(見た目の)面積も増えて、紅模様がうねってきます。大海原であったり、大河の流れであったり、早い動きではないけれど、実は大きな動きがそこにあって、こちらに自然の力を示すような迫力のような感じです。こういうタイプはいつまで経っても見飽きませんし、見ていると時間を忘れます。

鯉は存在感を楽しむ要素も大切なので、模様の雰囲気が個別にもつ鯉の雰囲気とマッチしていると、無言で見るものに多くのこと伝えてくれる気がしています。よい鯉に説明の言葉はいらないとはよくいいますが、説明されなくても心に直接伝わるものがあるのだと思います。

シンプルイズベスト、一本緋鯉にぴったり当てはまる言葉です。

 

2007.12.2


今日も普通に暖かい一日でした。暖かい日が続くので外で何かをするにはありがたいですよね〜。

さて、私的には修理を完了したつもりでいる水槽部屋の大型アクリル水槽(約1t)に水を満タンに張ってみました。張った感じでは水漏れが止まっているようなのですが、念のため1、2日様子をみたいと思っています。うまくいったらポンプをつけて稼動を開始してみる予定です。

外の当才たちもほぼ問題ないぐらいに調子が戻ったのですが、本格的な冬が来るまでに早く室内に移さねば〜って焦っています。野外でも越冬できますけど、室内で15℃ぐらいの越冬の方がやっぱり楽です。越冬保温だったら14℃〜16℃、加温飼育だったら20〜25℃ぐらいでしょうか。水槽が少なかったら加温飼育、水槽が多い場合は越冬保温が経済的な面と楽しさのバランスがよい気がします。


白山昭和 60cm


白山大正三色 60cm


我家の鯉さんの紹介です。

上の昭和三色はとっても大切にしている鯉で、コツコツ成長してやっと60cmになりました。池を作る前から購入している鯉なので伸びは遅いですけど、紅の色合いが好きなのでとても気に入っています。明け2才購入の時にはあんまり墨がなかったのですが、成長と共にずいぶん墨が出てきました。

私はねっとりした紅の感じの鯉が大好きでお気に入りです。鯉の場合、昭和に多い紅色、大正三色に多い紅色があるわけですし、それが1つの魅力にもなっているわけですが、そういう色合いでなくても自分の好きなねっとり感のある紅がのっている鯉はやっぱり好きになっちゃいます。個人的な好みですね。

この鯉の面白いところは、産卵させてないので100%とはいきませんが、まずメスだと思われるのに顔に軽いザラツキがある所です。完全にオスっていう時の顔のザラツキとはザラザラ感が違いますが、触ると決してツルツルではありません。鯉は図体は大きくてもオスメスの違いになると妙に細かい部分でしか判断がつかないのでほんとに不思議です。オス特有の手の追星にしたって、大きさがずっと小さい金魚の追星の方がブツブツが大きいぐらいです。鯉ももっとはっきりオスメスが分かるとよいのですが、何ともいえないということがよくありますね。オスだと思っていたら卵をうんじゃったとか、そういうことも出てきます。

下の紅白風味の大正三色は、今年、餌をバクバク食べ続けていたので、ちょっとメタボリックになってしまいました。手で持ち上げたときにどうもボディーがしまってないな〜って感じです。春が49cmだったので11cm伸びました。一昨年、我家に来たときにすでに少し大きめサイズだったんですが、(最初の大きさを計測していませんが)去年は10センチ以上は絶対伸びているはずです。我家の過密池では伸び頭というか、メタボリックになるぐらい餌を食べるているので、他の鯉が伸びない原因になっているというか、微妙な立ち位置の大食い鯉です。

墨がないので紅白風味ですが、やっぱり大正三色であることには変わりがないので、紅色がきつめの色合いになっています。来シーズンもっとメタボリックになっちゃったらイヤだな〜。なんかなりそう・・・ずん胴だし。でも興味津々。

2007.12.1


今日から12月!、もうすぐ一年が終わりますね。今年も12月まであっという間って感じです。清水寺で今年その一年を漢字一文字で表すイベントが恒例になっていますが、今回は「偽」なんじゃないかな〜と勝手に予想しています。

さて、今日は最高気温が16.5℃もあって大変暖かい一日でした。昼間は長袖シャツ一枚で十分って感じでした。これだけ暖かい日は早々ないだろうという感じだったので、メイン池の鯉たちを写真に撮ってみました。すぐにつかえそうなタライが長方形タイプのキングタライしかなかったので、それで撮影できそうな鯉が中心になっています。それ以上の鯉は検寸箱を用意してまたいずれ撮影予定です〜。


銀鱗落ち葉57cm

白山昭和@49cm

白山昭和A48cm
 

昨日がオスの話だったので、オスを何匹か紹介。
銀鱗落ち葉オス(2003年生まれ)はメイン池ができる前に頂いた鯉でお気に入りです。今年はバクバク餌を食べていましたが長さが伸び悩んだため、食べた分はほとんど身になってしまったようです。そんなに大きくないのに手で持ったらずっしりと重みのある鯉でした。去年が54cmで3cmしか伸びませんでしたので、今後、どんどん伸びることもなさそうなのですけど、年数をかけていずれ70cmになってくれればうれしいかな〜と思っています。あと13cmです。

昭和@、Aは今年のチャレンジ稚魚飼育のオス親さん(両方2005年生まれ)たちです。春にどちらも39cmだったので9〜10cm伸びたことになります〜。春より少し幅が着いたかな〜って分、立派な感じが出てきました。この子たちは明け2才で我家に来ているので、それから考えると大きくなったな〜って感じます。

我家に初めてきた明け2才に少し大きめサイズだったので3才で50cm近くまで伸びてきました。我家は加温飼育をしていませんので、このぐらいでとりあえずOKって感じではないかな〜と思っています。オス親にしているので、、来年はメイン池でなくFRP水槽で暮らしてもらうかもしません。メイン池は過密だし、オス親は大きくする必要もないので、(FRP水槽で他の)親用オス鯉たちといっしょに暮らしてもらって、メイン池の負担を軽くしようと考えています。

 

2007.11.30


今日はとてもよいお天気で暖かい一日となりました〜。メイン池の水温はやっぱり15℃、井戸水を入れているからかな〜と思ったり、寒さが厳しい日もないから、こんなものなのかな〜と思ったり、とりあせず水温が急低下しないので鯉たちはとても元気です。

こちらの地方はやっともみじが綺麗な色づきになってきて秋らしくなってきたところです。まだ小型ステンレスボールで1杯分の餌を1日1回あげています。餌の分だけは、体にボリュームをつけてきていると思いますが、伸びは止まっているのではないかな〜と思います。ここでエネルギーを貯めてもらって冬を乗り越えて来シーズンまた伸びて欲しいですね。

オス鯉にも何匹かお気に入りの鯉が出てきているので、まだ先の話ですけど75cmぐらいになるように育ててみたいと思っています。私自身は、オスメスに大したこだわりはないので、(当たり前ですけど)メスとオスは鯉の雰囲気が違いますから、メスならメスらしいいいメスが好きで、オスならオスらしいいいオスが好きです。メスは少しぽやっとした雰囲気があって欲しいし、オスにはより目つきの鋭さとかが欲しいですね。オスのいいところは体形が崩れにくいので餌のやり方とかを気にする必要がなく飼育がすこぶる楽です。模様も派手なのでパッと見の印象も強いですしね。

我家は池が1つしかなく、オスメス混泳のため、餌やり等はメスに合わせていますが、池が2つあったら1つはオス池にして、誰が見てもスゴイって感じるぐらいの筋肉隆々オス軍団を育ててみたいです。オスをメスらしく育てるのではなくてオスをオスらしく育ててみたいんですよね、あ〜やってみたい、夢ですね。

メスは80cm弱〜85cmまで、オスは75cm前後が各パーツのバランスがとれた大きさに見えるので、池の水量が小さくてもオスなら理想的な大きさまで成長させやすいです。私には、スゴイと美しいって別物で、バランスが悪くてもスゴイは存在できるけれど、バランスがよくないと美しいにはなれないと感じるので、バランスってとっても大切だと考えています。

私自身、野池に鯉をどんどん預ける飼育スタイルではなくて、自宅池でじっくり育てるスタイルですから、メスでないと野池に預けられなくて困ることもありませんしね。私が鯉に成長力として求めているのはオスでもメスでも自宅池でしっかり育つことです。キーポイントは自宅池です。自ら餌をあげて、そこで眺めるのが最終の鑑賞形態ですから、野池でよくても自宅池に環境を移したら体形が崩れるようでは何の意味もなくなってしまいます。自分の自宅池で体形が保てないような鯉には全然興味が沸きません。私的には同じ年の鯉なら体形の崩れた80cmより、体形のしっかりした70cmの方が断然好きです。

さて、水槽部屋の水漏れ修理中のアクリル水槽に充填したシリコンも乾いたようなので、明日にでも水を張ってみたいと思っています。ついでに濾過循環の配管もして運用テストも出来ればうれしいですね。上手く動くようになったら、現在、野外で暮らしてもらっている浅黄と昭和の当才に暮らしてもらう予定です。浅黄は肌がとてもよいので大切に育てて綺麗になったものから毎年徐々に品評会にでも出していこうかと考え中です。さんさん倶楽部やフィッシュランドで作った九紋竜たちもずいぶん長く(3シーズン連続!?)品評会で楽しませてくれています。

私の場合、正直、賞を頂いた鯉=自分が好きな鯉であるとは限らないし(どちらかといえばまず違うでしょう)、そのため、品評会で一番困るのは賞をとった鯉の扱いをどうするかですね。自宅でそのまま飼い続けるには(自分的に)物足らないでしょうし、かといって放流するのもなんとなく申し訳ないような・・・。けっこう悩みます。

 

2007.11.28


今日もどんよりした1日でしたが、メイン池の水温は15℃もありました。ただ、朝方は冷えたのかFRP水槽に入れてあった当才たちが若干充血していたので水を替えて水質をあげておきました。すぐ治るとは思うんですが当才はデリケートです。

当才は当才でも、鯉配り用に確保してあった鯉たちの残りを、またアクリル水槽に入れているのですが(野外です)、200匹ぐらいいるにもかかわらず一匹も落ちていません。質的に少々落ちるからか、餌を思い出したときぐらいにしかあげてこなかったからか、とにかくむちゃくちゃ強いです。この子たちをため池にでも入れてみんな60cmぐらいにしたらさぞ強そうな鯉になるだろうな〜って思います。強さという面では上品な鯉にはない野性味がありますね。どんな鯉にでも長所っていうのはあるものです。

さて、先日から修理している水槽部屋の大型アクリル水槽(約1t)のアクリル接着面にシリコンボンドでコーキングしました。お世辞にも綺麗なコーキングとは行きませんが、そこは素人として勘弁いただくとして、水漏れ対策としてはほぼ完璧だろうと思っています。シリコンボンドが乾くのをまって週末には水が入れられたらな〜って感じです。ちょうどシリコンボンドが2本必要でした。シリコンボンドはアクリル・プラスティック用を使用しています。

この水槽は上部濾過槽で循環させる予定で、今野外のFRP水槽で使っているRio2500をこちらに移して利用するつもりです。上部濾過槽といえ、水中ポンプ稼動なので、水替え時などでもポンプを停止させる必要がないのはとっても便利です〜。メンテナンス性というのはとっても大切な要素ですね。

我家は中古購入の水槽・用品も多いので、使う前に修理が必要なことがたびたびあって、それにかかる材料費とその労力を加算したら新品を買ったほうが良いのではないかな〜と思うこともあります。直したところで見栄えは悪いですし。それでも先立つものがないから、ついつい最初の価格が安い中古品に心が動いちゃうんですよね。

2007.11.27


今日はどんよりした一日でしたが、気温はさほど下がらずメイン池の水温は15℃でした。11月中頃に冷え込んで15℃まで水温がどんどん下がって以来、その後は14〜15℃あたりを行き来しています。ちょうど餌を切るか切らないかのタイミングで止まっている状態です。

すでに餌を少なめにしているため、どうやら鯉たちはお腹がすいているらしく、ずーと藻をかじっては食べています。そのため自然の色揚げ効果で顔が少々黄ばんできました。紅色も揚がってくるので、肌と紅のコントラストも高くなってくるし、目立つわけではなのでOKですけど、できれば白い方がうれしいかな〜って感じです。我家ですと、例年、餌やりを始める直前の4月後半が一番黄ばんでいる時期になりますね。

大切にしている昭和で愛称雪女も食欲旺盛らしくて黄ばんできています。去年までは澄んで冷たい感じの肌質でしたが、今年は黄ばんで暖かい肌色になっています。この子は後半のスラリとした体形が気に入っているので、肌の風味にかかわらず、当面は飼い続けてみようと思っています。私にとってはお気に入りの子です。

話は変わって、極微量の水漏れを起こしていた大型アクリル水槽の水を抜いて、シリコンコーキングできるように準備しました。ホースで水を抜いてもどうしても底のほうに5mmぐらいは水が残ってしまうので、その水を取り除くのが大変です。いい方法が思いつかなかったので、雑巾に吸わせてバケツに絞るベタな方法を繰り返して対応しました。底の面積が広いので水深5mmといっても思いのほか水量があるもんです。バケツにもずいぶん水が溜まりましたよ。

早くコーキングして今週末には水槽が稼動できるようにしたいと思っています。野外にいる当才たちを冬の寒波が来るまでに水槽に確保したいですね。水槽に確保しても加温飼育はしませんのでほとんど成長しませんが、寒さでダウンすることはないので管理は楽です。大きさは小さくても2歳以上になると自然越冬で全く問題無しなんですけど、当才は自然のまま小さくても、餌をあげて大きくしても、冬の弱さは同じような気がします。

 

2007.11.26


このところまた暖かい日が続いているので鯉たちの食欲が増しています。とはいっても朝夕のキツイ冷え込みが急にきたら大変なので餌は少なくあげるようになりました。水の調子も良いので鯉たちの元気が増してテリがよく出ているし、もともとツヤのよい鯉が多い(それだけにはちょっと自信あり)ので眺めていてとっても綺麗に感じます。

話変わって、先日修理した水槽部屋の大型アクリル水槽に水を張っておいたら、次の日、底のほうから極少量水漏れしていました。水を張った直後には、水漏れが無かったので、OK〜問題なしって思っていたのですけど、甘かったです。ほんとに極少量なので、アクリルのつなぎ面に超小さい亀裂があるのでしょう。前回修理した部分はバッチリ防水できていました。

このまま運用したら、たぶん亀裂にゴミがたまって水漏れはしなくなると思うのですが、この際だから修理しておこうと考えています。水漏れが少なく原因の切れ目自体を探すことが困難なため、アクリル同士のつなぎ目を全部シリコンボンドでコーキングして対処しようと考えています。この処置をしておけばたぶん完全防水できて、すぐに運用までもっていけると思います。年季の入った中古品なのでこういう手間隙はかかるのですが、修理がうまくいって運用ができるようになると、自分で修理しているので愛着が湧いてきます。

 

2007.11.25


今日はとても暖かい1日となりました。振興会主催の東海地区錦鯉品評会が三重県多度のユーストア駐車場内で行われましたので例年通り見学に行ってきました。こんなに天気のよかった東海地区錦鯉品評会は私の中では記憶にない感じです。

毎年、私の場合は家族そろって行くので見学時間はとても短いです。子どもが飽きてくるので、もう帰ろう〜攻撃になっちゃうため長居は出来ません。それでも今日は何とか1時間半ぐらいはいました〜けっこう頑張りました。品評会以外にも東海地区内の各養鯉場さんたちの錦鯉が一匹ずつビニール袋(審査用)に入れられた状態で展示販売もされていました。私が見たときにはブルーシート上のビニール袋がずいぶん減っていた後だったので、けっこう売れたのかもしれません。


正面写真

側面写真
今年の総合優勝は左の鯉さんでした〜。

新潟タイプの鯉だったので、そういう鯉が好きな人にはよい感じだったのではないかな〜と感じました。

私自身はセンスケ系の紅白が好きなので、自分の求める紅白の紅色とかとは全然タイプが違うわけですけど、これはこれで確立された1つのスタイルなんだろうと思います。

さて、いつもお世話になっているフィッシュランドや白山養鯉場も出品されていたので、ちょっと紹介です。

自家産昭和


白山は、今年は当才を持ってきていました。
お正月販売用の育成水槽から持ってきた鯉なので、色揚げ等一切されておらず完全自然美のため、他の紅をあげてきた出品鯉に比べると色がしゃぶしゃぶです。品評会では、自然色の方がおかしく見えてしまう感覚を与えるほど、色を揚げて毒々しい鯉が多いので、それもどうかとは思うのですが、毒々しい鯉の方が賞に届きやすいので勝敗にこだわる人はそうしちゃいますよね。

中央の鯉は、サイズは忘れましたけど(25部ぐらいかな〜)昭和の部で優勝していました。自然色で賞をとるのは価値がありますね。


伊佐昭和


自家産
変わり鯉

フィッシュランドは、メイン池で泳いでいた伊佐の昭和と自家産2才の変り鯉を持ってきていました。

昭和は75部の総合優勝でした。 銀鱗の変わり鯉は65部でセントレア賞でした。セントレア賞は、御三家+白写り以外から選ばれることになっていると思うのですが、位置づけとかは知りません。

去年のパンフレットに写真入で載せてもらってあったのは、総合優勝まわりと、各部総合優勝と、セントレア賞だけだったので、東海地区錦鯉品評会では上位の賞になっている感じです。


フィシュウランド
九紋竜


鯉友達ではHさんがフィッシュランドの自家産九紋竜で35部のセントレア賞を受賞していました。ちなみに東海地区錦鯉品評会では九紋竜は変わり鯉と同じカテゴリーです。落ち葉とかとぶつかりますね。

それはそうと、今年は自家産の白写りは出さなかったのかな〜!?。


大山昭和


甚兵衛 三色


ジャンボ好きKさんも珍しく出品していて、大山養魚場産昭和で70部の昭和の部で優勝、甚兵衛養鯉場産大正三色で75部の三色の部で優勝次席を受賞していました。

私自身はどちらの鯉もジャンボ好きKさん宅でずいぶんと成長を見ている感じがするので親しみがわきますね。大山昭和なんかは2才のときに小さかったですけれど70cm弱まで成長してきているので飼いつづけるのは大切だな〜と感じます。とても見栄えのいい昭和になってきました。2匹とも小さいときにはこんなに墨も出ていなかったですしね。

ジャンボ好きKさん宅としては少し小ぶりなサイズの出品でした。綺麗になってきたので出品したのかな〜!?

毎年品評会を見ては思うことは、自分の好きなポイントである(鯉の生まれ持った)ツヤに関しては、評価の加点がどうも少ないな〜ってことです。模様で上位に食い込む鯉もいるし、大きさで上位に食い込み鯉もいるのですけど、ツヤで上位に食い込んでいる鯉は残念ながらいません。ルールあっての品評会ですから仕方のないことですけど、それでも自分の好きなポイントが評価されにくいというのは寂しい感じがあります。

 

2007.11.23


ずいぶんメイン池の水が澄んできました。水温が14℃台に突入しているので餌を減らしているのが効果として出ているのでしょう。今シースン使用していた小型ステンレスボールで2杯分の餌の量にすると池の水は少し澄むようです。それで餌が足りる鯉の数に保てば年中澄んだ水になるかもしれません。たまには、底のほうで泳いでいる鯉の姿を見てみたいものです。

これまで水温の高い夏には餌の量を多めにあげていたので透明度が悪かったのですが、来シーズンは夏時期は餌を減らすぐらいの気持ちに切り替えるつもりです。水温が高い分、バクテリアの動きもよさそうのなので餌が減れば透明度も上がるかもしれません。暑い時期に餌をどんどんあげても、別段、成長が早くなる感じでもないし、当然ボリュームが付くわけもないし、かえって大切な秋の時期のボリュームの付き方の足を引っ張る感じもするので、夏にたくさんの餌をあげるのはやめます。夏は身がしまっているほうがよいです。

今シーズンの(メイン池・FRP水槽の)飼育方法の大きな改善は、何度も書いていますが比較的短時間で食べ終わる餌の量を複数回に分けて与えていたものをやめて、1日1回〜2回にしてたっぷり与えてゆっくり食べさせるようにしたことです。これで間違いなく、例年と違って大きな鯉と小さな鯉が混じっていても、みんなに餌がいきわったって満遍なく成長させることに成功しました。これは大成功だったし、結果が出たことなので来年以降も継続です。

これで気が付いたことは1日1回は家に帰る生活形態なら自動給餌機は不要ということです。去年までは便利そうだから一台欲しいな〜と思っていましたが自分の生活スタイルならいらないなと思うようになりました。今シーズン、餌の与え方は変えましたが、夏に餌を増やしたのは例年通りでしたので、その点を来年は調整していきます。

これまではたくさん食べさせて大きくしようと思っていたわけですが、ずいぶん餌さと餌代の無駄使いになっていたように感じるので、今後は無駄なくあげて成長も今まで以上を目標とします。安い餌は安いだけで、よい餌には勝てないので、なるべくよい餌を使い続けたいものです。よい餌はそれなりに価格もするので無駄使いがないようにしてお財布に優しくしたいですね。

これまでも5月は水温が低いので餌は少なめにあげていましたし、6月は産卵していないメス鯉の体調を考えて餌は少なめにしていましたが、7月、8月、9月上旬はどんどんあげていました。この部分がどうも無駄に思えるので、ここを普通量にしただけでも4袋ぐらいはセーブできそうです。セーブした分を秋に回してもよいですしね。9月半ば〜11月上旬ぐらいまで(特に10月半をピークで)が飼育のシーズンの餌やり期間だと思うのが正解な気がします

ちなみに、餌をどんどんあげて水質が落ちている環境と、餌は普通で水質が落ちていない環境であれば、餌が普通の方が鯉はよく伸びるというのが私の感覚です。当然、病気の発生リスクも前者の方が高いはずですしね。来シーズンの課題も残っていますが、餌の量=成長量ではないことだけはまず間違いないです。たくさんあげても内臓に負担がかかって吸収できなったら意味ないですしね。その分を薬で補うというのであればまた別です。

 

2007.11.21


昼間はよい天気だったのですが、気温が低くメイン池は15℃ラインをうろうろしています。

昨日から餌を減らしているのでお腹が減るのか、めずらしく鯉たちが餌を探して午前中から水面に浮いてきていました。餌を減らしたら水の透明度も増してきました〜。2週間ぐらいで底のほうの鯉も良く見える池になればよいな〜って思っています。池が小さいのと過密飼育なので、鯉たちがぐんぐん伸びるということはないのですが、それでもコツコツ成長していて、今年の私の飼育鯉の中では白山の大正三色とフィッシュランドの紅白がよく伸びた気がします。

そういえば、Ka1さんの黄金が面白い行動をとっていて、注水口から落ちる水を水面から顔を出して頭にあてています。修行をしているような感じです。いったい何がしたいのかよく分からないのですが面白さは抜群です。この子もずいぶん大きくなってきました。この時の子たちは当たり腹ですので、いろんな人に持ってもらっていますが、平均的によい成長を見せていると思います。

当たり腹は、厳選に厳選を重ねなくとも、普通に選んだ子達からでもどんどんよい方向に成長していくので楽しいというか、気軽に育てて結果が思う以上なのでとっても素適です。当たり腹の子は、ピンポイントゲットだけでなく、普及価格帯も含めてゲットできるだけゲットしておくのがオススメです。成長のスピードの差はあれ、年数をかければ大きさは追いついてくるので、雰囲気のいい子たちがたくさん残ります。

さて、今週末は振興会の東海地区錦鯉品評会(24日審査、25日展示)です。今年も一匹ぐらい出そうかと思っていたら、締め切りを忘れていてエントリーし損ねました。品評会の審査基準にあうような鯉もいないのですが、とりあえず賑やかしぐらいになればというだけです。全体の雰囲気がよい面かぶりのほぼ一本緋紅白を出そうと思っていたのですが、来年だとサイズが大きくなってもう袋審査には出せなさそうです。そういう意味ではちょっと残念でした。総合優勝は今年もまた成田さん扱いの鯉かな〜とそんな予想を勝手に立てています。恒例行事みたいなものですね。さて今年はどうでしょうか!?。

 

2007.11.20


昨日から突然寒くなってメイン池の水温も急降下でとうとう15℃を下回りました。今日は暖かさが少し戻って15℃を上回っています。15℃付近になりましたので、通常通りの餌やりも今日で終わりとして、あまった餌さを少量ずつ与えながら空になった時点で、今年の飼育シーズンを終了とするつもりです。

今年は効果的な餌やりの仕方を学んだので、とりあえず実践した一年でしたから、来年はこの経験を活かしていきたいと思います。目指せ80cmです。我家は池が小さいので実際には75cmもあれば見栄え的には必要十分過ぎなのですけど。


@ 2才


A 2才


B 当才

上の3匹は、先日一品家さんから譲ってもらってきた鯉たちです〜。@は模様も肌もとてもよいので成長が楽しみです。緋ギワがとてもよいですよね。ちなみに私は手元に緋盤がある鯉がとても好きなので、そういう面でも好みです。

紅白でも、大正三色でも、手元に緋盤(元赤といいます)を持つ鯉が大好きです。昭和だと手元に墨(元黒といいます)があるのが大好きです。品評会的には元黒は問題なく(かえってあるほうがいいぐらい)、元赤はいただけないそうなのですが、その基準の意味合いがさっぱり分からないので、私的には完全に無視して手元に色素を持つ鯉は品種は問わず評価しています。

Aはストック水槽で魚体が明るく白光りしていたのでゲット、無地物にワンポイントが付いている感じで楽しめたらな〜って思っています。大きくしてブチあり無地物になってもらうつもりです。Bは斑(まだら)のある茶鯉がほしかったのでゲット、このタイプは緋盤が増える傾向にあるだろうということでしたので、全部埋まらず地肌が中途半端な形で残って欲しいと思っています。斑(まだら)茶鯉になってくれれば万々歳です。鱗の雰囲気も不思議な感じなので、それも楽しみの一つです。

というわけで、また楽しみが増えたわけですが、我家の鯉のほとんどは自然越冬ですので、成長はまた来年です。来シーズンはまだ先ですけど、なんとなく鯉は冬を経験している方が色に深みが出る気がするので(単なる気のせいかもしれませんが)、餌もやれないし成長もしませんが冬もよいものだと思うようにしています。

 

2007.11.18


今日は朝から日差しはよく出ていますが、風があるので肌寒い1日となっています。メイン池の今朝の水温は16℃となっていました。まだ通常通り餌やり中ですけど15℃以下になったら餌きりか、餌をぐっと減らすか、対応しようと思っています。

例年書いていますが、自然越冬で春先を元気に迎えられるかどうかは秋の管理次第なので、秋の鯉の状態はとっても大切です。メイン池に関しては昨シーズンからずーとマゾテン・デミリンなどを使わず乗り切れているので、今年も使わなくて済むならうれしいな〜と思います。現状は使わないといけないような雰囲気はどこにもないですけれどね。私の中では、強さで言えば最強部類はメダカで、ジャンボ獅子頭がエラ関しては鯉より強い印象をもっていますが、鯉も必要十分以上に強いというのが私の感覚です。ただ、鯉は食べすぎにはちと弱い感じなので、そこだけ注意ですね。


Hさんハウス池



Hさん選別風景



選別中紅白の一部


昨日は、なべデカちょうさんが遊びに来られているとのことで一品家さん宅へ遊びに行ってきました。 実物のべデカちょうさんは私の頭の中のイメージと近かったです。違和感なく「どうも、どうも始めまして」って感じでした。

もう少し早く到着する予定だったのですが、寝過ごしてしまいまして(目覚ましのアラームONにし忘れた)、標準的な到着時間となってしまい朝一といかなかったので、次は朝一となるよう頑張りたいですね。

午前中からさっそく3人で東(ヒガシ)産ブランドで有名なHさんのハウスへ向い、鯉と設備を見学させてもらいました。ちょうど自家産当才紅白の選別の日だったようで、それも見学させていただきとってもラッキーでした。大きい鯉が大好きで90cmクラスの鯉作りを目指しているというのは、一品家さんのHPの情報で知っていたのですが、実際に泳いでいる鯉を見せてもらったら、デカイ!。ボリュームもあるので野池揚がり2才は3才より大きい感じだし、3才は70cm台みたいなので、私の野池預けの5才の鯉より大きいです。

世の中にはスゴイ人がいるもんだ〜ってつくづく思いました。ロマンを追いかけているな〜って感じです。大きくなる鯉を残すために選別して、大きくするために親を考えて、大きくなることに全力投球です。ほんとこだわりです。私は大きさ(80cmもあったら十分すぎ)以上に鯉にツヤとか形を重要視しているわけですが、その一方で、大きさ(90cm台)を追求している人もいる、鯉って楽しみ方や奥行とかが、とにかく深いです。

私的に今回見学させていただいて意外だったのは、すでに大きい鯉たちも含め大模様なんですが柄がよいな〜って感じたことです。私自身が飼育している鯉よりも白地の切れ目と段がありました(笑)。てっきり、切れ目が一箇所か、二箇所しかない鯉とばかり勝手に想像していたので、模様に関してはまったくの予想外でした。

Hさんは気さくなよい方で、選別で忙しい中、お昼もごいっしょさせていただき、午後2時半頃までお邪魔してしまいました。ありがとうございました。


一品家さん当才
( 田んぼ)



一品家さん当才
( ハウス)

 


クリーム色鯉

 


クリーム色鯉
(画像調整写真)


Hさんハウスを後にして、その後、一品家さんの自然越冬田んぼの見学、一品家さんハウス池での見学、兼、鯉ハントを楽しみました〜。

自然越冬田んぼでは色とりどりの鯉たちがたくさん泳いでいました。山の紅葉のようでとても綺麗でした。2腹からこれだけのいろいろなタイプの鯉がでているとのことでしたので、とても興味深かったです。

一品家さんハウスには、今年の当才たちが飼育されていました。もうずいぶん大きくなっていていました。今年は豊作だったようで、肌も綺麗だし、緋盤も明るく綺麗で、かつ模様までのっていました。うわ〜どれもこれも良い鯉に見えて目移りがする〜って状態です。紅白模様の鯉たちが落ち葉、黄葉にいるのでビックリです。そういう模様の鯉が好きな人にはたまらないんじゃないかな〜って思いました。ほんとにどれもこれもよい鯉に見えます。これは当たり腹かも。

このあたりは、一品家さん自身もずいぶんこだわって作られている部分だと思うのですが、とにかく肌が綺麗で、普通にイメージする落ち葉系の鯉とはもう品種が違うという感じです。パッと見、鱗が無いようにみえてドイツ鯉かな〜と思ったら和鯉だったりと肌がとても滑らかです。滑らかプリンですね。左写真からでも肌がよいのが分かると思います。ハウスの当才は、このまま春まで加温飼育してしっかりさせた後に春の販売となるそうです。春が待ち遠しいですね〜。

少し前まで一品家さんHPで直販されていた鯉たちも見ることが出来たのですが、HPの写真よりも実物の方がはるかに美しかったです。全然、写真に綺麗さが写りこんでいないので、そのように一品家さんに伝えたら、実物を見て感動してもらえた方がよいのと、一品家を信用して購入していただきたいということで、写真には力を入れていないとのことでした。

実際問題、私自身も鯉の写真をよく撮りますが、本物以上に写しこむのは正直無理です。ただ、せっかく被写体がとてもよい鯉で、ソニーα100(旧ミノルタ)ですから、鯉とカメラがかわいそうなので普通ぐらいまでに写してもらえると鯉も喜ぶだろうな〜って思いました。鯉の写真はほんとに難しいんですけれど。

写真の話の続きですが、クリーム色の緋盤を持つ鯉(左写真)がいて、この色合いの淡さになると写真で表現するのは難しいです。この鯉、一品家さんHPで直販されていた鯉でもあったのですが、私自身HPで見たときに、緋盤がボヤけているのかな〜と思っていました。昨日実物を見て、実は緋ギワがしっかりしているのが分かって驚いたぐらいです。ほんとに繊細な色合いの鯉です。

同画像を画像調整した写真も左に載せましたが、写真全体を暗くしてみると緋ギワがしっかりしていることが確認できます。これだけ暗くしても明るさを失わない鯉ですので、大きく成長したときにはとても美しくなるのではないかな〜と思います。素適な鯉でした。

面白いのは、夕方暗くなって蛍光灯の明かりの下では、上記のようなデリケートな色合いの鯉たちの模様が肉眼でよく分からなくなってきます。蛍光灯の色合いとかぶるのか、模様がとても薄くなる感じです。昨日も蛍光灯下ではそうでした。

私もお気に入りの子を3匹分けてもらってきました。2匹は去年生まれの子なのですが、かなり肌が綺麗なので期待しています。のんびり育ててみようと思っています。私自信、ただいま金欠で鯉が飼いにくい状態でも、どうしても欲しくて買っちゃうぐらいでしたから、普通の状態だったらどんどん買っちゃいそうでした。そのぐらい魅力的でした。

落ち葉、黄葉のような鯉が欲しい方には、目から鱗が取れると思うので(鯉だけに)、ぜひ一品家さん鯉を育ててみてもらいな〜と感じます。何が違う?、そう肌が違う!、写真では分からないけど飼えば誰でも分かるのでオススメです。

べデカちょうさんと出会うことも出来て楽しい1日でした。また遊びに行かせてもらおうと思います。ありがとうございました。

昨日説明を受けたのですけど、私は落ち葉と、黄葉(こうよう)と、若葉(わかば)の違いがいまいちわかっていません。黄葉は目がワインレッドとのことです。

 

2007.11.15


今日で11月も半ばです〜。暖かい日が続いていますが、朝の冷え込みが大きくなってきて、メイン池の水温が(朝で)17℃程度になってきました。ちょうど昨日から餌も最後の一袋に突入したので、餌切りと餌が切れるのが同時期になれば無駄なくうれしいかなって感じです。

そういえば、フィッシュランドで先日販売した伊佐昭和3才メスのうち○万円台(一ケタ台)の鯉たちは好評のうちに完売したそうです。3才メスで○万円台っていうと、そこまで育てる手間隙・経費を考えるとタダみたいなものです。通常ですと、今回販売したような二番緋のある鯉とか、方柄模様とか見栄えの悪い子は価格が低くても正直なかなか売れません。現時点の見栄えが悪いだけで将来ずーと見栄えが悪いわけではないのですが、先のことを考えて鯉を選ぶというのはなかなか出来ないものです。

完売したということでしたので、フィッシュのお客さんも鯉をじっくり飼うタイプの人がより増えたのかな〜とちょっとうれしかったです。今回とは正反対の綺麗な鯉を持ってきて売るのはとても楽なんですが、そういう鯉ではお客さんが飼育のなかで何か発見をするということが少ないため、愛好家の鯉を見る目の成長を促進することがひじょうに難しいですね。

私も一口乗って伊佐昭和3才メスを1匹購入しました。私的にはとっても好きな鯉です。また借金が増えたみたいな話もあるわけですけど、、、(苦笑)。期待の一本になってくれると信じています。というわけで、またメイン池が狭くなりそうです。白山養鯉場からは預けてある紅白(74cm)をもって帰ってくる予定だし、さすがに10t池だと70cm級、60cm級が増えてくるときついです。

 

2007.11.14


2才野池揚がり


3才金魚


2才松っちゃん


昨日は白山養鯉場の2才野池揚がりの鯉たちが九州より11時間ほどかけて到着したので、用事と見学を兼ねて朝から出かけてきました。

今年は数的には昭和と紅白が多いのですが、全種類みんな身がつまって帰ってきました。大きさは51〜55cmぐらいの間に入る子たちが多かったので、小さすぎず大きすぎずちょうどいい感じだな〜って思いました。大きい子たちは63〜64cmありました。

2才で餌をどんどんあげて(無理させて)大きく伸ばしすぎると、御三家の場合は、ほんとに質のいい子たちがついてこれなくなって素質をつぶしてしまいますので、2才は太りすぎず、大きき過ぎずぐらいの子がちょうどよいです。大きく○○cmとかだったりすると、おお〜って思いますが、思う以上に良くなることはなかなかないはずです。

たくさん泳いでいる中で私のお気に入りの子たちを頭にインプットしておいたので、将来どのように育つかを楽しみにしたいと思っています。ほんとは自分が欲しいんですけれどね〜。

金魚も4匹ぐらいつれて帰ってきていて、30数cmの子はデカイ。2才鯉たちと泳いでいても小さく感じないのでビックリです。金魚は体の形やつやを見るなら素赤が一番です。綺麗でした。

大正三色の中に、これはむちゃくちゃいいな〜って子がいました。ヒット作だと思います、見ていてうっとりしてしまいます。松でないとこの紅色が出ないんですよね。最近は松は松でもワイン色っぽい紅色が好きな人が多いですが、私はこちらのタイプの方が大好きです。一昨年は大正三色、去年は昭和三色、今年が大正三色とヒット鯉が続いているので、白山での到着日当日2才見学はやめられません。楽しかったです。

 


2007.11.11


土・日曜日と町内会主催(私の地域ではありません)の文化祭で錦鯉展示と錦鯉配布のスタッフをしてきました。今回は町内の企業さんが地域貢献活動の一環として企画提案とスポンサーになられたので実現したものです。私自身、錦鯉を多くの人に楽しんでもらいたいと日ごろより思っているので今回はまたとない機会でした。

展示した錦鯉は社内の有志で日ごろより大切に飼育されているものです。きちんと世話をしてもらっているので鯉たちの色艶もよいです。会社にたとえ鯉がいても、世話されている鯉と、放置されている鯉では美しさは月とスッポンです。健康美ってぜったい存在しますし、なにより基本的なものです。大きいもので60cmぐらいの鯉でしたが、見に来てくれた人たちは、おっき〜いって声を上げていました。我家の近所の傾向と同じく黄金の人気が高かったです。

初参加なので、地域の人が鯉をもらってくれるか、とても心配だったのですが、思った以上に飼ってみたいという方々がいて、ほんとよかった〜っていう感想です。ほっとしました。いろんな人と話をしながら配布していたのですが、印象的だったのは、メダカを飼っている人が多いことと、金魚を飼っている人もそこそこいること、今は何も飼わなくなって使われていない水槽が家にあるという人が多かったこと!です。

鯉は入れる器がないと飼育できませんから興味はあっても飼えないという人がずいぶんいるだろうな〜と思っていました。ところが、昔、金魚などを飼っていたけど今は使っていない水槽があるからそれに入れて飼ってみるよ〜っていう方々が想像以上にいて、各家庭の水槽保有率が思っている以上に高かったです。水槽保有率は実に驚きでした。鯉を飼える潜在的な環境(水槽ですけど)はずいぶんありますよ。

今回はじめて鯉を飼ってみる方も多かったわけですが、ほとんどの人で聞かれたのは、鯉は大きくなるから水槽ではそのうち飼えなくなっちゃいますよね〜ってことです。どうやら鯉が大きくなるイメージは皆さんお持ちのようで、それがどうも鯉が水槽では飼えないというイメージに結びついています。そこで水槽で飼うと一定以上の大きさには成長しませんという話を伝えると、皆さん鯉は賢いな〜って言ってみえました。水槽・入れ物の大きさにあわせてて一定以上の大きさにならないということを知っていただくと、一度飼ってみようかしら?っていう意識にたどり着く垣根がずいぶん低くなるようです。ほんとに鯉は池がないと飼えないと思っている方が多かったです。錦鯉の愛好家を増やす意味でこの部分はもっと大きくアピールしていかなければいけない事柄だと深く感じました。

昭和と紅白をあわせて2日間で300匹ぐらい(300匹越えているかな!?)配布したので、私的には成功だった思っています。町内に一気に新規錦鯉飼育者さんが増えたので、今後、鯉の成長が町内の話題になったらよいな〜と思っています。ちょとした話題ですけど日ごろの会話が1つ増えることで普段から明るい町内がもっと明るくなれば素適なことです。そうなれば素晴らしい地域貢献だと思います。キャンパスに泳いでいる鯉を見ながら、鯉ってずーと見ていても見飽きないな〜って言ってみえた方もおおかったので、飼育者さんから愛好家さんになって、そのまま水槽で飼育してくれてもよいし、池を作っちゃおう〜っていう人が出てきたらとってもうれしいです。

昨今の住宅事情もありますけど、可能な場合は一坪ぐらいでも庭池があるとけっこう楽しいもんです。配布鯉とはいえ長く飼ってもらえることを想定して場所があれば70cmぐらいまでの成長に対応できる鯉を配っています(全部ではないですけど、体のいい子達は大丈夫でしょう)。楽しんでもらえる鯉を持ってもらわないと長続きしづらいですしね。なんでも最初が肝心です。今回は企業さんの心意気で出来たことです。感謝感謝です。

町内の人たちが純粋に鯉を楽しんでくれて、とっても楽しい2日間でした。配布用の鯉を一ヵ月半ぐらい育てていましたけど、イベントまでに死なさないようにするのがプレッシャーでした。無事に終えて一安心です。

 

2007.11.9


今日も夕方までよいお天気でした〜。天気予報だと明日から雨模様なのですが、明日、明後日と用事があるので出来たら晴れて欲しいな〜って祈っています。

イベント用の当才が入れてある外の大型アクリル水槽の水漏れが止まりません。なんか我家は水漏れ水槽ばかりですね(笑)。古い中古を再利用して使っているので仕方がないのですが、修理しようにも鯉が入っているうちは水が抜けないので水漏れしたまま使用しています。数日おきに減った分の水を継ぎ足しているので、水替えをしたことがありません。

水を入れる器って針の穴程度の隙間があれば水が漏ってくるので、作る側も製品に精度が要求されますから大変だな〜と思います。水は器の表面を伝って滴となるので、実際の水漏れ箇所がなかなか見つからなかったりと、修理も水漏れ箇所を探すのが一番大変です。とにかく見つかえさえすれば直すのは何とかなるもんですから、見つける労力が5割以上って感じでしょうか。この水槽も早く直さないとね〜いつになるやら・・。

 

2007.11.8


今日は帰りが遅かったのですが、メイン池の鯉さんにはきとんと餌をあげておきました。ここのところ暗くなってから餌やりをすることが多く、鯉たちの姿が見えないので元気具合を音でしか判断できない状態です。朝は鯉たちが水面に浮んでこないので見えないし・・。目で見ていると、早く大きくしたい〜っていう欲も出てくるので餌をやりすぎて調子を落とさせることにもなりかねませんが、音だけだとそういう心配はありません。元気ならそれでOKみたいな気持ちになります。

水槽部屋に設置した(9月ごろだっけ!?)180cm水槽に先日水を張ってみたらオーバーフロー(アクリル板と塩ビ管の接着部分)から水漏れしました。なんとなくやばそうかな〜っていう雰囲気があったので、ショックとかないのですがまた修理しないといけないのが面倒です。接着面の強度自体はしっかりしているので、シリコンボンドでコーティングすれば大丈夫でしょう。本格的な冬が来る前に直さないといけないのですが、今すぐの急ぎではないのでついつい後回しになってしまいます。


泉水


さて、先週末、室生養鯉場(旧 室生倶楽部)さんの所へお邪魔したわけなんですけど、野池揚がりの鯉を見るに、1年目の子から2年目の子はずいぶんレベルアップしています。今回、2才が充実しているので池で群泳している姿はとっても見ごたえがあります。前も書きましたが、去年とは水の透明感が違うので鯉たちがより美しさを引き出しています。

とにかく設立3シーズン目にして並みの鯉やさん以上の鯉たちが自家産でそろっているので、ほんとにすごいことだという事です。なかなかできることではありません。さらに設備はかなり充実しているので、あと今以上の親鯉さえそろえば、地域で抜きに出た鯉やさんになるはずです。とっても期待しています。

野池揚がりの2才は数も多いしタイプもいろいろいます。面白いな〜って思ったのは、当日、私以外にも外部の方がみえていたのですが、同じ鯉たちを見ているのに私とは評価する鯉がずいぶん違っていたことです。ほんと〜鯉って奥が深いな〜って思いました。

日ごろより私は紅の明るさと体の長さを重要視しているわけですが、どちらかというと、(その方たちは)紅の色合いと体のガッチリ具合を重要視されていました。鯉の見方もはろいろです。どちらのタイプの雰囲気もしっかりインプットしてきたので4才になった頃がとても楽しみですね〜。2才たちの親鯉は見たことがないのですが、2才の多くが丸山系の顔立ちをしていました。紅の雰囲気はセンスケがかんでいないと出ない感じのものでしたので、センスケの血もどこかで混じっている感じがします(ただセンスケの色合いではないです)。他の方が評価されていた鯉の紅の色合いは丸山系に近い印象を受けました。

ずいぶんと繰り返しになっちゃいますけど、設立3シーズン目にして鯉の将来性が話題の中心になるほどに鯉ができてくるとはほんとにビックリでした。一年目からすごく頑張っていたけれど、そのとき予想した以上のスピードで進んでいます。今後がますます楽しみです。

 


2007.11.7


今日は暖かい1日となりました〜。メイン池は秋バージョンで餌をあげているので、鯉も多いし、水が濁って夕方に鯉が水面に上がってこないと見れない状態が続いています。暖かいのは鯉を育てる面でも楽チンです。


白山昭和親鯉
(白山自家産)

先週末、白山養鯉場の池揚げに行ってきたわけですが、今年も例年通り鯉たちが無事に揚がって何よりでした。野池はきちんと管理しないと結果がついてきませんが、自然相手のものなので管理していてもその年の気候で思ったようにいかないときもあります。人の力の及ばない部分も含むので揚がってくるまではドキドキします。

ジャンボ獅子頭で有名な息子さんの錦坂本さんもお手伝いにみえていて、ジャンボ獅子頭について直接教えてもらっちゃったりしました。なんかうれしかったです。年に1回の再会ですが、合って直接話をするたびに、ほんとに研究熱心だな〜って感心します。よい金魚ができるはずです。錦坂本さんの所では鯉とジャンボ獅子頭がいっしょに池に入っていても問題なしとのことなので、我家も来年は池に合流させようと思っています。

いろんな話をしていた中で印象深かったのは、錦坂本さんにもなると、ジャンボ獅子頭を立派に育てるにはどうすればよいかとの質問をよく受けるそうなのですが、特に初心者の方にはまずは死なさず育てられるようになってから次のステップへ進みましょうとアドバイスしているそうです。鯉もいっしょですけど、生き物を飼育する上ではどんなに素質が高くても死なしたら終わりなので、死なさず健康に育てることはとても大切なことです。

作っているジャンボ獅子頭も素適ですが(レベルが抜けていますよね)、アドバイスも素適だな〜という感じでした。

左の写真は野池から揚がった白山自家産のメス親です。ずいぶん大きくなってきました。

話変わって、暖かい日々のためなかなか餌さやり終了とならないわけですけど、飼育シーズンとしてはもう終盤です。今シーズンはよく触れていますけれど、餌のやり方は大切だな〜と実感するシーズンでした。池を作って三シーズン目、今年の状態から振り返ると最初の2シーズンは上手く成長させてあげることが出来なったと実感します。そのため、その間のロスがちょっとずつ重なって1シーズ分は鯉が小さい感じです。ほんと残念です。

(池で飼育する場合)今シーズンの経験と改善点を踏まえると、来シーズンはこんな感じとなりそうです。
・餌やりは回数を多くせず、1日分量を朝夕2回か、夕方1回とする。
・夏にたくさん餌をあげても意味がないので夏はやせない程度に普通にあげれば十分(減らすぐらいの気持ちで)。たくさんあげたら餌を無駄に消費するだけでもったいない(水も汚れるし)。夏にあげすぎると秋の成長にかえってブレーキ。
・鯉が太り始める9月後半ぐらいからは餌を増やす(たっぷりあげる気持ちで)。
・鯉がおいしそうに食べない餌はあげない。ストレスの元。
・餌の量より質の方が大切。いまいちの餌をたくさんあげるよりは、質の良いものを少な目の方が効果が高い。かかる餌代は結局どちらもほとんどいっしょ(使う量が違ってくるから)だけど効果には違いが出る。
・餌をたくさんあげて水質が落ちるよりは、水質を維持する方が成長がよい。
・無理して食べさせて鯉を追い込まない。 鯉の素材をつぶしてしまいます。
そんな感じかな。
餌やりは難しくはないけれど奥は深いです。


2007.11.6


どうも忙しく夜遅くしか時間が取れないため(眠すぎて)メール等の返信が遅れています。ゴメンナサイって感じです。

伊佐昭和3才

昨日などはずいぶん雨が降っていたにもかかわらずメイン池は18.5℃も水温がありました。というような感じで秋が全然深まらないので予想いていた以上に鯉たちの餌が必要な状態です。まだ2週間は予定で一杯の日々が続くので、その間に餌が途切れたら大変というわけで追加の餌(咲きひかり15kg)をフィッシュランドまで購入しに行ってきました。

偶然、伊佐養鯉場から伊佐昭和3才が届くというので到着を待って撮影をしてきました(上の写真)。昼過ぎに伊佐養鯉場のトラックが到着、さっそく鯉を見せてもらったら、しっかりボディーの昭和がいるじゃないですか、私がイメージする伊佐昭和とは雰囲気が全然違っていました。私は今回運ばれてきたこれらのタイプの方が好きです。これらの中から今週末のフィッシュランドの売り出しに出る鯉もいるはずだし、価格も安いということなのでぜひ1匹欲しいな〜って感じです。

私は週末仕事のため売出しに行くことが出来ないので即完売になって手に入らなさそうな予感がします。個人的にはもう少し体が長い方がうれしいですけど、骨格が太いので鯉が長持ちしそうな気がします。欲しいな〜って感じさせてくれる鯉たちでした。あ〜欲しい。


大山昭和

伊佐養鯉場さんがみえていたので、フィッシュのメイン池の鯉の何匹かがタライにあげられて鑑賞タイムになったため写真をパチリと撮りました。

左の昭和は大山(おおやま)養魚場自家産昭和です。メス親が竹田の鯉のときの子だそうです。2番緋いっぱいの鯉でしたがそれらも落ち着いてきてどんどん綺麗になってきています。艶々だし今後が楽しみだな〜って感じです。体の後半の伸びがよいですよね〜。このぐらいの大きさ時点なら、鯉を見て幅がまだ少ないな〜ぐらいの体を生まれながらに持つ鯉でないと、たぶん80到達前に伸び止まってしまうことが多いはずです。

後半に伸びのある鯉は狙って作っても中々出来ないので数が少なく貴重です。ある意味希少種みたいなものですね。


フィッシュランド紅白


左の紅白は最近の月刊錦鯉の表紙になったフィッシュランド自家産の紅花系紅白3才です。雑誌に載ったときは写真撮影が9月でしたから少し細身の紅が赤く写りましたが、今は秋でボリュームがついて体も伸びているので紅色も柔らかです。肌の良さといい、紅の柔らかさといい、艶やかでよい鯉だな〜って思います。写真でも紅が内側から光っている感じがしますけれど、これがセンスケ系紅の大きな特徴だと思うんです。センスケは紅が明るく綺麗です。この明るさはセンスケしか出ませんしね。

個人的には後半がもうちょこっと長いともっともっと好きになれるかな〜って思います。


フィッシュランド紅白

フィッシュランド紅白

左の写真はメイン池で泳いでいる親候補の自家産紅花系紅白3才です。ちなみにこの鯉を私はめちゃくちゃ好きです。

体後半の伸びやかさの素晴らしさ(写真下参照)、体のライン、紅の雰囲気、まだ3才の若さですから妙に太っていないこともとてもよいです(ゴツイ感じもしないところがGOODです)。後半の伸びやかってこれぐらい長くてはじめて抜けている鯉だと思うんですよね。

とにかくいいからいつ見ても見飽きないし、将来も楽しみだし、何年も姿を追いかけて行きたい鯉さんです。体と質が高次のバランスの上に成り立っているので、模様的にはこれが限界かな〜という感じです。反対にいうと、こういう模様でないとずば抜けた鯉にはならないんだと思います。やんわりと思います記述にしていますが、こうじゃないとならないが正解です。

稚魚池3面しかなくとも、こういうクラスが作れることがすばらしいな〜って思います。

 

2007.11.4

週末は秋晴れで素晴らしいお天気でした。土、日共に池揚げの見学に出かけてきました。お疲れモードなのでくわしい文章はまた今度〜ゴメンなさい。


池揚げ全景


鯉を水槽に1


鯉を水槽に2


鯉を水槽に3


私の紅白さん


11月3日土曜日は白山養鯉場の池揚げでした。 私の白山自家産紅白も無事に揚がって74cm(5才)になっていました。徐々に模様と実寸法のバランスが小さいころに私が頭の中で想像していたイメージに近くなってきました。自分が言うのもなんですがカッコよくなってきました。

紅白、大正三色は大きくなったときは緋模様が顔に大きくかかっているか、頭に緋模様のないボウズ模様がやっぱり味わい深いです〜。我家にもいますけど、頭に靴べらの形に緋模様が入ると、小さいうちは綺麗なんですが、大きく成長するにしたがって(変化が無くて)ほんとにダサくなってくるから、ファミレスの料理みたいです。平均的だけど味気ないです。

 



池揚げ全景


ハウスと青空


自家産紅白2才


自家産紅白2才


2才、3才泉水池


今年の当才


11月4日日曜日は室生養鯉場(旧 室生倶楽部)さんの自家産2才の池揚げを見学してきました。

室生さんとはひょんなことから設立1年目から交流があるわけなのですけど、年々鯉のレベルがどんどん上がっていくので(まだ3年目ですが)、見ていてとてもうれしいです。

自家産2才が尾づつまで身がついてしっかりして揚がってきました。当才から見ている子たちなので55cm前後の(2才として)いい頃合の大きさに成長した姿を見せてくれると立派なものだと思います。魚体も綺麗で成長のバラつきも少なかったです。

池揚げ後、ハウス池を見て思ったのは、去年に比べて水質がかなり向上しています(水にツヤが出てきています)。水が徐々に出来上がってきているのかもしれません。すでに池揚げを終えてハウス池に収容されていた子たちも元気一杯でした。

販売鯉もいますし、一度見学に行くと楽しいと思います。名阪針インターから近いので行きやすいですしね。現地に着いたら設備がデカイので、つい設備に目が行っちゃいそうになるけれど、鯉をじっくり見てこないとダメですよ〜。

2007.11.2


今日は薄曇の1日となりました〜。昼間は暑くも寒くもなく過ごしやすかったです。

明日は白山養鯉場の池揚げです。大きな鯉がたくさん揚がってくるので楽しみだのと、私の紅白ともしばらくぶりの再会となるのでとっても待ち遠しいです。天気もよさそうです。去年で70cmを越えていましたから、今年で自宅へ持ち帰ろうかな〜と考えています。とは思いつつ、これについては悩み中です。

冬に向けて各水槽で暮らしてもらう鯉の割り振りもあるので、FRP窓付き水槽と1t強FRP水槽の2才鯉たちのオスメスをチェックしてみました。大体29〜30cmちょっとの鯉たちが多いので、完璧にオスっていうのはより分けられますが、完全にメスっていうのは分かりづらいです。卵を産むのを確認するまでは完全にメスとは証明できませんが、大きくなればいろんな雰囲気からまずメスっていうところまでは判断がつきます。

今回はオスは分かりましたけれど、その他の鯉についてはメスというよりもオスの兆候がない鯉というのが正しい表現っぽいです。来シーズン育ているとまず分かるようになるはずです。どちらかというと私の好みは、模様は大柄、小さいうちはパッとしない(ツヤはあっても鮮やかさが低い)、肌に透明感がある、のんびり泳いでガツガツ餌をたべない、ようなタイプなので自分に正直に鯉を選べばメスとの出会いが少々多くなるはずです。

オスにはオスに良さがあって、大好きなオスが何匹もいました。大きくなりそうな子だな〜って感じたので、来シーズンは大きく伸びる気がします。しかもオスはメスと違って体形が崩れることが少ないので、管理もずーと楽ですね。

 

2007.11.1


今日から11月です〜。今年もどんどんと終わりに近づいてきました。外の餌やりも頑張ってもあと1ヶ月はないかな〜って感じです。ここまできたら無理させても仕方がないのでむちゃせずに健康体でシーズンを終わりたいと思っています。

冬前の管理で春に鯉が元気かどうかが決まるみたいなものなので、しっかりと冬を乗り切るためのエネルギーを蓄えてもらわないと来春エネルギー切れで大変なことになってしまいますもんね。来シーズンも産卵をさせる予定なので春先に消毒ができないですから、私にとっては薬を使わなくてよいようにすることも大切です。メイン池は6月に餌をやりすぎてエラにきたときにビオトークを3日間ほど使った以外には1回塩を入れてたぐらいですみました。ほぼ薬は使いませんでした。そういう意味では今のところ順調です。

鯉はじっくり育てるのが1番!、じっくり育てた鯉は体にしっかりした感じが出てきます。2才で65cmとか70cmとかむちゃくちゃな大きさの鯉もいるわけですけど、背中がそり気味だったりとか、質がもう少しとか、大きさはすごいけれどバランスを考えるともう一歩みたいなことがあるので、短期間に大きくなったからよいとはいえない面があります。

単順に大きさだけに興味がある人はそれでよいのだと思うのですが、一般的には大きさと綺麗さのバランスを大切にすると思います。そうすると、じっくり育てる方が時間はかかりますが、最終的な確率は高くなってくると思います。

ですので、私自身は2才ぐらいまでだとその年一番伸びた鯉とかは(特に餌をどんどんあげた飼育環境の場合ですね)、まず買いません。形が悪いことが多いし以外と伸び悩んだりするものです。若干小ぶりの方がバランス的に目に止まることが多いです。綺麗であってこその錦鯉ですからね。

模様的には緋盤がたくさんある鯉が好きなわけですけど、緋盤が多いほうが成長力も体から湧き出ているエナジーも高い気がいます。艶々した紅、体の良さ、を求めると緋盤が多い鯉でないと達成できない境地があります。好む好まないは別として、紅質の良さ、体のよさを擁立させようとすると、緋盤が多いほど成り立ちやすくなってきます。反対に言えば、緋盤が多くないと要素が両立しないのが鯉という生き物です。

我家のメイン池は緋盤が多い鯉がたくさんいるわけですが、やっぱり緋盤が多い鯉の方が平均的に成長率がよいです。そういう鯉たちは活力もたかいからか、上の話にもつながりますがほとんど病気もしません。質もいい、体もいい、病気もしない、はっきり言って飼育するには良いこと尽くしなんですが、唯一、品評会にだけは弱いという面を持っています。

私自身は元気な鯉が好きなので、一般的な品評会とはどうも縁遠い感じです。元気な鯉にも活躍のチャンスをということで、今年は久しぶりにコイパーク錦鯉品評会を復活させようかと考えています。

 

2007.10.31


今日も暑いぐらいの1日でした。昼間はTシャツで十分でしたよね。

メイン池の鯉たちはすごくお腹がすいていたようで餌やり前には水面でゴボゴボ音を立てて水を吸い込んでいました。水面をぐるぐる回っていましたしね。昨日もきちんと餌を上げたのだけどな〜。今日もいつも通り小型ステンレスボール5杯分の餌をあげておきました。

少し前にも書きましたが、春にメイン池に合流させた自然越冬の明け2才たちが10月に入ってから目に見えて大きくなっているような気がします。今、30cm前後だと思うんですが、ここ2週間ぐらいは1日数ミリは伸びているんじゃないかな〜って感じです。元々が小さいですから、伸び率が高い分、伸びに印象の中心がきます。60cm、70cmぐらいの子は、ワンシーズンで体の1.5倍も伸びたりすることはありませんから、伸びよりも体のボリュームに印象の中心がきます。70cmが75cmにぐっ〜とよく伸びても1.07倍の伸び率です。ありえない伸びを示して70cmが80cmになったても1.14倍ですもんね。

この時期はとてもよく伸びるので、秋が長い地方の方が年間の鯉の伸び率がよいのではないかな〜と思いました。こちらの地方は朝夕の冷え込みも厳しくないので楓の色づきは悪いですが鯉にとっては良い環境かもしれません。仮に夏が終わると短い秋が来て冬をむかえる地方だと鯉の伸びは若干落ちるかも知れませんが、その分、長く飼育すれば済むことで問題は何にもないはずです。

話変わって、11月になるとガソリンが値上がりするかも知れないということで家の車を満タンにしてきました。毎日暑いぐらいなので、まだ使いそうにもないですが灯油も買っておきました。ガソリンが値上がりするので、その他いろんなものが値上がりしていくから、家計にボディーブローです。こういうときは超燃費車のホンダFITとかがうらやましいですね。ハイブリットもいいですけど、こちらは販売価格が高いから、購入時にガソリンを前払いしているような感覚になるので、少し手が出しづらい面があります。

 

2007.10.30


今日はよいお天気となりました。昼間は暑かったぐらいです。もうすぐ11月なのにそんな季節感全くゼロです。

そうそう原材料とか製造日とか賞味期限とか表示を見ても当てにならない話が続いています。この話題がヒートアップしている感じなので、しばらく各地で見つかりそうな予感ですね。こちらの話題だと赤福餅が問題になっていて、よく似た御福餅がお土産としてよく売れているというニュースが流れていたら、実は御福餅も表示改ざんしていたって話しになって、まるでギャグ漫画の世界みたいでした。赤福餅の替わりとして御福餅をお土産に買った方にすれば笑うしかないって感じですね。

表示がしっかりしていたら食あたりしないかといえば、そんなことはなく、管理が悪ければ食あたることもあるでしょう。野生の感を取り戻して自分の舌を信じないといけません。賞味期限中でも口に入れてやばそうだと思ったら食べない勇気が必要です。賞味期限外でも舌が大丈夫って答えを返したら自己責任で食べちゃうぐらいがよいですね。

以上は人間の食べ物の話だった訳ですが、ペットフードとかはどうなっているのかな〜って思いました。ペットが食当たることはまずないでしょうから、売れ残って回収したものは新たなパッケージとして生まれ変ってたりして・・・。これらは食べ物つながりなのですけど、話変わって、今、自分たちが飼っている鯉の身元は大丈夫(間違いなく正しい)っていえる人はどのぐらいいるでしょうか。プライスカードに生産者名が書いてあったとか、お店いの人がそう言っていたとか、確証のあるような無いような話がほとんどじゃないかな〜と思います。それが良いと悪いとかではなくて、話の確証などは信じる以外に実証することはできないので、重要なのは目の前にいる鯉を見て自分なりの判断ができるようになることだと思います。信じることは大切ですが、地鶏、赤福などの例を見ていると信じることが正しい結果にいつも結びつくとは限りません。とても寂しい話なんですけれどね。

さて、今週末は白山養鯉場の池揚げなので今から楽しみにしています。天気が良いといいな〜って思っています。鯉もいい感じであがれば最高なんですけど、どうかな〜当日のお楽しみです。

鯉関係で11月の週末はほぼすべて予定が詰まっているため、今日の午前中時間を見つけてフィッシュランドへ支払いと追加の餌を購入しに行ってきました。秋とは思えない日が続いているので今ある餌では足らなくなってしまうことが決定的になってしまいました。今日も水温19.5℃ぐらいが続いているので毎日鯉たちも食欲旺盛です。

フィッシュランドへ行ったら、11月10日(土)、11日(日)に急遽売出しが決まっていました。え〜聞いていないよ〜って感じだったのですが、なんでも今日案内状を出す予定にしているとのことでした。日ごろの売出しからお客さんは多くなくてとってもアットホームなのに、今からの案内ではますますアットホームになっちゃいますよね。売り出し内容としては、甚兵衛産大正三色当才300匹、甚兵衛産大正三色2才、伊佐産昭和三色3才です。甚兵衛産の当才と2才は隔離水槽・池で見ることが出来たのですが、2才は丸太のようでビックリしました。てっきり3才と思っちゃうほどの2才でした。大ボリュームです。

私は11月は予定が一杯で売り出しに行けないのですが、見られる人には甚兵衛産大正三色2才を見てもらいたいですね。私も1匹ほしな〜って思いました。


紅花系紅白
2006年の様子

新しい月刊錦鯉を見せてもらったら、以前にお知らせしたように、フィッシュランドの自家産紅白(紅花系)が表紙を飾っていました。9月ごろに撮影した写真なので、今よりもスリムですけど、その分、紅が鮮やかで綺麗に写っていました。顔の形も良いし、模様もいい感じで(賞も狙えそう)、体の流れもよいので80cmぐらいになったときが楽しみだな〜って感じです。

まだまだ小さいですけど純粋に良い鯉だな〜って感じます。私もあんな鯉を飼ってみたいな〜って思うわけなんですが、転職して稼がないと手が届きません。なかなか出来ないクラスだと思います。私はメイン池に泳いでいるので見せてもらって大満足しています(お腹いっぱい)。買える人には絶対のオススメですけどね(将来性もかなり固いし)。

雑誌を見た人で、どのぐらいの人が模様以外の要素、今回の鯉なんかですと顔の形ですよね〜、そのあたりに興味をを感じたのかな〜と思います。最近、特に思うわけですけど、鯉の将来性は鯉の形に尽きるという感じなので、最初は質以上に形に注目したほうが上達が早いと思います。形ってあんまり話題になりませんし、どこにも載ってないし、(形といえば形ですけど)ボリューム感についてはなぜかよく話題になります。ボリューム感に関しては骨格の良さからくるふっくら感と肥満タイプから来るブクブク感が同一のボリューム有り鯉として混同されがちなので注意が必要ですね。肥満タイプは形が悪いです。

ずん胴な鯉は将来伸びないし、体が伸びやかなタイプは伸びどまりにくいし、こういう部分を知りながら鯉と付き合うことが大切ですね。60cmぐらいで見てずん胴かな〜って感じる状態だと間違いなくずん胴鯉だと思うほうが正しいです。伸びやかだけれど幅がぜんぜんないタイプに幅を持たせることは不可能です(肥満を幅というのであれば別)。60cmまでの成長でいいならば、どんなタイプでも到達するので、こういうことは見る必要はないかな〜と思います。大きい鯉にしたいというのであればとっても重要な要素です。

雑誌の表紙を飾った紅白とは雲泥の差ですが、我家にいるフィッシュランド産紅花系紅白で模様の雰囲気が似ているのが左写真の子です。写真は去年の物なので、今年どのような成長を見せているのか楽しみです。我家のメイン池にいるはずなのですが、あんまり見かけないので今一不明です。雲泥の差ですけど、別に悪い子ではないので成長を楽しみにしています。とはいえ、どうなっていることやら。

雑誌をパラパラ見ていたら、水槽と錦鯉のセットを販売する事業を起業した人たちのことが載っていました。いろんなきっかけで錦鯉を買う人が増えてくれればな〜と思います。


2007.10.28


今日は娘の七五三で神社へ行ってきました。言葉にするとそれだけなんですが、朝から着物を着せてもらいに行って、神社へ行って等々していたら、ほぼ1日仕事でした。あー疲れた、家族全員お疲れモードです。着物姿が可愛かったな〜親ばかですね。


期待の子
2007年4月撮影


もうすぐ餌のシーズンも終わるので、メイン池の来年のチーム編成について少しつづ考え始めました。つまり残す鯉をどれにしようかということですね。

その中で昨日の日記にも書きましたが、明け2才から楽しく育てている子が写真の大正三色です。元うちの売れ残り鯉さんですね。現時点を見るかぎり素適に育ってきているので来年も残そうと思っています。今年4才のシーズン(2004年うまれ)になりますけどたぶん50cm台で終了すると思います。

当才冬加温でそのシーズン野池行きだと、秋の2才時には50cm台の鯉がおおいので、それから比べるとずいぶん小さいですけど、普通のコツコツ飼育だとこんなものかな〜と思います。雰囲気から最終的に70cmは越えてくると思われるので、明け2才飼育からだったら十分だと〜と思っています。明け2才といっても、自然越冬なので小さかったですしね。

手堅く成長させようと思えば、野池上がりの2才を購入するに限ります。確率は当才飼育とは比べ物になりません。私自身、野池上がりの2才を購入鯉に期待するレベルと、当才鯉から期待するレベルは違って、最終の目標値も違います。購入時の価格帯が違うわけですから、同レベルを期待していては悲しすぎます。

写真の子は、明け2才飼育から考えると頑張った成長だと思います。私の去年の餌やりは下手だったので、今年と同じような方法を去年かからしていたら、大きさ自体はもっと大きくなっていたと思います。それはちょっと残念でしたね。

2007.10.27


昨日から2日間雨が降り続きました。雨が降っているのにメイン池の鯉たちは餌を求めて水面に集まっていました。水面の波紋を餌だと思うのか!?、う〜ん、さすがにそんなことはないだろうから食欲があふれているんだろうな〜。食欲もあるし調子もよいので、ずーと1日1回小型ステンレスボール5杯分の餌(今は咲きひかり)をあげ続けています。もう11月も近いのに水温は19℃あたりを推移しているので餌切りまでしばらくありそうです。

久しぶりにメイン池で今年の飼育コンテストに出している明け2才購入の大山昭和(2006年生まれのパール昭和)を見かけたら、頭の丸天模様をおもいっきり擦りむいていました。墨はほとんど出ていなくて、メイン池に合流させたときと雰囲気はほとんど変わっていないのですが、模様自体が変わってしまいましたね(笑)。そんなご愛嬌もあったけど、とにかく元気そうなのでよかったです。

もう1匹、同じ日に購入している大山昭和(2006年生まれのパール昭和)の方が、私の中ではお気に入りなのですけど、最近姿を見ていないのでちょっと心配です(浮いてこないから元気にしているとは思いますけど・・)。これは売り出しに行ったら、大山さんより模様に対してこだわりのない私へのオススメ鯉になっていて、すぐに買うのもなんだから、ほしい人がいたら遠慮せずに掬っていってよいよ〜って言ったけれど、やっぱり最後まで売れ残ってしまっていた鯉さんです。私は好きだったけれどほんと人気がなったな〜。我家のメイン家でどんな風に育っているか興味深々です。

振り返って考えてみると、今、我家のメイン池で泳いでいる鯉たちは、養魚場の売り出し売れ残り鯉や、うちの売れ残り鯉たちが結構数いて、お気に入り紅花系紅白、大助系紅白たちも売れ残り鯉でした。この2匹、高くて売れ残ったのではなくて低価格帯にいたのに売れ残っていたからほんとに人気が無かったのだと思います。

今楽しく育てている松系大正三色(2004年生まれ)はうちの売れ残りだし、今年よく成長しているべっこう(2006年生まれ)もそうだったな〜と。世間の人気と、私の好みはずいぶん違うな〜ってよく思います。ただ、不人気鯉であったのは事実ですけど、私には良くなりそうな鯉に見えたのも事実です。ほんといずれ、立派な鯉だな〜って言ってもらえるように頑張って育ててあげてたいですね。でも、小さな池で飼育していますから成長もゆっくりなので、実力を発揮してくれるまでの道のりは長そうです。不発のまま終わるかもしれませんしね(笑)。

2007.10.24


鬼行列


山車


屋台


今日は、友達の家族たちと上野の天神祭り(三重県伊賀市)に見物に出かけてきました。先月からいっしょに出かける約束をしてあって楽しみに日取りを空けて待っていました。天気もとてもよかったし見物日和でした。

私自身も25年ぐらい前(小学生)に一度見物にきた記憶があります。大きなお祭りで山車も一杯出ているし、出店も人も多いです。城下町なので町並みの雰囲気もよいですね。

毎年10月23,24,25日がお祭りなのですが、この日がお祭りって決まっているそうで曜日は関係ないそうです。平日でもバリバリお祭りです。考えてみれば、世の中で曜日が決まったのは、お祭りが始まった時点よりずーとあとのはずなので、曜日なんか無視っていうのも分かる気がします。

メインは鬼行列を見に行ったのですが、鬼たち(大人も子どもも)も頑張っていたし、町あげての伝統行事だなって感じました。けっこうリアルなので鬼を見たら娘が泣くかな〜と思ったのですけど、ビビリながらも泣かなかったので、ちょっとびっくりでした。

遊びに出かけたのはなかなか久しぶりでしたので、ほんと楽しかったです。そういえば、出店の中に魚釣りというのがあって、のぞいてみたら、20cmぐらいの錦鯉釣りでした。けっこう釣り人がいましたよ。みんな真剣に釣っていましたが釣れるのかな〜なんとなく疑問でした(笑)。錦鯉もきっかけだと思うので、こういうことから錦鯉ファンが増えてもよいな〜って感じました。

2007.10.23


今日は陽気のいい1日となりました(昼間は暑かったほど)。それでも、メイン池の水温は19〜20℃ぐらいで推移中でずいぶん下がってきました。でも鯉たちは元気一杯です。昨日は帰りが遅くて、餌を少なめにしかあげてなったので、昼間から餌さクレクレで大変でした。

ちょうど餌の咲きひかり一袋が終了したので、あと残すところ、咲きひかりがもう一袋残っているだけです。微妙なところなのですけど、もしかするともう一袋購入することになるかもしれません。ここしばらく咲きひかりだけを与えていて感じることは、咲きひかりは鯉がよく太るな〜ってことです。

今、秋なので鯉たちが一年で一番よく太る時期な訳ですけど、餌がそれに対応できていてきちんと結果に応えてくれてる感じです。あげている量に対して鯉の太りがよいですね。夏は太る時期ではないので、そこそこの餌で十分かな〜と思いますが、秋は咲きひかりに限るという感じです。オールマイティーというか、そのほかの餌を使う理由が価格の安さ以外浮んできません。

鯉の質(体形含む)と、密飼いを避けて、あと、きちんとした餌の3項目がそろえば自宅家でも無理せず十分に鯉の大型化は可能だというのが私の感じるところなのですけど、3項目のうち、餌は咲きひかりで十分です。当然、自宅での大型化は野池に比べると時間がかかりますが、時間がかかること=悪い事ではないですから、じっくり育てればそれでOKです。野池に合う鯉合わない鯉がいますから、野池は魔法の泉ではないし、飼育方法のひとつにそういう方法もある程度に考えるのがよいと思います。

人間もインスタントラーメンは安いけど、そればっかりずーと食べていても健康的とはいえないと思うので、バランスがとれた食事というのは大事だと思います。鯉の餌の場合も、バランスが取れている範囲内で安い餌を探すものはよいですけど、バランスが取れていないとすれば、価格は安くても鯉に結果が反映されないので、お金を無意味に使っているだけのような気がします。餌さ代が大変という場合には、鯉の数を減らせばよいわけですので、鯉の数を減らしてそこそこバランスのいい餌を使えるようになりたいですね。

素質のある鯉と咲きひかり、それさえあれば、事故でもなければ鯉は自然とよくなる気がします。

2007.10.21

水槽欠け修理


接着剤


水槽穴ふさぎ


週末から180cmアクリル水槽の修理をしています〜。何とか11月半ばぐらいには稼動させたいな〜って思っています。夏前から我家に来ていたのですけど、やっと修理にかかり始めました。水槽部屋内で冬用の水槽にしようと思っていたのに、ギリギリにならないと思い腰が上がりません(笑)。だから私は太っているのでしょうね(動かないから)。

この水槽も、ずいぶん年季が入っているので、水が漏れないか心配なところなのですが、とりあえず現時点で分かっている修理箇所から手直しです。まずは左上部にあった大きな欠けを接着!。

アクリルの接着にはアクリルサンデーのアクリル用接着剤を使います。この接着剤、さらさらの液体(有機溶剤)で、付属の針付き注入機にいれて接着面に流し込むように使用します。接着剤というと接着面に刷毛で塗るとかのイメージがあるのですが、それとは全然違います。接着面に流し込むと毛細管現象!?か、接着面全体に綺麗に広がります。そのまま数分放置する完全接着です。

アクリルを接着剤自身の接着力でくっつけているのではなくて、たぶんアクリル面を溶かして溶着状態となっているので(接着剤自体は気化するのでしょう)、強度も強いです。今回くっつけた欠けた部分もビクともしません。

その他、少しの部分ですけどアクリルの接着面の剥離があったところはすべて接着剤を流し込んで接着しておきました。水槽の強度さえ保てれは少々の水漏れはシリコンコーキングして防水することにします。

もう一箇所、水槽側面に開いていたオーバーフロー用の穴を塩ビ管と塩ビキャップ、シリコンボンドを使用して防水しました。シリコンボンドはアクリル・ポリカーボネイト対応の物の方がよいかな〜と思ったので、バスコークを使用しています。プラスチックの衣装ケースなどで簡易濾過槽等を作るときは安いコーキングガン対応の普及品を使っています。本当はアクリル板を張ってしまおうかと思ったのですが、万一オーバーフロー水槽にすることがあるといけないのでシリコンボンドでの対応としました。

シリコンが固まり次第、10cmほど水を張って水漏れがないかを確認してOKなら徐々に満水にして見る予定です。なんかドキドキしちゃいますね。水漏れしませんように(笑)。



テトラ 外部フィルター
EXパワーフィルター90


60cm×45cm×45cm(水量100L)の濾過槽強化のための外部フィルターが届きました。今使っている上部フィルター(3,000円弱の普及品)がそろそろ寿命になりそうなので、その変わりになります。今回はテトラの外部式 EXパワーフィルター90にしてみました。

今までは外部フィルターはほぼエーハイムの製品ばかり使ってきていましたが、たまには違うものでもというわけで、使い心地のよさそうなテトラの製品にしました。使ってみた感想として、パワーも十分だし(その代わり消費電力が14wと少し大きい)、モーターヘッド(上の蓋部分)と本体の脱却もとっても楽チンです。我家で使用しているエーハイム製品(エコシリーズ、プロフェッショナルシリーズ)も楽に外れますが、それ以上かな〜って感じるぐらい楽です。昔、ニッソーのプライムパワーを使用したときはこれをはずすのがとっても大変でした。

内蔵する濾過トレーは1Lコンテナが4個入るようになっています。リング濾材4L分も入るのもよいですね。付属の濾材はリング濾材が半コンテナ分とスポンジフィルターが大部分を占めるので、鯉飼育用だったら鯉は糞が多いのでドライボールを入れておきたいかな〜って感じです。今回は試しにテトラ EXバイオボールを1コンテナにセットしました(一箱1コンテナ分)。

給水パイプと排水パイプを取り付けて、本体についている呼び水ボタンを数回押せば水槽の水がサイフォンで本体に充填します。この部分は呼び水機能の付いているエーハイムエコの方式よりも楽チンな感じがしました。動作音もほぼ無音で中々快適です。

エーハイムの製品は本体が緑色の半透明プラスチックで出来ているので、中の状態がなんとなくわかる点は個人的に好きです。あとエーハイムは耐久性も高いので、EXパワーフィルター90はどの程度の耐久性を示してくれるかも興味がありますね。水中ポンプのカミハタRioシリーズみたいに安くて耐久性も問題なしの製品も世の中にはあるので、EXパワーフィルター90もそんな感じになればうれしいです。

EXパワーフィルターだと75と90が選択肢に入ると思うんですが、ユーロパッケージだと75も90も同じ消費電力14wなので濾過容量の多い90の方がよいように思います。通常パッケージだと75は消費電力10wで90は14wなのでそういう面では75も魅力的だったりします。ただ、鯉飼育の場合は過密飼育になってしまうことが多いので、濾過能力が高いほうが長持ちするような気がします。

ちなみに我家だと外部フィルター使用水槽は水替えのとき外部フィルターを止めることはありません。フィルターの掃除もめったにしません。なるべく水替え対応で済ませる状態です。


2007.10.19


今日は朝からずーと雨のお天気でした。肌寒かったですね。それでも水温は20℃ぐらいあるし、鯉たちは昼間から餌を求めて泳いでいたので、少し少なめですが小型ステンレスボール3杯分の餌をあげておきました。餌をあげた時間はすでに暗くて雨も降っていて風も冷たかったので、餌だけあげてすぐ撤収しました。

現在室内水槽の多くは低価格の上部濾過槽で動いているのですが、お世辞にも濾過能力が高いともいえないし、一台異音が止まらないので外部フィルターを購入してみました。低価格の上部フィルターセットでもポンプを交換しようとするとポンプ単体の方がフィルターセットより高かったりするので、事実上、使い捨てになってしまうのはもったいないです。その点、外部フィルターはインペラーシャフトの交換と、そうそう傷みませんがゴムパッキン(Oリング)を交換するだけで長く使えます。

初期投資は安いが買い換え続ける低価格の上部不ルターがいいか(しかも濾過能力もいまいち)、初期投資が高くなるがその後の維持消耗品が安い外部フィルターが良いのかは、意見の分かれるところかも知れません。私的には1つを長く使う方が好きです。上部フィルターもしっかりしたものは、濾過能力も高いし、故障知らずって感じなので、それらと比べて外部フィルターとどちらが良いかは判断が難しいですね。外部フィルターが好きな点は、水槽の水を交換するときにフィルターの電源を落とす必要がないこと(給水口が水面から出なければOK)、あと虫が発生しないこともです。音も静かです。

どうしても上部フィルターの場合、ユスリカが発生しやすくなりますが、外部フィルターでは密封されているためそういったことがまずありません。外部フィルターの欠点としては掃除のしにくさがあるわけですけど、水替え対応済ませることがおおいので、たまの掃除がめんどくさいというぐらいは許せるかな〜と思います。魚は大丈夫だけれど虫はイヤっている人には外部フィルターがバッチリですね。

私自身、上部フィルターでも外部フィルターでも鯉を飼いましたが、どちらでも問題なく飼えます。鯉の場合は糞も多いので性能的に適合水量よりワンランク上のものが望ましいです。2台動かして交互に掃除するのもよいですね。

 

2007.10.17


今日もいい天気でした〜。

またまたガソリンの値段があがるようです。現在、私はレギュラー137円〜138円で給油しているのですが、昔100円を切っていたときが懐かしくなりますね〜。レギュラーが138円だと大抵ハイオクは148円なのですが、10円高いけど、ハイオクを入れて燃費が1割伸びることがあったらハイオクの方が得なことに気が付きました。リッター10Km走る車は、1kmあたり13.8円、ハイオクで11km走るようになったら、1kmあたり13.45円です。ハイオクを入れることで燃焼効率があがってアクセルを踏む込みがおさえられたら一割ぐらい走行距離は伸びそうな気がします。ガソリンの価格が上がる一方の今、どっちが得か、一度試してみようかな〜って考えています。

インクジェットプリンターのインクが切れたので、今回はじめてリサイクルカードリッジを使用してみました。プリンターの印刷物を保存用に使うことがほとんどないので、厳密な色合いにこだわることもないし、価格の安いリサイクル品を試してみた感じです。結果、ちょっと色合いのコントラストが強いかな〜って感じはありましたけど、普通の印刷物で困ることはなかったです。写真画質プリントとかだともしかすると厳しいかもしれませんけど。私の場合なんかは、デジカメ写真をプリンターで写真画質プリントをしたことはほとんどなくて(保存性が悪いから)、お店でプリントしてもらっています。

さて、鯉はすこぶる元気で餌をどんどん食べています。水温は21〜22℃ぐらいになってきました。もうあと1ヶ月ぐらいで今シーズンは終わりそうです。今年はほんとにいい感じで餌やりができましたが、欲をいうとメイン池は密飼いがひびいて伸びがもう一歩って印象もうけたので、来年は今いる鯉の数を半分にして、そのかわり、シーズンスタート時に明け2才を10匹ぐらい入れておこうかな〜って考えています。秋に30cmにはなるはずなので、次の年に残すものと、そのまま放出組みとに分けることになりますね。メイン池は大型鯉(75cm〜80cmちょっと)を目指しているので、鯉としては楽しめても、目標上、一匹も残せない可能性もあります。

現状だと、オスの数を減らさないといけません。まずは春の産卵用ペアに残す鯉以外は放出してもよいのですが、産卵用だけでも数がいることになる気がします。産卵用オスなら太らせても意味がないし大きく伸ばす必要もないし、模様は派手なのでFRP窓付き水槽に入れておいて、道行く人に楽しんでもらっても良いかな〜と思います。それか、1t強FRP水槽にいれて飼っておくのも手かな〜とか、いろいろ考えちゃいますね。3tぐらいのオス親専用にするFRP水槽がほしいな〜。

今シーズンももうすぐ終わり、頑張って餌をあげようっと。

 

2007.10.14

運動会


昨日は子どもの運動会でした。去年に続き2年目だったけれど、私も親として運動会に参加する年齢となったとは、信じられないな〜。とはいえ、一生懸命ダンスをしている子どもの去年とは違ってずいぶんしっかりした姿をみて超感動でした。まさに親ばか、親ばか以外ありえないと自分でも思います。天気もよかったし、それでいて暑くもなく、これこそ運動会日和でした。

さて、メイン池は今日も元気いっぱい〜。なので小型ステンレスボール5杯分の餌をあげておきました。春に適当にポチャンと入れておいた明け2才(2006年生まれ)もそれなりに大きくなってきていました。特に9月半ばぐらいからよく成長してきているように思います。

メイン池とは反対に、FRP窓付き水槽は若干鯉の調子が落ち気味、何が?っていわれるとなんとなくって答えしか返せないのですが、水の調子が移り変わっていく時期なので水が不安定なのだろうと思います。0.5%になるように塩を入れたので、このままあさっての火曜日の朝まで塩分浴として、火曜日には通常飼育に戻そうと思います。なんとなくこういう場合は長期の塩分浴でなくて2日間程度塩分浴させて、その後、通常飼育に戻した方が調子の戻りが早い気がします。

1t強FRP水槽の子たち(2006年うまれ)もずいぶんと大きくなってきました。サイズ的には、自然越冬ですので、30cmを越える程度です。まだシーズンオフまでに伸びそうな気がします。あと2cmぐらい伸びてほしいな〜。

そういえば赤福が偽装問題を起こしていた。お土産にもらったり、お土産として買ってきたり、それなりに食べる機会がコンスタントにありましたがぜんぜん気が付きませんでした。需要を満たすために冷凍もあわせて在庫調整をいしていたということでしたが、そこまでニーズ!?に応えなくても、売り切れたらその日は販売終了でいいじゃんって思います。売れると無理を承知でどんどん売りたくなる欲が出ているのかと思いますね。ビジネスだからしょうがない、味が変わらなければ別段問題なのでは、とかそういう問題でなく心根が嫌です。なのでしばらくは赤福を食べないでおこうと思っています。世の中まっとうなことをしていると儲からないといわれるけれど、最近のニュースを見ていると、食べ物に限らずほんとにそんな感じです。

 

2007.10.12


暑いぐらいの1日でした。昨日は帰りが遅くてあやうく今日になってしまうところでした(遊びでじゃないよ〜)。それでもメイン池だけは鯉たちが待ちわびていたので餌をあげておきました。今日もいつもどおり小型ステンレスボール5杯分をあげておきました。

朝夕がだんだんと冷え込んできていますが、遠慮なしに鯉たちに餌をあげています。池も濁り気味であまりよく見えていないのですが、どうも3才の1匹が腹ボテ風味になってきているような気がします。腹ボテは体質なので仕方がないのですけど、去年、メイン池は餌の与え方のミスでよく伸びる感じの子達がげっそりしたなか、ボリュームを維持していたので、今年みたいに餌が食べやすい環境だと太りすぎてしまうのかもしれません。ツヤはよいのですけれどね。やっぱり鯉は体とツヤがセットでないと楽しめません。あとの子たちはいまのところ問題なさそうです。

私自身、鯉を育てて楽しんでいますが、史上最高の鯉を育てようとか手に入れようとか思っているわけではありません。そもそもそんなのは普通の経済状況では無理です(いい鯉への憧れはあるのでそういう鯉がいなくなるのはとっても嫌です)。自分が手に入れられる範囲内でどこまで納得できる鯉が育てられるかに挑戦しつつ楽しんでいます。世の中には、すごい鯉たちがいるわけですけど、そのよさはきちんと認めつつ、一般の経済状況では実際手に入れることは難しいですから、自分が楽しめる範囲を決めてその中から楽しむのが負担が少なく長続きすると思っています。

無理な負担をしないというのは大切なことで、たとえ年に1000万円の資金を鯉に使える人でも、毎年1100万円使っていったらそのうち苦しくなってきます。中学生だったら5,000円が大変だと思うんですよね。鯉の出来は毎年ちがうのでちょっと無理して購入する年があってもいいですけど、日ごろは9割ぐらいで止めておくのが心に余裕のある愛好家になれるような気がしています。余裕がなくなると鯉に対しても評価でなくて文句・批判になってしまいがちです。反対に、評価を文句・批判であると受け取りがちな面が出てきたりします。無理していいことなんてなにもありません。

私が飼育している鯉なんかは、普通に働いている人だったら誰でも手に入れられる価格帯ばかりですから、そういう鯉を育てるとどういう風に育つかをぜひ見てもらいたいな〜って思っています。池があるのは恵まれていますが、それ以外は、我家でできることで他の人に出来ないことはありません。だれにでも鯉なんて飼えるってことが分かってもらえたら一番それがうれしいな〜ってことです。それを伝えるのがこのHPの役割でもありますね。

さて、来月には白山で池揚げが行われます。私も紅白を1匹預けてあるわけですけど、今年は自宅へもって帰ろうか、どうしようか悩んでします。我家だと年に1匹預けるのが精一杯ですので、そろそろ新しい鯉に野池に入ってもらおうかな〜とか考えています。今年無事にあがってきたら、70数cmにはなっているはずなので、もともと80cmをオーバーするまで預ける意気込みでしたけど、やっぱり自宅池で4年ぐらい自分で餌をあげて80cmを超させたほうが楽しめるんじゃないかな〜っていう気持ちが出てきています。その間に、新しい子に野池に入ってもらって伸びてもらって紅白に続いてもらうと。うまくローテーションを組んで野池での効果が高い方法をとりたいですね。

ただ、自宅池に紅白をもって帰ってきて上手く環境に馴染めるかの問題もあるのですが、あくまで最終鑑賞場所は自宅池ですから、いくら野池で成績のいい鯉でも自宅池でダメなら、それは自分にとっていい鯉を選びきれていなった実力の無さとして諦めようと思っています。どうしようかとしばらく悩みますね〜。

 

2007.10.10


今日も鯉たちは元気元気、メイン池にはいつもどおり小型ステンレスボール5杯分をあげておきました。食欲のある時期なようで水面の餌がどんどん鯉たちの口に吸い込まれていきます。掃除機みたいです。寒波でも来ないかぎり11月まではバクバク食べてもらいましょう。

そういえば、我家にカメ(ヨコクビガメ)が来て以来、カメの魅力に取り付かれつつあります。カメは爬虫類といっても一般的な爬虫類のイメージとは違って誰にでも人気者です。もともと私は爬虫類が嫌いではないですけど、爬虫類が苦手な人でもカメは大丈夫という人も多いのではないでしょうか。ただ、ヘビはどうも私は苦手かな〜って思います。ヘビといえばもうなくなりましたが香嵐渓ヘビセンターが有名でした。昔行きましたが四方八方ヘビだらけでした。

ミズガメを飼うまではリクガメのほうがよいかな〜と思っていたのですが、ミズガメの手軽さに慣れるとミズガメの方が魅力的となってきました。リクガメだと水分補給も兼ねて生野菜を食べさせたりするわけですけど、ミズガメは鯉の餌でOKです。クワガタ・カブトムシ用のプラケースに水を入れて飼育するだけであとは特別なことがほとんどいりません。水替えもカメが入ったままケースごとひっくり返してジャーと水を流して再度水を入れて終わりです。

ミズガメの魅力的な要素を並べると、飼育が簡単、餌は鯉の餌でOK、愛嬌がある、よく泳ぐ、形・色がいろいろ、種類も豊富、複数匹をまとめて飼育できる、寿命が長い、値段もピンきり、などです。上達すれば繁殖も出来ます。で、ふと思ったのは、鯉の魅力と多くが重なっているじゃん〜ってことです。私は鯉が好きですから、共通の魅力が多ければ他のジャンルの生き物が好きになってもなんらおかしくないですよね。

熱帯魚だと古代魚が好きで、元々勧められたのもあって肺魚を飼っているわけですけど、空気を吸うのでエアーポンプも要らないし、鯉の餌でOKだしこれまた共通の魅力が多いのですが、残念ながら縄張り意識が強く混泳出来ないのが最大のマイナスポイントです。ほんとはいろんな肺魚を楽しみたいのですけど、一匹に付き水槽が1ついるので、どうしても場所の確保が難しいんですよね。L型アングルで4段水槽台を作ってオーバーフロー水槽で肺魚マンションを作ったらさぞかし見ごたえがあるだろうな〜とは思いますが、現実的には難しいですよね。

カメの場合は、プラケースにまとめて入れておけるので場所をとらずにいろいろなカメが楽しめます。鯉の場合でも水槽なり、池なりにまとめて入れることができるので助かりますよね。ちなみに今ほしいカメはキバラヨコクビガメ(Pelusios castanoides)です。鯉が好きな方にはカメもオススメです。

 

2007.10.9


だんだんと朝夕が冷え込むようになってきました。夕方、風がどんどん冷たくなってきて、ちょうど犬の散歩をしている女性から寒いですね〜って言われて、寒いですね〜って私も答えたものの私の身なりは半そでTシャツ+短パン+サンダルで違和感アリアリでした。太っていると冬には強いんです。ただ、太っていると大抵運動不足なので風邪は引きやすいですけどね(苦笑)。

鯉たちはいたって元気で餌をバクバク食べています。メイン池は通常どおり小型ステンレスボール5杯分の餌をあげています。咲きひかりをずいぶん混ぜているので餌食いもよいですね。咲きひかりは素晴らしいんですが、少しだけお値段もするので(性能からすると安いとは思うんですが)、この時期、週に一袋とかになると月4万円弱かかかるため、なかなか大変です。それ以外に、水道代、電気代を足すと月5万は突破するので、鯉を飼わずに貯金すればずいぶんお金がたまるな〜なんてちょっとおもうんですが、それだけ維持費をかけても鯉はかわいいですね〜。

ただ、安く楽しんでいると言えないのも事実で、できるかぎり鯉を楽しむ維持費を下げていこうとは思っています。一番簡単で効果が高いのは鯉の数を減らすことです。我家の場合だったら、メイン池の鯉の数を半分にした瞬間から餌代は半分になります。今年から野外は井戸水注水ですけど、濾過槽や濾材を洗ったりするときは水道水を使うので、鯉が減って洗浄回数が減れば水もずいぶん節約できるはずです。池の鯉の密度が減れば、鯉は伸びやすくなるし、維持費(餌代、水道代)はかからないし、掃除(濾過槽、濾材等)の回数も減ってメンテの時間もどんどん減ります。きっと水質もあがって鯉が病気にかかる可能性も低くなるでしょう。いいことづくめですね。一度、超お気に入り以外のまあまあお気に入りは放出しないといけません。

さて、HPでもよく書いていますが、最近、鯉の形自体に興味があるのでよく観察しているのですが、雰囲気でこの鯉は骨格を基盤として膨らんでいるな〜とか、この鯉は骨格ではなく身を付ける(肥満ですね)ことで膨らんでいるな〜とか徐々に感じることができるようになってきています。要は体が骨格で筒状になっているか、なっていないかの話になるわけですが、胴体だけでなく顔にも特徴の雰囲気が出てきます。

体形のよい鯉の顔は小顔の三角形で形成されていて、それは実際よくわかるしすでに実感としても正解だな〜って思うようになっていたのですけど、筒状に関しては、顔の雰囲気の違いが何の原因によって感じられているのか見出せないでいました。それがこの前、ふとフィッシュランドで話をしていたら教えてもらった内容と、自分の感じていた雰囲気の違いの疑問とがバッチリ一致したので、そういうことか〜ってミステリーの謎が解けたみたいにスゥーと消化できました。

こういうことの繰り返しで、鯉を尾長く飼い続けているとどんどん単純だな〜って思えてきます。ただ、単純ですけど生き物ですので100%そのようになるかといえばそうでないですから、ほぼ、たぶんがつきますので、そういう面が面白さに奥行を出してくれます。実に楽しいですね。鯉は続けば続けるほど分からなくなることはたぶんなくて、奥行をどんどん感じるようになってくるのだと思います。日本語は難しいですから、長くは続けているけれど単に迷走して鯉の理解が進まずよく分からなくなってしまっている状態を難しいと表現する人もいれば、鯉を理解しその奥深さを難しいと表現する人もいるでしょう。鯉は難しいとよくいいますし聞きますが、前者であるのか後者であるのかでは大きな違いが出てきます。

話は少し戻りますが、筒状骨格を持った鯉の顔というのは、目が極わずかですが左右の目がより気味で上目づかいです。そのため、鯉を正面から眺めると、なんとなく目線があったかのような雰囲気が出ています。考えてみれば単純なことで、鯉の目は側面から見ると中央より上に位置しています。筒状骨格の鯉は顔も筒状ですので側面の中央上にある目は少し上向きになってしまいます。

反対に筒状骨格でない鯉は、顔側面に丸みがないので、上から見たときに馬みたいに目が真横を見るようについていて、(極端に言えば平たい板の上に目がついているようなものなので)上目つかいになりません。なので観察者と目線が合わないです。少しのことなのですけど、この目線の違いが筒状骨格の鯉とそうでない鯉との顔の雰囲気の違いをずいぶん演出してたんだな〜と分かった次第です。

これが分かってから、自宅のメイン池でも目線をよく観察するようになりましたが、筒状骨格がしっかりしているものほど目線が良く合う気がします。筒状骨格が弱く体が細い鯉は目線が合いづらいですね。目線の雰囲気を感じればその鯉の筒状骨格度合いが判断できる気がします。あとは、見た目に分かりやすい方が判断しやすいので、大きな鯉ほど分かりやすく、小さい鯉ほど分かりにくいです。骨格は生まれ持った先天的な要素なので、きっと経験をつんだ人(よく観察した人)ほど、早い段階で判断がつくのだろうと思います。

鯉の顔はその後のボディーラインを決める最初のスタートラインなので、顔を理解すると(顔の雰囲気を感じることができるようになると)鯉の将来性が見やすくなってくるはずです。つまり、上記のように目線を見ることで、鯉の筒状骨格度合いを把握して(筒状骨格は体形が崩れにくい)、次に上から見たときの顔の三角形度合い(口からエラブタへ向かって扇型に広がる角度)で体の伸び具合を判断します。三角度合いが広い(扇型の角度が大きい)と幅は付くがずん胴で伸び止まっておわり、反対に三角度合いが狭い(扇型の角度が小さい)と伸びどまりにくいが幅が付かないまま長細いままの成長です。このバランスがとれたところが伸び止まらず幅が付く体形になります。

鯉は顔の形が大切で、将来性を見る大きなポイントになっています。鯉の話では不思議と、サシ、キワなどの見方はよく話されたり本にも載るし、体形に関しては単順にボリュームがあるとか、目幅がどうとか尾筒が太いとか、そういう話で終わってしまうことが多く、骨格の形(筒状を形成しているかどうか)と顔の形の話はほとんど見たことがないので、なんでこんな大切な話がされない(誰も触れない)のだろうかと不思議なぐらいです。鯉の体形の将来性は顔にあり、そんな感じです。口の大きい鯉は将来大きくなる!?、顔の大きさから相対的に口が大きく見える鯉は大きくなっても自然な幅が出にくいですよね。顔が綺麗な三角にならないのでその後の体に幅の出ようがありません。無理やり餌を食べさせれば、ヘビが卵を飲み込んだような不細工な体形になる可能性はあります。特に今は肝機能や消化を助ける薬も出ていますから、個体が生まれ持つ能力以上にボリュームをつけることも可能です。人間でいえばドーピングみたいなものですね。

 

2007.10.7


今日はフィッシュランド売り出し2日目、2日連続で出かけてしまいました。昨日、咲きひかりを購入し忘れたのでそれも兼ねています。これで餌の残りはミシロのスタンダード1袋、咲きひかり1.5袋となりました。このままシーズンが終わるとも思えないので、あと1袋はいるのではないかな〜と思っています。最後、咲きひかりで太らせて今シーズンは終わりにします。

今回販売された当才たちを見ると五色と浅黄が良かった〜という印象でした。パール昭和もたいへん良いのですが、初腹ではないので雰囲気を見慣れたせいか、五色と浅黄はそれ以上って感じでした。初腹が一番良い子が生まれやすくて、なぜか2年目、3年目、、になると良いけど初腹には及ばないかな〜みたいなことが多いです。ほんとに不思議なことなんですけれどね。はじめての子はワクワクするので、それ以降は単に見慣れちゃうだけなのかも知れませんけど。

というわけで、私的にはやっぱり五色と浅黄のインパクトが強かったです。五色は紅の明るさが素適、浅黄は体の作りがよいです。体のつくりのよさでは浅黄、パール昭和の次に五色がきます。いい五色だな〜って思うわけですが、体のよさではパール昭和に勝てないところが五色の品種として限界かな〜という感じです。並みの昭和なら今回の五色も十分張り合えたかな〜と思うんですが、体のよさを持つパール昭和にはかないません。

今回の私のお気に入りの浅黄は、私自身メス親もオス親も好きなので、親たちみたいな雰囲気を持った鯉に育つとよいな〜って思います。以前からメス親はいずれは親鯉になる予定として、フィッシュランドのメイン池に暮らしていて、その間に見た目もとても綺麗になって、若鯉の種別日本一もとって、その後、全日本の種別3位ぐらいにもなって、親候補としては珍しく品評会でも評価されています。品評会で賞をとった鯉が親になるケースは世にたくさんありますけど、元々から親候補として育てている鯉が品評会で賞をとるケースは意外と稀なんです(鯉がどれだけよかろうと、当然、品評会は品評会のルールに適合した鯉しか受賞対象にはなりませんので)。

今回生まれた浅黄の子たちも面白くて、すでに浅黄らしいって分かる子たちも普通以上に白い感じなのですが、もっと真っ白な浅黄が何匹もいることです。ドイツの白いソーセージみたいな感じです。全身真っ白。先のことはわかりませんが、作り手も私もその白い浅黄は評価していて将来を楽しみにています。

理由としては、メス親の浅黄が3〜4才ぐらいのころは白かった。紅白等の稚魚だと緋が飛んで白くなるのがでるが、今回の浅黄の生産では、白い子の数が減って赤い子の数が増えていく傾向を示していた(緋は飛ぶより増える傾向がある)。オス親はずいぶん年齢を重ねた鯉だったのですけど、少々前まではちゃんと見た目も浅黄だったのに、シミもなく全身真っ白に変化した。等々の理由で、白い子には、今、白いだけの理由があるのだろうと考えています。あと、白い子達とは対極に赤い浅黄(赤松葉)もいるのですが、親が立派なだけにそれにも期待しています。

 

2007.10.6

売り出し風景



五色郡泳


今日はフィッシュランドの売り出しに行ってきました〜。私の売り出し到着時間はいつも遅いので、いろんな知り合いと出会えたのは出会えたのですが、時間がなく挨拶程度になってしまいました。またよろしくお願いします。

売出しでは2才鯉が15〜20匹ぐらいと、自家産当歳の浅黄、五色、パール昭和が展示販売されていました。

今年のパール昭和(フィッシュランド育成)をみると、去年のパール昭和(大山養魚場育成)と緋色が違います。作り手で緋色は変わるな〜といつもながら思うわけですが、体の形は去年と今年で全く同じです。前々から感じていることですが、鯉の形ってほんと変わらないな〜ってつくづく思います。

今回のケースのよう、同じペアから産卵させせた子たちは生まれ年が違えど形は似ていますし、小さな鯉から大きな鯉に成長させた場合でも小さいときの形は継承されます。鯉を見ていて思うのは、鯉の形ほど変化のないものはないな〜ってことです。

小さいときから細長い子は大きくなっても長細いし、ずん胴な子はずん胴、バランスの取れている子は大きくなってもバランスが取れていることが多いです。簡単にいうと、大きく良い鯉は小さなときからも良い鯉とだということですね。

今になって思うのは、私自身は鯉に模様から入って(雑誌やカレンダーに載っているような鯉を探すわけですね)、次に質(ツヤ、肌、緋盤など)に入って、最後に形(体形)の道のりを歩んだわけですが、少々遠回りしたかな〜という思いです。やっぱり、質よりも最初に形(体形)を見ることに専念していれば、もっと上達が早かったな〜と感じます。


2007.10.5


今日は良く晴れた1日となりました。うれしいことが1つ、近所の園児たちが家の前を散歩で通ったとき、ひとりの子が金魚いる〜って声をだしたら、他の子から金魚じゃなくて鯉だよ〜って訂正してくれたではありませんか、ここまでくるのに2年ほどかかりました。あーうれし。小学生まで含めて水槽設置当初の金魚がいる、金魚がいる、金魚がいる、という認識状態から、現状の金魚がいる、鯉がいる、金魚がいるって状態まできた感じです。

まずは鯉というものがいるという存在を見せていく、次の段階では鯉は綺麗な魚であるというところを感じてもらえるようにしていこうと思っています。そこまでになるのはまだしばらくかかりそうです。即結果を出すとか、見返りを求めるとかそういうものでなくて、たくさん種をまいたらどれか1つぐらいは育つのではないかな〜って焦らず長く続けていくしかないですね。

メイン池は今日も小型ステンレスボール5杯分の餌をあげておきました〜。食欲が旺盛だったのか、日ごろより食べ終わる時間が短かったような気がします。食欲の秋ですね。どんどんボリュームがついたらよいのですがそれは望めませんので、シーズンも終盤戦に入ってきたので餌を切る日まで調子を落とさずかんばってほしいと思います。機械に頼る餌やりはまったくしていないので、その日の様子を見ながら餌を加減している状態です

水槽の五色たちの水替えをしたのですが、鯉たちは少々細くなりましたが餌を食べ始めたらすぐに治ってくると思います。餌は咲きひかりSサイズを使用していきます。

 

2007.10.4


今日は帰りが遅かったのですけれど、真っ暗の中、メイン池には小型ステンレスボール5杯分の餌をあげておきました〜。ミシロの餌が無くなり次第咲きひかりにしようと思っていたのですが、急にもなくならないので小型ステンレスボール1杯分だけ咲きひかりを混ぜました。

水槽の五色たちもずいぶんボヤ〜とした感じが取れてきましたので、明日は水を替えて通常飼育に移っていく予定です。ある程度調子が戻ってきたら通常飼育に戻して餌をあげた方が体力が戻って治りが早いですね。死なしたらアウトなので丁寧にいきたいと思います。

そういえば、来月号の月刊錦鯉の表紙写真に載る予定だったフィッシュランドの鯉の写真が、逸品鯉(変わり鯉)でなく紅白になったようでとっても残念です。紅白生産がメインの生産者さんなので(といいながら今年紅白を生産していませんが・・・)、紅白に落ち着いたのだと思います。

考えて見たら商売っ気がないというか(昔からですけど)、今年は紅白を作っていないので紅白当歳はいないし、2才は逸品鯉(かわり鯉)をメインに野池立てしたので、紅白2才は6匹ぐらいしかいないし、3才以上は親候補が少しと販売用が少ししかいないですよね。雑誌に紅白が載るけど、ほどんど売りものの紅白がいないという状態で、ほんとフィッシュランドらしいな〜って思いました。

フィッシュランドの売り出しは今週末6(土)、7(日)、8(月)です。当歳と2才が販売されると思いますが、毎回のごとく当日になって見ないと正確な内容が分かりません。案内のハガキとはすでに内容がずれてきている可能性があります。今回のように3日間売り出しだと、2日目ぐらいで売出しを終わりにしちゃうことも多いので、1日目以外は未知数な部分が少なからず存在します。そういう意味ではいい加減なのですが、私はこのいい加減さが好きですね。鯉には正直ですしね。決めたことを決められたとおりに行わないとイライラ〜ってくるタイプの人にはむいてないかもしれません。今年の売り出しはどうなることやらです。あーたのしみ。

きっと自家産浅黄の当歳がいるはずなので、浅黄を買おうかな〜とか思っています。親は一番綺麗なときからすると若干ピークを過ぎた気もするのですが、今でも立派ですけどピーク時はほんとに綺麗でした。1匹当歳をかってメイン池にポチャンと15年ぐらい入れておけば、十分大きくなっている気がするんですよね。

この売出しが終わると、子どもの運動会、七五三などのイベントごと、11月初めは白山の池揚げ、その後も用事があって週末がイベントでいっぱいです。11月末は東海地区錦鯉品評会もあるし、12月にならないと週末が空いてこないかな〜って感じですね。そして一年が終わると!、なんかあっという間です。

 

2007.10.3


今日は一日中曇りの天気となりました。最高気温も22℃弱ぐらいだったので、このところ気温の乱高下が続いています。

富士でのF1の様子が知りたったので各ブログとか読んでいたら、どうも観客は難民化してしまったようで悲惨な感じでした。道路の本数がないところに10万人規模を輸送するというのは難しいな〜という印象です。トヨタがバックにあっても無理なものは無理なんだな〜と感じた事柄でした。トヨタ式敗れるみたいなオチですね。

それはそうと、F1に限らずですが、トヨタはモータースポーツでどうも勝てません。自分が好きだったルマンでも結局勝てなったし、F1でもいまだ一勝もできていません。日本のメーカーだから応援するんですけどガッカリさせられることが多いです。お金もあるのに何でこんなに勝てないんだ?って思うわけですが、効率的な経営のあり方を突詰めると儲かるがクリエイティブな部分はどんどん弱くなっていくとことを意味するのかな〜って感じるようになってきました。

クリエイティブなことって無駄なことの積み重ねから出来上がっている気がするので効率とは対極にある気がします。そう考えるとトヨタの車は販売台数世界一でも、レースには弱いのがとても納得できます。だんだん、F1参戦後、一勝も出来ないまま撤退もありえるのかな〜って思うようになってきました。マツダがルマンで優勝したときや、日産がデイトナで優勝したときや、F1でホンダのターボエンジンが勝ちまくったときとか、そういう感動とかワクワクするものをトヨタにも見せてもらいたいものです。ため息ばかりではつまりません。

規模とクリエイティブさというのは反比例する気がしますし、規模が大きくなれば規模を維持・拡大することが最優先的な考え方も出てくるでしょうし(小さいうちにはそういう思いがなくても)、なんかこうクリエイティブなものが出来ずらい状況が出来ていくる感じがします。これは世の中では避けられないことなのかもしれなくて、歴史をみても大きくなったものは最後に崩壊することがとても多いです。世界遺産なんかはそういう遺跡・遺構が多いですよね。

鯉も例外でなくて、大きくなるほど、なぜかそれまで出来ていたことが続かなくなってきて、だんだん宣伝が派手になってきて内容は落ちていくみたいな、世の流れには人間は逆らえないのか〜みたいな虚しさを感じますね。鯉なんかは絶頂期は子どもが評価されて結果として親が評価される状態、そろそろヤバイなというときは親を宣伝して子どもが売られる状態になってくるときでしょうか。こんなことは歴史の中で繰り返されてすでに答えの出ている部分です。

私は音楽はロックが好きなんですが、長くファンをやっているバンドでも絶頂期に達するまでのアルバムと、絶頂期のアルバム、その後のアルバムでは密度がぜんぜん違う気がしますもんね。

 

2007.10.2


10月に入りました〜今日は天候も戻り最高気温も26℃ぐらいでした。昨日は雨模様で帰りも遅かったので1日餌やりをお休みしたため、鯉たちも餌やりの時間までお腹がすきました〜って表現していました。メイン池はいつもの小型ステンレスボール五杯分の餌をあげておきました。

まだ餌やり終了まで1ヶ月ちょっとはあるので、なんとも言えないのですが、もうちょとボリュームを出すことが出来たら大満足ってところでしょうか。去年の写真と見比べると、去年はやっぱり痩せているな〜って感じるぐらいに今年は丸くはなっています。前回の日記でも書きましたがこのあたりのもう一歩がミシロの餌の限界なのかもしれません。秋に入るまでは鯉も太りませんのでミシロで十分ですし、コストパフォーマンスのよさもありお気に入りだったりします。やっぱり冬に向けてエネルギーを蓄える秋は消化吸収の高い餌が望まれますね。

そういえば去年からいるミニ九紋竜たちがを窓付きFRP水槽内に移した後も、他の鯉に食べ負けてずいぶんとミニのままだったのですが、ここに来て少々大きくなってきた子が出てきました。大きくなり始めると食べ負けないので伸び率もよいです。ここのところ九紋竜をよく見ていて思うことは、九紋竜は下腹に緋がある子たちがよい感じで成長するな〜ってことです。このことは以前から知識としては知っていたのですが、実感としてもそう思うようになりました。

同腹の兄弟たちで選ぶのであれば下腹の緋は一つのポイントになりますね。緋といってもそれが成長と共に出てくる方向ではなく(浅黄などは出てきますよね)、引っ込んでいく方向に向かうのが理想的です。鯉の場合は緋というのは鯉の成長の上での大きく将来性につながってくるので、緋のない品種でも緋の遺伝子を持たせておくことは大切だろうと思っています。

という意味でもお腹に緋があれば、緋の遺伝子がのっているということが分かりますので、視覚的に判断できるのためとてもよいものです。鯉って大きく成長していくうちに体内に隠されていく情報もありますので、成長させながら経過を観察するというのは大切なことだな〜と思います。

緋がある鯉は大きく成長しやすいですし、緋のあり方も緋が多いほど大きくなりやすくさらに紅質もよくてツヤがのっている鯉が多く肌もよい傾向が高いです。その代わり模様は大柄になっちゃいますけど模様以外はいいことだらけです。例外鯉はいますが、ほとんどの鯉がこの傾向を示しますので、理由はよく分かりませんがこれが鯉というものなんですと言うしかありません。模様を小模様にするには鯉から離さないといけませんので、上記のよさが減ってしまいます。

元々持つ良さを減らして模様のバラエティーさをとるわけですけど、これを鯉の改良の進化ととらえる人たちもいますが、私自身はそうは思っていません。良いものをさらに良いものにするのが私の中では進化です。紅質をより良い紅質に改良するこれが進化にあたって、残念ですが鯉が鯉である以上、この過程では鯉の柄は大模様のままでしょう。ただ現実としては、模様を楽しみたいという要望も強くあるわけですので、紅質が落ちても模様が出るようにする、つまりお客さんのニーズに合わせることが目的となることもあります。これらは商品を作る作業にあたりますね。

これらはどちらも大切なことですが、進化と商品がごっちゃになっては、鯉らしい鯉がどんなものか段々分からなくなってきてしまいます。進化系と商品は分けて考える、こうすると鯉ってとっても分かりやすくなると思います。進化系から商品、商品から商品は作れますが、商品から進化系は商品になった時点ですでに失っているものが多くて作れないはずです。話は戻りますが、緋のない九紋竜ばかり出来たほうが商品としては優秀かもしれませんが、鯉として優秀かどうかは未知数です。

緋のある九紋竜のよさを理解しつつ、緋のない九紋竜も楽しむ、このあたりのバランス感覚が麻痺すると、商品の方が数は圧倒的に多いわけですので、あまり見にしない(腹下に)緋のある九紋竜=欠点鯉と完結される危険性が出てきます。こういう流れで、万一、鯉が鯉である本質が葬り去られたらそれはとても残念というか、おおきな損失にあたるような気がします。

 

2007.9.30


朝から雨の降る肌寒い1日となりました。風邪を引かないように気をつけないといけませんね。今日は富士スピードウェイでのF1日本グランプリ、生中継だったのでテレビで見ました。日本勢は雨のレースでの波乱を望んでいたみたいですけど、ぜひ日本勢も実力で勝てるようになってほしいですね。たしかにレースは波乱でした。富士スピードウェイはコース幅も広いしセーフティーゾーンも広い、幾度と雨でコースアウトしたマシンが再度レースに復帰していました。鈴鹿ならコースアウトしたらクラッシュして終わりそうです。日本グランプリは鈴鹿サーキットでのイメージが強く残っているので、海外のレースを見ているような感覚がありました。

さて、急に気温が下がったのにメイン池の鯉たちはびっくりするほど食欲旺盛でした。今年も本当に冬が来るのを感じ取って焦ったのかもしれません。きちんと食べておかないと冬を越せないぞ〜みたいな。夏があんまり暑かったので冬があるのを忘れてしまっていままでのんびりしていたのかな〜。必死に食べていました。これから本格的にボリュームがついてきてくれるとよいな〜と思います。餌をやっている甲斐があるというものです。

餌も残り15kg入りが2袋ぐらいしかないので、今シーズン終了までにちょっと足らないかな〜って所です。あと2袋ぐらい追加することになるかもしれません。太る時期ですので追加は咲きひかりでいこうかな〜と、ミシロスタンダードと咲きひかりを比べると咲きひかりの方がボリュームがつきますね。

室内水槽の五色だけは眠り気味ですが、あとはほぼ元気一杯です。何匹かスレているのもいますが自然に治るでしょう。そういえば先日購入してきた白山養鯉場の当歳紅白は1t強FRP水槽に入れちゃったので、他の2才にまぎれてしまってどこにいるのかよく探さないとよく分からない状態です。元気に泳いでいるみたいなので11月までにはちょっとは大きくなるのかな!?。元気そうならそのまま自然越冬でもいいし、まずそうなら室内に移そうかな〜と思っています。お気に入りの親鯉の子なので元気に育ってほしいですね。

 

2007.9.29


今日は、仲のいい知人のご家族が尋ねてきてくれて、はじめてお会いした旦那さんと話をしていたら、私と同い年、同じ大学(学年もいっしょ)、同じキャンパスであることが判明、ほんとにビックリしました。おどろきもものきさんしょの木です。こんなことってあるんだな〜って思いました。お互い2人の子持ちで、どちらも上が女の子、下が男の子で、学年までそれぞれ同じです。とっても共通項が多いです。

さて、水槽部屋の整備を進めていたわけですが、夏前から庭に放置してあった中古の180cmアクリル水槽(長さ180cm×幅90cm×高さ70cm)をやっと室内に搬入しました。アクリルの厚みが13mmで水槽を持とうとするとこれが重い。大人2人でどうにか運べた感じです。おっちらおっちら運んで(私の親父の自作の)木製水槽台にセット完了しました。水槽とはいえ水量1tも入るだけあって見た目にも広く感じるし、これなら大き目の鯉も十分に飼えそうです。

セッティングは終了しましたが、これから側面の開いているオーバーフロー用の穴をふさいだり、古い物なので水漏れするようなら修理したりする必要があるので、実稼動まではしばらくかかりそうです。計画では上部フィルターで運用しようと思っています

 

2007.9.28


今日は午前中フィッシュランドへ五色を仕入れに行ってきました。どうしても掬ったり輸送で擦れるのでただいま水槽で塩分浴中です〜2日間ほど予定。たぶんそのうち環境が変わったことにより鯉たちがボヤ〜するので(軽い眠り病でしょうね)、再度塩を入れて体調を整えることになるだろうと予想しています。ボヤ〜としたら2〜3日ほど塩をいれて、ごっそり水槽の水替えをして通常飼育にもどして体力の回復をはかり、それでもまたボヤ〜とすることがあったらまた2〜3日塩分浴です。薬でもないのに塩で回復軌道にのるので塩って不思議です。

私自身は鯉に薬を使うのがあんまり好きでないので何かあったらほとんど塩対処です。昔はけっこう持っていた常備薬も底をついてから買い足してないものが多いので、手持ちの薬がほとんどない状態です。こんなことでいいのかな〜とは思うんですが、とりあえず問題も起こっていないので、問題が起こるまでそのままにしておこうかな〜って感じです。薬も買うとけっこう高いので、薬よりも鯉を買いたいですしね。私自身は元気な勢いのある鯉が好きなので、薬と共にでしか生きていけない鯉は可愛そうだけれどもダウンもやむなしって感じです。

さて、話は変わってフィッシュランドへ行ったら新しい月間錦鯉が置いてあったので、パラパラ見ていたら(ここでもお知らせした)8月に行われたジャパンレプタイルズショーでの錦鯉ブースの様子が載っていました。若い人が多いとは聞いていたのですが、写真を見ると若い人が多いですし、男性だけでなく女性もいます。鯉ハンドリングコーナーの看板が巨大錦鯉となっていたのが、エキゾチックアニマルが集まる祭典ではよい雰囲気を出しています。

錦鯉品評会とジャパンレプタイルズショーみたいなイベントのどちらかにスタッフとしてボランティアかバイトに出かけないといけないとすれば、ジャパンレプタイルズショーに参加して若い女性に鯉の説明が出来た方がはるかに楽しそうです(特に若い鯉関係者さんなんかは)。私なら、おやじとじいさんしかまずいない錦鯉品評会よりも、若い女性もいるジャパンレプタイルズショーみないなイベントを確実に選びます。いきいきしちゃうな〜きっと。

前も話しましたが、ジャパンレプタイルズショーでの関係もあって、愛知県の大きなエキゾチックアニマル系ショップに錦鯉を置いてもらっているのですが、担当の方が力を入れてくれて頑張ってくれているようで、うれしい状態になっています。鯉やさんではないので、そもそもが鯉を買いにくる購入層へのアピールではないですし、鯉やさんでもお客さんが減っている現状を考えると、なかなか売れないかな〜と思いきや、それなりの数が出ているようで、鯉ってきちんと魅力があるんだな〜ってちょっと元気をもらいました。想像ですが多くの人が水槽で飼ってくれているのではないかな〜と思います。

話を聞いて面白かったのは、銀鱗種の鯉はショップに来るお客さんには珍しいようで、鱗に銀の筋が入っているように見えるので病気になっているんじゃないの?って聞かれたりするようです。ふと考えてみると、熱帯魚には銀鱗種っていないな〜ってはじめて気がつきました。銀鱗アロワナとかいないですもんね。なるほど〜って思いました。

鯉やさんは国内需要が減っていますので、どちらかというと海外へ活路を見つけようとする流れが強いわけですけど、私的には潜在的な国内需要はまだまだあるのではないかな〜という思いがあるし、国内で鯉を飼う人を増やしていく努力をしたいと思っています。するだけして、ダメなら仕方がないですけど、上記のイベントやショップの例などをみていると、単に国内にはアピールしてこなかっただけじゃないの〜っていう気もします。

話はまったく変わって、来月号の月刊錦鯉の表紙にフィッシュランドの2才の逸品鯉(変り鯉)が載るかも知れないみたいです。私は小さいときから何回も見ている鯉なのですが体の作りも雰囲気もとてもよいです。品種分けしづらいのですが和鯉の九紋竜の銀鱗種みたいな感じ!?、銀鱗羽白!?、昔、銀河って呼んでいた品種かな〜!?。見た目が花火のナイアガラみたいにキラキラしているので、ナイアガラって呼んでいます。いい親にもなれると思うので個人的には固定して欲しいな〜って思っているんですけれどね。もし本当に雑誌に載ったらみてあげてください。

去年、たまたまフィッシュランドが作ったおかげで逸品鯉(変り鯉)をいろいろ楽しませてもらっているわけですが、体のつくりがよいのが割合としても多いし、色鯉だと紅白ぐらいしか体では太刀打ちできないんじゃないかな〜って感じました。模様に飽きるということもないでしょうし、一匹買ったら長く楽しめそうです(何十年?)。

 

2007.9.26


フィッシュランドより売り出しの案内ハガキが届きました。文面を読んでいたら五色はかなり自信ありと書かれていました。いままで(作り手として)出来にかなり自信があると聞いたのは、カトウ紅白系紅白、紅花系紅白、大助系紅白、パール昭和(初披露は2才でした)だけなので、五色もそれらと同等の当り腹セットなのかもしれないな〜って思いました。五色は蛍光色タイプだそうです。

私自身、経過を見るためにカトウ紅白系紅白、紅花系紅白、大助系紅白、パール昭和を飼育していますがどれもいい感じで成長しています。しかも、私の飼育している鯉はカシラ周りとかとは全然違い誰でも普通に買える鯉たちですので、それでこれだけうれしくなるような成長をすると当たり腹セットというのは鯉たちの層がぶ厚いな〜って感じます。

カトウ紅白系紅白は持っている人が少ないと思うのですが、紅花系紅白、大助系紅白、パール昭和はいろんな人が持っていて、各持ち主さんと話すと、紅花系紅白は紅の滑らかさが素晴らしい、大助系紅白は体の骨格がすごくしっかりしている、パール昭和はよく伸びるって、鯉ごとによく似た感想が返ってきます。それだけよく特徴が出ているのだろうと思います。とっても満足しているという話が多いですね。

飼育者さんたちはどちらかというと地味に鯉を飼っている人たちが多いから、鯉はよいけれども世間の話題になることはないと思うので、ひっそりと楽しまれていく鯉たちになるのだろうと思っています。

これまでの経過も振り返ると、当たり腹セットってとっても成長や雰囲気が素晴らしいです。毎年当たるわけではないですから(同じセットでも年によって出来は違いますし)、当たったときには借金してでも手に入れたい!そんな感じです。まあ、借金はまずいと思いますので、日ごろから鯉貯金をしておくということだと思います。鯉貯金〜鯉貯金。


2007.9.25


昼間はまだ暑いですが、朝夕は涼しくなってきました。これで鯉たちにもボリュームもついてきます。錦鯉は日本原産の観賞魚ですし、日本は四季のある国ですので、鯉にも季節を感じさせてあげた方が綺麗になるんじゃないかな〜って勝手に思っています。

そういえば、今年の振興会東海地区錦鯉品評会から変わり鯉の部が一品鯉の部に名称変更することになったようです。とっても素適な話なので全国へ広がればよいな〜って思っています。愛知にはちょうど逸品鯉の一品家さんもみえるので、東海地区錦鯉品評会といえば一品鯉部門が有名みたいなイメージができるとよいな〜って思います。

そもそも、変わり鯉っていう名称も可愛そうな話で、日常で変わり者っていう言葉が褒め言葉に使われることはまずないことからも、けっして鯉の価値を向上させる名称ではなかったと思うんですよね。たがが名称かも知れませんがされど名称で、名は体を表すということわざが出来るぐらい往々にして実体をあらわすものであったりします。他の鯉と違うから価値がないのではなくて、他の鯉と違うこと(めったにいないこと)が価値があるわけですので、これは品種わけされている鯉でも同じことです。兄弟たちとは違う抜き出た紅あるいは体を持っていれば、それが差異であり特別な価値を持つものです。

 

2007.9.24


秋は鯉の売出しが続きます。10月6日(土)、7日(日)、8日(月)は我家の隣町のフィッシュランドの売り出しとなりました。野池の2才鯉も池揚げして売り出しに出すかもしれないとのことです。なんでも今年は2才立て池が水不足なため早めに揚げちゃうみたいです。というわけで、当日は2才の変わり鯉が展示されているかもしれません。どんな風に成長しているか楽しみですね。

明け2才たち(ほとんど変わり鯉)を野池立てするときから、野池の水不足が心配されていたので、今年は2才をメイン池でも育てています。本命たちはメイン池飼育で、準本命たちが野池ですから、メイン池と野池で成長の違いがどの程度あるかも見てみたいな〜って思っています。ちなみにメイン池飼育の子たちは何回もみていますが、むちゃ体がよいです。

3日間の売り出し期間中、どんな売り出しスタイルになるかは分かりませんが(毎日展示を変えるとか)、今年の当歳はパール昭和、五色、浅黄となります。


白山野池


野池の鯉

昨日に戻って、白山養鯉場の話。夕方が近づいてきて売り出しもひと段落ついた頃、野池の餌やりに行くというので、地元Kさんとともに同行しました。前回、私が野池見学へ行ったのが8月の終わりだったので、約1ヶ月ぶりになります。

前回から比べると、ずいぶん鯉たちにボリュームついてきていたのと、伸びが出てきたな〜ということがパッとみても分かるぐらいです。この子たちも、池揚げの日にちを考えると後30日ぐらいで給餌は終わりになると思うんですが、この一ヶ月でずいぶん違ってくるので、池揚げが楽しみだな〜と思いました。

残念ながら、私の預かってもらっている紅白さんとは出会えなったので、次の機会を楽しみに(池揚げのときになっちゃうかな!?)しようと思っています。

 

 

2007.9.23

紅白当歳

今日は白山養鯉場の売出しへ出かけてきました〜。

頑張って朝10時半過ぎに到着したら、よく出会うメンバーさんはすでに到着済みで鯉も購入済みの方が多かったです。例年通り、今年も出遅れました(笑)。

人それぞれ好みが違うので遅くなっても何とかなるものです。特に私は緋盤が多い鯉が好きですしね。今回は紅白を3匹購入してきました。そういえば去年の購入鯉も紅白でした。今年の紅白は大日出身鯉の神楽の流れをくむ白山養鯉場自家産親の子どもになります。

ですので、系統的には万蔵系統内の神楽の流れというのが正しいかな。去年は突きつけローズの子にあたる鯉がメス親でしたので、系統的にはセンスケ系統内のローズの流れになります。センスケと万蔵は紅色は違いますけれど(明るさが違います)、体の形に似たところがあったりすので、どこかに血筋の分岐点が合ったのではないかな〜と思っています。

今回、2タイプの紅色の鯉を購入してきて、赤みが少ないものと、赤みの強いものにしました。私自身は小さいうちはツヤがあってオレンジっぽい方が好きなのですが、万蔵系統の神楽の流れになるので新潟紅っていう感じの赤みのある鯉も選びました。育ててみてどうなるかですね。


2007.9.22


いまだに毎日暑いですね〜、これが近所の方たちとの挨拶の定番となっている今日このごろです。

明日は白山養鯉場の売り出しの日です。例年、売り出し前までに今年の当歳たちを見学に行くのですが、なかな時間がとれずに今年はお邪魔しませんでした。というわけで、ぜんぜん当歳を見ていないので(見たのは田んぼにいたときだけ)、明日がじめての対面です。夢膨らむというかとても楽しみにしています。白山鯉は強いし、肌も良いので(私は出会って以来)ずーとお気に入りです。


五色の当歳

昨日は用事もあって、フィッシュランドへ出かけてきました。最近は用事がないと鯉やさんへでかける時間が取れなかったりするのは寂しいかぎりです。

今年の自家産五色が見やすいイケスにいたので見てきました。田んぼでの育成段階からツヤがよくのっていると聞いたいたとおり、とってもよいツヤをしていました。写真では上手く表現できませんでしたが(フラッシュを焚くと紅色は赤みが増しますので)、実物は極薄いグレーの地肌に熟す前の赤くない柿色が明るくべったりとのっています。五色ですので紅色は紅白とはずいぶん違います。五色の紅って蛍光色っぽい香りがするんですよね。私自身は紅が蛍光色すぎる五色は苦手ですけど。

ほんとパッと見て明るく綺麗だな〜って感じました。私は晩生の鯉が好きですから、ある程度大きくなってから五色らしくなる鯉が好きですけれど(写真のようなタイプ)、小さいときから五色らしい〜っていう感じの早咲きタイプもちゃんといます。このあたりは好みかな〜とは思いますけど、餌をあげながら成長していく段階で綺麗さが増してくる鯉(晩生の鯉ですね)が好きっていう方には前者がオススメかな〜と思います。というか、前者しかそういう風には育ちませんよね。

どんな品種でも晩生の鯉というは、小さいうちはパーツ単位で見る分には早咲きタイプに比べてずいぶんよいですけど、全体の雰囲気では明るくツヤがあるな〜っていうぐらいに感じる程度です。こういうことが分かってくると鯉って奥深さを感じますし、どんどん楽しくなってきます。

鯉の上達段階には3段階あって、@勉強代を払う時期、Aお金を使うことでいい鯉を手にする時期、Bお金をあまり使わないのにいい鯉を手にする時期かな〜と思います。

@は鯉を買っても買っても思うような鯉にならないときでしょうか。つまり、よくならない鯉を買い続けている時期です。ある程度勉強代を払って、自分でよくならない鯉を買っていたんだ〜って気がつくまではAに進めません。自ら気がつくことが重要なターニングポイントになるので、あっ痛〜っていう痛みを心に感じることがきっかけになります。

Aの段階というのは、良くなることが分かりやすい鯉を買う時期ですので、よさに比例して購入価格がします。そのかわり鯉は残っていきます。普通のバランスの状態というか、よいものは価格がするわけですから、お金を払った分の良さが手に入りやすい状態ですね。

Bの段階になると、使うお金以上に鯉がよくなる状態です。これは将来よくなりそう〜と感じても、他の人にはほんとにこんな鯉でいいの?って思われるような状況でしょうか。通常、Bの段階にまで到達するのは難しいことだろうな〜って思います。

私自身、@の段階は過ぎ去っていてAに入っていると思うのですがBはまだまだ全く見えてきません。実際にBの状態にある人をほとんど知りません。私から見ればAは達人の領域まで、Bは仙人の域ですね。先には先が存在する鯉って本当に面白いと思います。

 

2007.9.19


今日は少しばかり気温が下がりましたけど、連日の暑さの中、近くの学校から運動会の練習の音が我が家に聞こえてきています。この気候だと9月末の運動会では秋晴れの清々しさはぜんぜん無さそうです。ちょっとかわいそうなきもしました。

9月末といえばF1日本グランプリ。今年から富士スピードウェイでの開催でしたが、少し前に2009年からは鈴鹿サーキットにまた戻ってきてその後富士と鈴鹿で毎年交互開催に決定しました。思ったより早く鈴鹿に戻ってくることになりました。F1の大大ファンということはないのですが、地元で世界的なイベントが行われるというのはまずないので、やっぱりうれしかったりします。鈴鹿サーキットのレイアウトはきれいだな〜って思うんですよね。F1ももっと追い抜きのシーンがあると見応えがあると思うんですけど。


紅白さん


側面から

さて、やっと90cm水槽の鯉たちを外の1t弱FRP水槽に移動させました。

全部で4,5匹いたのですが、一番のお気に入りは左の紅白さんです。体が長いのと体が筒になっているのが好きなポイントです。

体は長いのですが、後半に比べて前半の方が長く感じられるので、もう少し後半が長いともっとよいんだけどな〜とか、丸点模様がダサいな〜とか、いろいろ気に入らないところもあるわけです。

でも、成長したらどんな紅白になるんだろう〜っていうワクワク感をかりたたせる雰囲気というか、個性みたいなものが気に入らない部分をカバーしてくれています。どんな人でもそうだと思うんですが、すべての鯉がお気に入りになることはないと思うので、その鯉が好きになるということは他の鯉とは何か異なるポイントが存在しているのだと思います。それが人それぞれ、鯉の形であったり、模様であったりとかするわけです。

無事に成長してまた紹介できる機会があればな〜って思います。



2004年4月 10cm


今日の状態 30cm

さて、もう1匹(下の写真)。ただいまFRP窓付き水槽で暮らしている、私がはじめての稚魚飼育で育てた紅白さんです。2003年生まれの子になりますので、いま5才のシーズンになりますね。30cmになっていました。

この年の稚魚飼育は卵から育てたわけではなくて、さんさん倶楽部で稚魚に育ててもらったものを配布してもらいました。2〜3cmの稚魚たちを60cm水槽→90cm水槽で育てたと思うんですが、冬に加温飼育しているにもかかわらず、次の年、明け2才のときで10cm弱ぐらいしかありませんでした。

はじめての稚魚飼育で育てるだけで精一杯で、それでもなんとか小さいながらも冬に15匹ぐらいは残ったのですが、エアーポンプのトラブルでほとんど全滅させてしまった苦い思い出があります。そのとき運だけで生き残った2匹が上の写真の紅白と昭和になります。いい鯉だから残したわけではありません。2匹しか残せなかったのです。

その後、紅白は90cm水槽で育て、少し400L水槽で育てたりと、あちこちの水槽を渡り歩いたのち、2年前(2005年)の夏、FRP窓付き水槽を設置したのを機会にFRP水槽に定住となりました。

去年(2007年)、これまで以上に成長し始め、今年もそれに続いて成長し30cmに到着しました。このままずーと飼いつづけたら50cmぐらいまでにはなるのではないかな〜と思っています。ずーと飼っていたらある程度の大きさまでにはどんな鯉でも成長するものだと実感させてくれます。

30cmと小さいですけど、5才にもなるので紅の色合いや肌の感じは、当歳30cmの鯉とは全然ちがいます。まる4年ちょっと生きてきた味わい深さを感じさせてくれますね。チャレンジ稚魚飼育もそうですが、鯉に大きさを求めないのであれば、小さくてもお気に入りを飼い続けると(それなりに成長して)きちんと鯉らしくなって見栄えもしてくるもんです。

10cmの時の形と30cmの時の形はよく似ていて、鯉というのは生まれ持った形を引き継ぎながら成長していくな〜っていうことがよく分かります。成長と共に伸びもでるし、幅もついてくるので見た目の雰囲気は変わってきますけれどね。これから当歳が販売される時期になりますが形は受け継がれていきますので小さいときの形も大切です。

 

2007.9.18


ここ2日間、残暑厳しすぎって感じでした〜。

冬に向けて水槽部屋の模様替えを予定しています。120cm水槽台を上下2段のタイプに変更して、120cm水槽を2台置けるようにするのと、今ある700LFRP水槽を床面積は同じのアクリル水槽へ入れ替えます。物は7月ごろにはそろっていたのですが、なかなか700LFRP水槽の使用を止めることが出来なかったので、なかなか実行に移すことが出来ませんでした。

正直、8月は暑すぎて実行する気になれなかったのもあります。去年の8月は暑い中でも亜鉛メッキアングルで水槽台(3段)を作っていましたから、今年はほんとに暑すぎたんだとおもいます。ここまで整備したら水槽部屋の水槽の整備は一旦休憩して、エアレーション用の配管とか、注水用の配管とか、濾過槽の強化とか、使いやすさの面を整備していきたいですね。いつまでかかるか分かりませんけど、何かしらやることがある方が楽しいのでコツコツ続けていくつもりです。

今日もメイン池は愛用の小型ステンレスボール5杯分の餌をあげておきました。パクパク元気に完食です。大切にしているKa1さん作の黄金もずいぶん大きくなりました。この黄金は2年前に池を作ったときにはじめて泳がした記念の鯉なので、できるかぎり長くいて欲しいな〜って思っています。

うちのモットーは元気が一番!ですので、元気で体のラインさえ崩れなければ、(どこの鯉でも)ずーと飼いつづけたい気持ちで一杯です。大きくなればなるほど体のラインがピシッってしている鯉の数は少なくなるので、難しいことでもあります。私の場合は、鯉は生き物だという意識が常に基本にありますので、完璧を求めているわけではないですから、大きくなればなるほど許容量は大きくなっていきますし、その間にいてくれればOKです。大きい鯉と小さい鯉で基準が違うことは当然のことです。

鯉が元気だととにかく見ていて楽しいし、育てていて毎日が楽しいですよね。元気さを保つ方法はいろいろあると思うのですが、我家の場合は特別なことは何もしていないので、自分が元気な鯉が好きっていうのが一番の理由な気がします。なんだかんだ言っても誰しも最後は自分の好きなタイプをメインに買っちゃいますもんね。

 

2007.9.16


今日も雨でここのところ梅雨のような天気が続いています。

今日こそ、90cm水槽の鯉たちを、1t弱水槽に移そうと思っていたのですが、雨のため中止としました。いつになったら移せるのだろう!?。水温が15℃を下回るまでは餌をあげるので、今から移してもまだ伸びるかな〜という感じです。

自然というのはすごいもので、季節の変化を感じて野外の池やFRP水槽の青子の感じや藻の状態が変わってきました。青子が減ってきたのと一部に生えていた長くなりやすい藻もなくなっていきます。短い藻だけは相変わらず生え続けています。雨水が入ったのもあって、メイン池の水に透明度が出ていたので少々観察していたら鯉たちが餌の時間と間違えて水面に上がってきたので普段なかなか見られない子たちも何匹か発見しました。

今回は大助系・紅花系紅白たちが順調に育っているのが確認できました。体の作りと育ち方を見るかぎり、無理をしなくても数年後に70cmは越えそうなので、その後忘れたころには80cmにも到達するんじゃないかな〜とちょっと期待しています。頑張って欲しいな〜って思います。我家は大型化は目指していますけど、薬に頼る気持ちもなく、特別な餌をあげる気もなく、あくまで今ある飼育環境に対してないものねだりもぜず、自然に伸ばしていく方法をとっています。

つまり、我家は10t池なわけですけど、その中で大型化を目指したいわけですので、10t池で80cmクラスまで成長する鯉を求めています。100t池でしか80cmクラスにならない鯉であれば、100t池以上の方には適した鯉になりますが、我家には適しません。簡単な事ではないですけど、出会いさえあれば別段難しいわけではないので、なるべくそのチャンスを逃さないように心がけるだけです。後は縁あって我家にきたら、いかに大病をささないようにして、成長にブレーキをかけないような飼育を続けるだけですね。

今年も5月末ごろに餌をあげすぎて何匹かエラにこさせてしまいましたが、それ以降、病気らしい病気もないので、このまま乗り切りたいと思っています。やっぱり、一年間に何センチ伸びだということよりも、一年間病気を出さなかったという方が賞賛に値すると思いますしね。生き物を飼っているわけですので健康に保つことがなにより大切です。日ごろから抗生物質を使うことでなんとか鯉を生かし続けている状態では、鯉だけでなく飼育者側にも疲れ(嫌気)がでてくると思います。実際、嫌気がさしちゃった人もいるんじゃないかな〜と思います。

今日もステンレスボール5杯分の餌をあげて、普段とおりに鯉たちはパクパク食べていました。日ごろと違う特別なものを求めるのでなく、いかに普段とおりを持続させていくかが飼育の大きなポイントだと思っています。あと、上にも書きましたが、鯉にあわせて飼育環境を合わせるのでなく、飼育環境にあった鯉を求めるのも楽しい鯉ライフの持続につながると感じています。初めのうちは、いろんなタイプの鯉を飼ってみるわけですが、そのうち自宅環境にあった鯉がどんなものか、なんとなく感じられてくるようになってきます。

自宅環境に合った鯉というのは、楽して飼育結果がよいので、日々もそうですがワンシーズン振り返ったときにも楽しさが自分の中で膨らみます。無理して結果がついてこないほど楽しくないことはないですもんね。楽しいというのは持続させる最高のエネルギー源です。私は鯉に関してはエネルギーに満ちあふれていますよ。

 

2007.9.15


今日は雨の降ったり止んだりの天気となりました。

90cm水槽の鯉たちを、1t弱水槽に移そうと思っていたのですが、雨が降っていたため中止にして、明日以降に持越しです。1t水槽の鯉たちも大きくなってきました。大きくなってきたといっても頑張って今シーズン30cm越えぐらいかな〜と思います。冬に加温しない我家だと、春に18cm前後ぐらいの大きさなのでそんなものかと思います。メイン池に入れた子たちも(ちらほら見える姿を確認すると)、1t弱水槽と大体よく似た大きさみたいです。

メイン池を観察していると、大きい鯉たちにまぎれて、小さい鯉たちは餌を食べるのが大変そうなので、(前も書きましたけど)メイン池への合流は30cmクラスになってからのほうが成長の効率がよさそうです。そのためには、当歳〜明け2才をワンシーズンはFRP窓付き水槽や1t強FRP水槽で飼育して30cmを越えさせて、生まれて3年目の明け3才のシーズンにメイン池に合流させるのが我家ではベストな気がしてきました。

そして明け4才のシースンで50cm越えを目指します。明け5才のシーズンで65cmぐらい、明け6才のシーズンで70cmオーバーです。あとは年に3cmぐらいずつ伸ばして、明け10才のシーズンで80cm突破の目標です。

冬に当歳の加温後、明け2才で野池に預けても、野池揚がりの2才を購入するにしても、生まれて2年目には50cm以上ぐらいになっています。その2年後、明け4才のシーズンには70cm前後になってきます。それから3年後、明け7才のシーズンに80cmを突破するぐらいが標準的かな〜と思います。

野池を使うと早く大きくなりやすいのは間違いないので、野池の経費で成長の時間を買っているみたいな面はあります。野池には野池のよさがあるわけですけど、それを考えても野池の経緯費で2才を買って、コツコツ自分お手で育てた方が楽しいのではないかな〜とか頭に浮んでくるときがあります。単なる貧乏性かもしれませんけど(笑)。

 

2007.9.14


今日は月1回の通院日として病院に行ってきました。昼間に病院へいくと、おばあさんたちで一杯の中(おじいさんは少ない)、その中では明らかに若い自分がポツンといるのも妙な気分です。おばあさんたちの会話は、ほとんどが年齢に関する話、ひざの痛い話、腰の痛い話で占められています。ひざの痛みをもっている多くの方が整形外科(リハビリあり)に通っているようで、なかなか治らないものでいろんな病院を試した結果、やっぱり治らないという話に落ち着きます。会話の中で、いままで治ったという人の話を聞いた記憶がないので、本当に治らないのだと思うのですが、みなさん治らないと意見一致している割には多くの人が定期的に通っているところが不思議なのですけど、社交場みたいなものなのかもしれませんね。

さて、9月に入ってからはやっぱり鯉たちがよく伸びてきているような印象です。毎日見ていると昨日と比べてどうこうはないのですが、少し前のイメージと比べると、大きくなったな〜って感じが浮んでくる状態です。検寸しているわけではないのでイメージだけなんですけどね。幅はついてきている感じなのでとりあえずOKです。

話は変って、我家にきたカメたちは道行く人たちに人気があるようです。立ち止まってのぞいてはカメの泳いでいるところを見てくれます。カメには人をひきつける魅力があるのでしょう。たしかに、水の中で泳いでいるのをみると、飼い主である私もついつい見てしまいます。絵本や童謡に出てくるだけのことはありますし、そういう底力を実感しますね。

鯉たちも人気はあるのですが(カメと比べると落ちますけど)、子どもたちには鯉として認識されてないことが多く(よく通る子はさすがに鯉って分かっているみたいです)、道行く子どもたちの会話の中で、すげー金魚がいっぱいいる〜って言葉をよく耳にします。オイオイ、違うだろ!って心でツッコミを入れるわけですが、心の中なので相手には伝わりません。いつか気がついてくれることを期待している状態です。我家で飼っているのに、うちの子どももずーと金魚って言っていたし、金魚と鯉では形が全然違うと思うんだけれど、色合いが似ていると同じくくりなのかな。

自分の子どもに金魚を特別教えたつもりはないのですけど、絵本とかテレビとかに、金魚はそれだけ取り上げられているのだと思います。日常のなかで接点があるというのは、金魚というものが世の中にいるという知識に育っていくのだな〜って実感します。残念ですが鯉はまだそのレベルまでに達していません。人気ペットランキング、犬、猫、金魚といわれますけど、それだけの実力を金魚はもっていることを痛感します。

我家の場合は、鯉といっても道行くひとから見えるのは、FRP窓付き水槽なので、水槽=金魚のイメージになっているとも考えられます。水槽とはいえ、水量3t以上あるので普通の水槽のイメージとはずいぶん違うと思うんですが・・。池=鯉のイメージが存在しているとしても、どちらにせよ、個体をみて識別してもらえないのは確かなので、鯉の本当の姿が世の中に浸透してないのは事実でしょう。

池だと(公園ふくめて)、鯉って思ってもらえるのに、同じ魚を大型水槽にいれると鯉って思ってもらえないので、愛好家としてはほんとに寂しい話ですね。私自身、愛好家を増やしたいな〜って思いは常にあるわけですけど、愛好家とかいうまえに、鯉ってどんなものか知ってもらうところから始めないと道が開けなさそうな気がしてきています。

金魚レベルになるには、まずは、絵本だね。歌もいいかも(みんなの歌とか)。ポケモンのテレビでも鯉モチーフのキャラクター、コイキングはもっとも役に立たないポケモン扱いにされているし、デザインもかわいくなーい、、うるうる。金魚モチーフのキャラクター、トサキントはかわいくデザインされてます、しかも役立つときもある!。

過去、金持ち番組とかで紹介された鯉なんて、すごいですね〜っていう紹介ですけど、登場人物と共にバカにされているのと同扱いだったし、鯉も金魚のようにバカにされないようになるところからですね。鯉ってバカにされやすい要素(イメージ)をすでに持たれているのも事実だともうし、あとは飼育者さんの日ごろの行いで、イメージが事実だと認識されるか、イメージは間違っていたと認識されるかに振り分けられていくものだと思っています。

 

2007.9.12
今日は雨もやんで1日晴れとなりました。


濾過箱

先日、ポンプを接続した割れアクリル水槽の濾過箱の様子です。左側のVU40の塩ビ管がオーバーフローに接続されています。右側の槽にRio1700を沈めてあって、それから水槽へ水を戻しています。

適当な濾材がなかったので昔もらった熱帯魚用のセラミック濾材を入れました。濾材の量が足りてないのでほとんど水ばっかりな状態です。この前まで濾過箱の中に少々雑草が生えていたのですが、面倒だったのでそのまま水没させちゃいました。

この濾過箱は自作品ではなく江崎水槽工房製の商品です。濾過能力にすぐれているらしいのですが、今回はじめて使うことになりました。濾過槽の仕切り板の高さとかもきちんと考えて作成されているそうです。ここにどっさりとドライボールを入れたいな〜と思いつつ、かなりの容積があるので、ドライボール代が大変そうだし、やっぱり暴風ネットでも入れておくか〜とか、いろいろな思いが出たり入ったりしています。



90cm水槽

久しぶりに水槽部屋の90cm水槽の濾過槽(レイシーRF-90)を洗いました。洗っている最中、汚れが水槽内に混ざって、水槽が真っ黒状態でした。しょうがないので、水槽も水を替えておきました。そのため、しばらくは水槽が濁りやすくなると思います。

水も綺麗になったので90cm水槽にいるお気に入りの紅白さんを写真にパチリ。ほんとはメイン池に合流させようと思いつつ、気がついたらもう9月って感じになってしまったので、とりあえず悩み中です。泳ぎも綺麗だし、落ち着きもあります。上から見ると丸天風味なのですが、横から見ると緋版が少なすぎて味気ないのが残念なところです。

この子は、私の好きな体が長いタイプで、写真では尾っぽを奥に曲げていますが、それでも長さを感じさせてくれます。そういう伸び伸び感が泳ぎの綺麗さにつながっていると思うんですが、なかなかいないのが残念ですね。

真鯉のような体の長さがあって、錦鯉の幅と体高があって、二つがマッチするととっても美しいですけど、なぜか古くからいる品種でないとそういうのには出会えません。新しい品種は体長は伸びても幅がどうもでてきませんしね、、不思議ですけど。何か初期のころから受け繋いでいる因子というものがあるのかな〜って想像してしまいます。そうおもうと、紅白、大正、昭和ときて、そのあたりで因子がとうとう途切れて、御三家と同等のカリスマを持つ次の品種が出てこなくなってしまったのかな〜とも思えます。平成という品種が出来て、4家になることはなさそうな気がしています。


2007.9.11


今日はずいぶんと雨の降っている1日でした(継続中)。白山養鯉場より売り出し案内のハガキが届いて、今年は9月23日(日)が新子(当歳)の売り出しだそうです〜。型付(柄)のよいのが出ています〜って書いてあったので楽しみにしたいな〜って思っています。時間は朝8:00からだそうです。私も出かけますので現地で見かけたら声でもかけてください。たぶん一番太っているのが私です〜。池揚げの予定も書いてあって、明け3才が10月21日(日)、4才以上が11月3日(土)、2才が11月11日(日)のようです。


大正三色

昨日は帰りが遅かったために、鯉たちの餌やりが夜の11時過ぎでした。雨も降っていたのにメイン池やFRP水槽に寄っていたら餌をくれ〜って近づいてきて元気なもんです。ちなみに暗いのでメイン池などは、鯉の姿はぜんぜん見えず、水面の反射と水音だけしか分かりません。元気のいいときは元気な水音がするので詳細はわからなくても雰囲気は感じられます。

雨が降っている関係で、水の透明度も少し増している中、傘を差しながら今日の餌をあげていたら久しぶりに左の写真の大正三色に出会う事ができました。写真は4月のときのものですが、これよりも体にボリュームがついていて元気そうだったので何よりでした。しばらく見かけなったわけですけど、ちゃんと餌は食べていたようです。食べてなったら痩せちゃいますもんね。

この子は当歳のとき、頭から口元までは2番緋状態で2番緋がどんな模様に固まるかな〜って思っていたら、翌年、出ていた2番緋状態の模様のまま固定しました。とにかくツヤのある子で目に付いたのを覚えています。紅色は流行といえば流行の赤みの強い紅となっています。当歳のときはオレンジ色が強かったのですけど、どんどん揚がってしまいました。私自身はもう少し落ち着いた色合いが好きなのですけど、それはその他の好みの部分でカバーです。

どこまで大きくなるかは分かりませんけど、一般的な鯉の特徴として緋盤が大きいタイプの方が大型化しやすいので、上手く特徴があてはまって大きな〜って感じる程度までになってくれたらな〜って思っています。特に模様に力強さを表現できる流れを持っているので、体にボリュームがついたら、表現に相乗効果がでると感じています。

私にとって、鯉の模様は各自の好みの位置づけですので、鯉の価値としてどうこうという思いは何んにもないんですが、それでも一応、私の好みの模様というのは存在しています。私の好みは、頭から尾っぽまでに、一筆書きでかけるような流れのある感じで(流れであって途中で切れ目があってもOK)、さらに力強さを表現できそうな雰囲気が加わることで勢いが感じられるものでしょうか。こういう印象を与えてくれるものがよいな〜って思うだけなので、模様の形の定義はありません。

 

2007.9.9


今年の稚魚飼育に失敗した後、長らく放置してあった割れオーバーフローアクリル水槽に循環ポンプを設置しました〜。オーバーフローから出た水が水槽下の濾過ボックスへたまってその水をカミハタの水中ポンプRio1700でアクリル水槽に戻しています。濾材はまだほとんど入っていないので、また何かしらの濾材を入れないといけません。何にしようかな〜。

我家ではカミハタノRioシリーズが大活躍していて、今回のオーバーフローアクリル水槽、1t弱FRP水槽、FRP窓付き水槽、400LFRP水槽、水槽部屋のFRP水槽と計5台稼動中です。FRP窓付き水槽だけRio2500なのですが、その他は全部Rio1700となっています。このHPで確認してみたら一番古いのは2003年7月から使用しているみたいなのですが、今のところまだ一台も壊れていません。消耗品のインペラーシャフトもこれまでに2回換えたことがあるだけです。価格も安いのに素晴らしい耐久性だと思います。電源をオフにして、再運転のときにインペラーが回らなくなったら(水が出ません)、軸穴が楕円に削れて消耗している状態ですから、インペラーシャフトを交換します。

メイン池は水の状態が落ち気味だったので、多めに水をポン抜きして注水しておきました。このところ餌が多目だったのでその影響だと思うんですが、水が雰囲気が悪くなるなるぐらいなのできちんと鯉に吸収されずに出ちゃった糞も多かったのだろうと思っています。餌の無駄使いなのでもったいないことをしてしまいました。なので今日はステンレスボール4杯分の餌にしておきました。我家の池はとても単純な構造なので水の調子は水の見た目に反映されやすいです。

多目のポン抜きのおかげで水の透明度が少々改善したため、鯉たちの様子を確認してみたら元気にしているようでした。水面に上がってこなくていまいちよく分からない子や、ぜんぜん見かけない子もいるのですけど、見えた子たちはみんな元気だったのでたぶん大丈夫でしょう。そういえば最近は去年2才購入の子たちとあんまり出会えていません。底の方を泳いでいるのかな〜!?。水深は1.2mぐらいしかないんですが、それでもいまいち見えませんもんね〜困ったもんです。

そういえば、先日フィッシュランドへお邪魔したとき、月刊錦鯉に大山養魚場にいる森田センスケが特集されていたので久しぶりに専門誌を読みました。去年、大山養魚場まではるばる行って実物を見てきましたが、雑誌の写真でも雰囲気が上手く表現されていました(さすが本職)。この鯉さん、顔と頭の形がとてもよくて体も長いしで、37歳程度の現時点でもいい雰囲気を保っているので、ボリュームがあって一番綺麗だったころがどんな風だったのかほんと見てみたかったな〜って思います。森田センスケの中でも良い鯉は、成長とともに紅色が揚がって最終的には明るい赤になったと聞いているので、この鯉にはその面影がきちんと残っているのもすごいところです。

センスケ系統というと、その後、ヒットしちゃったときになんでもかんでも一杯市場に出たので、(いい鯉は数が少ないので、普通の鯉の方が数的にどうしても目に付くし)最後まで紅が揚がり切らない柿色みたいなイメージが系統の特徴としてついちゃったのが可愛そうなところですね。前サシがないとか、後ろキワが直線(かみそりキワ)とかのイメージも同じようなものですよね。

私自身が見た森田センスケはこの1匹だけなわけですけど、たぶんこの一匹で見納めになってしまいそうな気がします。森田センスケなんかは今いうセンスケ系統の大元なのに、いまにほとんど鯉が残っていないのも不思議なところです。年齢的にこの世代は生き残っていないかもしれませんが、特徴を継いだ次の世代、またその次の世代がいないとことはもう七不思議レベルです。この鯉は、もしかすると森田センスケと呼べる最後の一匹かもしれませんが、生きているうちに見ることが出来てとてもラッキーでした。

大山養魚場の大山さんはとても系統を大切にするので、この鯉が最後に大山養魚場へやってきたのには何か運命的なものを感じますね。鯉からメッセージが発せられているかのようです。ぜひ次の世代へ血を残して欲しいと思います。

この鯉は去年自然産卵させていますが、使用したオス親がフィッシュランドが一年目に作った自家産の子というのも、私的にはとてもうれしいことです。使用したオス親もフィッシュランドにいたときに実際に見ていますし、そのオス親のオス親(お父さんに当たる鯉ですね)も見ています。オス親のオス親(お父さんに当たる鯉ですね)の鯉の方が印象は鮮明で、私が見たときには緋盤がずいぶん飛んでいましたが、とにかく肌が綺麗だったのを覚えています。当時は分かりませんでしたが、今振り返ってみると、とてもオス鯉として体形のバランスが取れていたと思います。

オス親のオス親(お父さんに当たる鯉ですね)は、野外の大型水槽に(見た目には適当に)入れられていただけだったので、そのときは、そんなすごいオス鯉だったとは思いもよりませんでした。今でも印象はきちんと残っていますけど、生きていたうちにきちんとした写真を撮っておけばよかったです。メス親はローズの子にあたるのですが、どんな鯉だったか私は覚えていません(すでに死んじゃっています)。

話はそれちゃいますけど、大山さんやフィッシュランドはローズの流れではなくて、フジコの流れを高く評価しているので、この森田センスケの血はいずれフジコがたどったであろう道筋を追いかけていくのではないかな〜と思っています。今の私では想像がつかないので、ずーと先、何代かに渡って出来上がってきた子たちを見てなるほど〜って振り返ることになりそうです。聞いた話では、ローズはメス鯉(お母さんにあたる鯉ですね)の雰囲気にかなり近くて、フジコはオス親(お父さんにあたる鯉ですね)の雰囲気もあるそうです(メス親とオス親がうまくミックスされている)。もうフジコの流れは実質残っていないわけで、叶わない夢ですが、このあたりの鯉たちを生で見てみたかったですね。見れていたらずいぶん自分にプラスになっていたと思います。

 

2007.9.8


今日も暑い1日でした。日差しがとっても強いので(日焼け止めをぬっていたけど)さらに日焼けしてしまいました。

久しぶりに窓付きFRP水槽の濾過槽を掃除しました。いつもは濾材の上においてあるビニロックフィルターを洗っているだけなのですが、今日は濾過槽ごと掃除しました。そうしたら濾過槽内でミニ九紋竜を2匹発見!、どうも水流にまぎれて濾過槽へ紛れ込んだようです。次に掃除するのは餌を切ったときぐらいになるかな〜って感じです。

設置しているビニロックフィルターが汚れをとってくれるので、これを洗うことで濾過槽内に汚れがたまるのを防いでいるわけですが、汚れが付着しやすいので、2枚重ねにしてあるビニロックフィルターの一枚目にはびっしり汚れが付着して水をとおさなくなるため2枚目があまり汚れません。汚れで目の詰まったビニロックフィルターは水を通さない発泡スチロール板みたいなもので、そこで見事に水を遮ってくれます。我家はたまたま二枚重ねにしてありますけど、これを3枚重ねにしても結局取れる汚れは一番上の一枚分だけのような気がします。

今年新しく設置した1t強FRP水槽の鯉たちも順調に育ってきました。この水槽でのはじめての飼育だったのでどんな感じになるかな〜って状態でしたが今のところ大きな問題はない感じです。9月に入って伸びが出てきた印象をうけるのでシーズンオフまでに35cmぐらいになれば大成功って感じです。今から仮に1.5倍伸びたら20cmの鯉は30cm、30cmの鯉は45cmになりますので、まったく印象が違う状態になっちゃいますよね。来シーズン、ぐぐぐ〜って伸びる状態までもっていきたいものです。

メイン池の餌やりは今日はステンレスボール5杯分でした。今日も完食までに50分ぐらいかかっていました。餌の量と減り方の時間ですが、1回5分で食べつくすような量を2倍投入したら、完食するまでに10分となるというような単純なものではありません。ある程度鯉たち全体に餌が行き渡った後は、餌が完全になくなるまでにずいぶんかかります。なので、しまった!やりすぎた〜ってなると、餌がなくなるまでにかなり時間がかかるようになっちゃいます。我家の場合は、鯉の雰囲気をみて餌の量を調整している状態なのでほとんど感状態です。

 

2007.9.7


今日は台風が過ぎ去って南風が入ったのか、湿度が高めの暑い1日となりました〜。このところまた日焼けして真っ黒です。


五色と昭和


浅黄

今日はフィッシュランドへ用事にいったら、今年の当歳が田んぼから揚がっていました。水曜日に揚げたようです。

今年の産卵腹は、昭和、五色、浅黄の3種類です。一応、メイン生産の位置づけになっている紅白はメス親がセット時に産卵しませんでしたので今シーズンはお休みです。

昭和はここ数年の定番となっているフィッシュランド・大山養魚場の共同作出の愛称パール昭和です。去年までは大山養魚場での産卵・育成でしたが、今年は大山養魚場で産卵・育成はフィッシュランドで行っています。オス親・メス親ともにいつもと同じペアです。私的に気になっていたパール昭和の当歳たちの形を確認してみたら、例年通り体のつくりが長かったです。

体が長い鯉はよい鯉になりやすいのでやっぱりうれしいですね。鯉の形はとっても大切な要素ですし、去年までと育成者が違っても鯉の形がいっしょなので、体の形は親鯉から由来するものですね。あと、いつも思うのは田揚がりすぐの昭和(晩生タイプ)は紅の色合いがずいぶん薄いです。これから徐々に紅色が見やすくなってくるので面白いです。

五色なんかも紅が明るくてよい感じだな〜と思いました。紅は今風の蛍光色の紅でなくて、しっとり紅の感じの五色です。浅黄はまだ最終選別前だったので、いろんなタイプがミックス状態なのと、近くで見れなかったのでどんな雰囲気かはまたこんど確認してこようと思っています。

これからは当歳たちもコンクリート池で育成されていきますし、秋の売り出しまで1ヶ月ぐらいはあると思うので、売り出しの時には今とはずいぶん印象がことなるかもしれません。売り出しまで楽しみにしていようと思います。

メイン池で育成中の2才(2006年生まれ)たちも観察してきたのですが、変わり鯉たちがとてもしっかりと育っていました。あんまりよい体つきなのでしばらく見とれてしまいました。まだ2才ですけど、これから素晴らしい鯉たちに成長していくと思います。オスメスはまだ全然確認していないそうなので、将来のオス親候補、メス親候補が生まれてきそうです。それらと今いる黄鯉や茶鯉と掛け合わせたら夢が広がりますね〜。

フィッシュランドの今後の強みは掛け合わせる親にしばらく困らない点です。紅白だけとっても、自家産のカトウ紅白系紅白、紅花系紅白、大助系紅白、フジコ系紅白がいますし、大山養魚場産のカトウ紅白系紅白もいます。今年、大山養魚場では自家産の森田センスケ系紅白が2才で揚がってくるはずです。それぞれ特徴のある流れですが、大きな括りではすべてセンスケ系統に含まれるので相性もよいはずです。

流れを見てもらえればわかりますが、フィッシュランドの自家産は森田センスケになるべく近い血筋からの改良と、阪井センスケからだと、フジコの血の入った血筋からの改良になっています。何も考えずにオスメスあわせて鯉を作る場合を除いて、血筋を考えたペアリングを考えると(雑種が増えすぎて)行き止まり感が漂う現代、何代か先まで組み合わせの確保ができる状態というのはほんとうに力強いし、これまで楽しませてもらっているこちらも、ずーと鯉のレベルを落とすことなく楽しめるわけですのでたいへんありがい話です。

さて、昨日は帰りが遅かったため、メイン池に餌をあげることができなかったら、餌ください〜って感じがひしひし伝わってきたので、今日はステンレスボール6杯分の餌をあげておきました。餌を多めにあげすぎても、(多めの分は)鯉に栄養として吸収されないまま糞となって出てくるだろうし、もったいない話なのですが(水も汚れるし)、それも分かっているけど、ついあげちゃいます。意味のないことを意味がないと分かってしているので問題はないんですけれど・・・資源の無駄使いというか、浪費にはなりますよね。

 

2007.9.5


今日も暑い1日となりました。朝夕に気温が下がるようになってきたので夜は寝やすくなりましたね。

メイン池の子たちが今日はたくさん餌を食べたいよう〜って雰囲気をだしていたので、ステンレスボール5杯分(若干大盛り)をあげておきました。そうすると食べ終わるまでに50分ほどかかっていたので、ちょっとやりすぎたかな〜と思ったのですけど、秋に向かって行くし、まあ、これでいいんじゃないかな〜と思い直しました。食べ終わった後もまだ食べられるって雰囲気が出ていましたし、だんだんと食欲の秋が近づいてきています(鯉だけでなく私も)。

そういえば、知人グループが育ててくれているチャレンジ稚魚飼育2007の稚魚を見る機会があったのですが大きくなっていてビックリしました。すでに25cm〜30cm未満程大きさがあって路地もののジャンボ当歳って感じです。グループで管理している大きなスペースで飼育しているのですが、飼育初期に稚魚が逃げ出すトラブルがあったため、現時点では残った子15匹ぐらいがゆうゆうと泳いでいます。結果的に薄飼となったため、稚魚がどんどん伸びたようで当歳じゃないみたいです。数がいないので無選別で育っているのですが、その中に昭和らしい昭和も何匹かいたので、ちゃんと昭和に育つ子がいることが判明して産卵者としてはホッとしました。

自宅で飼育しているカメの品種が判明しました。クリイロハコヨコクビガメとアフリカヌマヨコクビガメでした。長い名前なのですがようはヨコクビガメなんです。身を守るときに首を横にして頭を甲羅の間にいれるのでヨコクビという名称がついているようです。入門用のカメに位置するようで飼育も楽なのでちょっとお気に入りになってきました(愛嬌もあるし)。カメはカメでもリクガメと比較してミズガメは飼育がずいぶん楽なようで、実際、ミズガメはトゥルーライトを当てなくても問題が出にくいようです。10年ぐらい育てると23cmぐらいになるようなので、頑張って育てて見たいと思います〜。

 

2007.9.4


今日は日差しの強い日となりました〜。となりとなり町ぐらいの鯉友達が遊びに来てくれたのでとても楽しい1日となりました。鯉は観賞魚ですので見て楽しむものですが、鯉についてあれこれ話をするのはもっと楽しいです。我家の場合は、池の水にうすく青子も出ていて鯉がほぼ見えないので、鯉を眺めながら話をすることができないのは残念ですね。いずれ水が澄む日がくるのを夢みています〜果たしてそんな日がくるのかは微妙かも(笑)。

夕方にはいっしょにジャンボ鯉好きKさん宅にお邪魔して暗くなるまで鯉談義をしてきました。やっぱりどこででも鯉の話はとても楽しいです。鯉たちも元気そうで何よりでした。大きい鯉がゆったり泳いでいるので、見せてもらうたびに我家も早くそうなりたいな〜って思います。鯉のボリュームからすると、与えている餌の量なんかは思いのほか少ないのですけど、それで十分に育っていくので素質のしっかりした鯉というのは見事に底力があるな〜って毎回実感します。大きくなるし餌代もかからないし濾過槽も汚れないしで言うことなしですよね。

私もそうですけど、普通に考えると、鯉の成長量=餌の量って思いがちなんですが、実際はそんな風でもなくて、元々の鯉の素質の方が大きく影響するかな〜って感じです。食べても食べても大きくならない鯉が存在するように、そんなに食べていない感じなのに大きく成長する鯉も存在します。50cm、60cmにはどんな鯉でも成長するわけですけど、それ以降は伸びどまらない鯉がよいので、そう思うと後者のタイプの鯉の方が育てるのが楽です。60cm半ばぐらいまでに鯉の持つ成長力を感じてあげられると、その後の適正というのも見えてくるような気がします。大きくなりにくいものに、どんどん餌を食べさせて大きくさせようとするのは無理もかかるし、やっぱり可愛そうですね、大抵、結果もともないません。


紅白

さて、話は変って、左の写真は現在メイン池で行方不明になっている鯉さんです。去年生まれの鯉で、今年明2才で合流しているのですが、ぜんぜん見かけません。万一、死んじゃったら浮いてくると思うんですが、それもないので、底のほうで生きているのかな〜。

体も筒状になっている感じだし、胴の長いのもポイントが高いので、心惹かれるものがあってお気に入りだったのですが、長い間、行方不明になっちゃうとは思いませんでした。どんどん成長していて単に見間違えているのだったらうれしいですけど、そんな都合のいいことはまずないですもんね。

気になるけど、偶然餌やり等の時間に遭遇するか、池の透明度がよくないので餌きりシーズンまで待つかしかないので、元気でいるのを祈るだけです。


2007.9.2


時折、雨も降ったりの雲の多い1日となりました。気温も低めだったのと午前中水の輝きが少ない感じがしたので(午後には戻ってきましたけれど)、メイン池の餌やりは控えめにステンレスボール3杯にしておきました。

今シーズンはうまくいけば、何年かまえに明け2才からの飼育鯉がどうにか60cm台に突入するかもしれません。我家の飼育スタイルとしてはこんなものかな〜ってところです。我家の池は決して大きくないので70cmの鯉だとずいぶん大きく見えますから60cm台でも小さく感じませんが、ジャンボ志向なので目指せ80cmなんです。我家の池のサイズにあった大きさがどうかは微妙ですが鯉は80cm前後が体形と質のバランスがよい感じなので、できるかぎりバランスMAXサイズを狙っていきます。


先日合流の三毛

先日、去年(2007年)生まれの大正三色を1匹メイン池に合流させました。売れ残りなのですが、面白い肌だったので、とりあえずメイン池に入れてしまえ〜ってことでポチャンって入れておきました。

冷たい色合いの肌なのですが、陶磁器的な透明感のない真っ白ではなくて、若干透き通っているので透明感を感じさせる肌質です。墨の感じ含めて、どうなるのか分かりませんが、どうなるか分からない方が楽しいので、しばらくメイン池で飼ってみようと思っています。大きさは25cmぐらいだと思います〜。メイン池に入れて以降、一度も姿を見ていないのがちょっと心配なんですけどね。


金の招き猫

昨日紹介した我家の招き猫の1匹(一体)です。金色の招き猫でなんとも派手派手しいです。この招き猫、エレクトロニック構造で電池を入れると左手を振り続けてくれます。面白いので玄関に置くこととなり、尋ねてくる人に向かって手を振ってくれています。来たときにはいらっしゃいで、帰るときにはバイバイの意味にとってもらえるとうれしいですね。誰も居ないときにも振り続けていますよ。普通の電池だともったいないからSANYOのエネループにするのがいいですね。

昨日、我家に縁起物シリーズとして、えびす様があるって書いてしまいましたが、間違いで正しくは大黒様でした。えびすさんは鯛を持った神様でしたね。間違えてすみません。

 

2007.9.1
今日から9月です〜!、風がさわやかな1日となりました。気温が高くても風がさわやかだとほんと過ごしやすいですね。こんな日が続くといいな〜って思います。



餌を見つけたカメ



餌を食べるカメ


笑顔のカメ


先日、我家に来たカメは人気者になりつつあります。泳ぎが得意なので水の中で泳ぐ姿が可愛いみたいです。餌を食べるところもなかなかです。

我家には鯉・カメと長寿の縁起のよい生き物が2種類暮らしていることになりました。あとは鶴さえいれば完璧ですが、さすがに鶴は手に入りません。一時期、招き猫を集めていたことがあったので、招き猫もあるし、えびすさんもあるし、あとは運が向いてくるのを待つだけです。植木は松がよかったですが池を作るときに引っこ抜いちゃったので無くなっちゃいました。今思えば縁起物だったのでもったいないことをしました。

カメの可愛い写真ということで餌を食べるところを撮影してみました。餌(鯉の餌ですが)を見つけると泳いで行って首を伸ばしてかぶりつきます。餌を口に入れたら水にもぐってパクパク飲み込みます。飲み込んだあとは笑顔を振りまきます。最後に愛想を振りまくところが、鯉とは少し違うところでしょうか。笑顔はポイントが高いです。

そういえば、ペットとしてヤギがよく売れているという話を聞きました。ヤギ!?って聞いて、アルプスの少女ハイジが思い浮かんだんので、そんなの家で飼えるのかな〜って思ったのですが、ヤギをペットとして飼うようです。ヤギがいれば庭の草刈はしなくてすみそうです。

いろんなものがペットになるもんだな〜って思いました。私も昔はイグアナを飼ってみたいと思っていたことがあったので、他の人からみたら変な感じなのかもしれませんけど、なぜか興味が湧いちゃったんですよね。

飼っている自分がいうのもなんですが、鯉はけっこう万人向きだと思います。器がいるとかそういう面はありますが、120cmの水槽があれば見た目にも余裕がある状態で飼えるのでそんなに敷居が高いわけではないと思っています。

最近は(少々前からですが)、水槽もインテリア的というか、水槽自体のデザインもですが、水槽内のレイアウトも流木や水草を綺麗に配置したりするのが流行っているのかな〜という感じです。そのためどうしても魚たちがレイアウトの一部として存在している印象を受けてしまいがちですね。個々の個体としての存在感でなくて品種としてレイアウト上必要な雰囲気です。

楽しみ方は人それぞれなのですが、私なんかは、魚中心で飼うことがほとんどなので、個体を中心に選んでその個体の持ち味を楽しむのが大好きです。好きな魚が集まったら群泳としても楽しみます。イメージ先行型の世の中ですけど、1匹1匹に惚れ込んでみるのもなかなか良いものだと思っています。

極端な例ですけど、私が今育てている大好きな鯉は口に歪みがあります。生まれつきなのですが、肌の雰囲気と緋盤の雰囲気がたまらなく好きで、ずーと好きなままで、お気に入りの一匹です。私にとっては大切な鯉ですが、口に歪みがあるのも事実なので、そういうのはダメという人にとっては、まったくの価値なし鯉です。これなんかは私が惚れ込んでいる鯉にあたりますよね。

話は変って、メイン池は今日もステンレスボール5杯分の餌をあげておきました。今年からメイン池は1日分の餌の量を1回であげる餌やり方法に変えたわけですが、やっぱり調子がいい気がします。私だけでなくて、参考にしてみた方から連絡を受けたりもするのですが調子がよいような感じだそうです。ボリュームがついてくるのはこれからですから、この餌やり方法(1日1回か2回で餌をまとめてあげる)の本領がより発揮されるとよいな〜って思います。

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