錦鯉飼育日記 日々の記録 2006年8月1日-2006年10月31日分 (since 2003.1.31)


 
2006.12.31


今年も今日で終わりです〜。一年なんかはあっという間ですね。ここ何年も一年が長かったな〜って思ったことはなくどんどん過ぎていきます。暇ではないということでしょうから、きっとこれも良いことなのだと思います。

さて、今日は朝8時に年賀状を出しにいって(今までの30日までには出せていたのに〜)、その後、水槽の水替えに入りました〜。普段はローテーションを組んでいますが、ほぼ全部の水替えをしたので時間もだいぶかかりましたけど、これで新年を鯉たち、肺魚たち、ジャンボ獅子頭たちも気持ちよくむかえられることでしょう。これでいつ新年が来ても大丈夫。

HPを振り返ると、今年もコイパークはコイパークらしくやってこれたな〜って思っています。コイパークにはこだわりがあって、そのこだわりは私のこだわりでもあるわけですが、2006年もなんら揺らぐことなく終了しそうです。変化を拒んでいるわけでもなく、変化してもよいのですが、結局、2006年もこだわりを変化させるだけの物事に出会いませんでした。やっぱり体志向、質志向、長持ちする鯉がいい鯉です。

鯉飼育ではワンシーズン終了して振り返ると、まだまだ体の見極めが弱いし、もっともっと本質を見る(感じ取る)力が必要だと感じました。飼育レベルの向上ももっと必要です。物事を始めれば、何事もいつまでも勉強が続くわけですが、鯉を始めて毎年思うことは歩み(自分自身の向上)が遅いな〜ってことです。何をしてもどんくさいので、自分らしいといえば自分らしいのですけど。それでも楽しさだけは満点ですから、鯉ってすごいな〜って思います。

来年は、今年の反省点を活かして納得の鯉飼育がしたいな〜って思っています。そんな姿をお見せできればと思います。今年も一年おつきあいいただきましてありがとうございました。良いお年をお迎えください〜。

2006.12.29

FRP窓付き水槽


メイン池



今日はいきなりの大雪に見舞われてしまいました。朝起きてビックリです。雪国から見れば、この程度か〜って思われちゃうかもしれませんがこちらの地方では十分な大雪です。雪のためメイン池は何にも見えませんが、FRP窓付き水槽をのぞくとこんな日でも泳いでいるつわもの鯉がいました。てっきりみんな棒になって寝ているかと思っていたのですけど。寒さに強いのがいるみたいです。

こんな日なので、家の外回りが雪に覆われた状態ですから、暖房を入れていてもイマイチ温まりが悪い感じがしました。我家隙間風の多い建物ですしね。

やっと年賀状に取りかかりました。同じ出すなら元日に届くようにとは思うのですが、なかなかギリギリにならないと出来ないものです。毎年こんな調子で郵便局には申し訳ないな〜って感じです。

カウントダウンセールも無事に終わって年内の出品はすべて終了となりました。ありがとうございました。今回のフジコ系は、メス親のおばあさんがフジコになり、オス親のひいおばさんがフジコになります(オスは複数本がけのため確率は二分の一)。メス親からもオス親からもフジコの血が流れています。だからといってフジコのよさが出るかどうかは分からないのですが、死なさなければよい方向性を向く可能性は十分ありますから、長生きさせて欲しいな〜って思います。ローズの流れの子(子取り)は世にあふれるほどいますが、フジコの流れの子はほとんどいない(絶滅しかかっている)ため、寂しい感じがしますね。フジコは紅が群を抜いてすばらしい鯉だったと聞いています。

ちなみに、昨日我家にきた、紅花系紅白のメス親は紅花の子になります。紅花の子たちのカシラ周りから持ってきた鯉なのですが(有名だけでいえば姉妹にはザ三段とかいますよね)、もっともフジコに似た雰囲気の鯉を選んで持ってきているそうです。紅花の子は、紅花とフジコの子(オス)から生まれてきていますから、フジコの血を持っています。

ですので、我家の紅花系紅白もフジコの血を持っています。私自身はフジコを知らないわけですが、フジコとかかわりのある鯉ライフを送っていますね。去年購入したカトウ紅白系紅白は、メス親がカトウ紅白ですから、カトウ紅白は丸山紅白とフジコの子(オス)から生まれてきていますので、フジコの血を持っています〜。

フジコの子たちのメス鯉たちはどうなったのか、当時評価されていなったため、今となってはどうなっているかよく分からないみたいでです。フジコの子さえ(たぶんもう)見れない状態ですから、寂しい話ですね。

2006.12.28


大山大正三色
5才!?



紅花系2才


大助系2才


今日はフィッシュランドへ、予約してあった鯉を引き取りにいってきました〜。鯉って出会いだな〜って思います。真ん中の写真の紅花系紅白は秋の売り出しの時から気になっていて、でもそのときは悩んだけれど買わずに、その次の売り出しでは娘が犬に驚いて大泣きで10分も鯉を見れずに帰宅、てっきり誰かしら購入しているだろと思い込んでいたら、ずーと売れ残っていたようです。

この3匹は、フィッシュランドのメイン池に入れてもらえるほどのレベルはなく(メイン池に泳いでいる鯉たちはもっとレベルが高い、模様じゃなくてね)、かといってすぐにダメになうような鯉でもまったくなく、フィッシュランド的には中途半端な位置づけの鯉たちで、早く飼い主さんが現れないかな〜って感じで寂しく待っている状態でした。そこに私が出くわして、紅花系紅白は秋から気になっていた子だったし、きっと私に飼われたくてずーとまっていてくれたのだと思って購入となった次第です。価格的には誰でも買える値段でしたし、それでも残っていたということは、私と出会うまでは、気の合ううまい出会いがなかったのだろうと思います。

で、そのときに上の大山大正三色と、下の大助系紅白と出会い、私的にはとっても好みなのに売れ残っているのがこれまた不思議で、きっとこの子達も私を待っていてくれたに違いないということで買ってしまいました。この子たちは短期間でどーんとくるタイプではなく、じっくりのんびり育てている間に、高いピークもこないけど長持ちするので、長持ちしない鯉たちが色あせていって、結果としてこの子たちが目立つときがくる感じです。

スーパーハイレベル鯉さんみたいに自らの実力で周りから抜け出る(一歩出る)のではなく、この手は長生きしているうちに気が付いたら周りが沈んで(一歩下がって)自分がポツンと目立ってしまう状態となる感じです、他力本願風ですね。ですからのんびり飼わないと良さを引き出してあげれないので、のんびり派の私のところへ来ることになったのだと思っています。


フィッシュランドの方もこのタイプはのんびり飼って欲しいという思いがあって、私ののんびり飼いたいという思いと一致して、のんびり大切に飼ってくれるならということで、もともとタダみたいな価格なのにさらに少し値引いてもらいました。私にとっては一粒で2度おいしいみたいな話ですけど、なんとなく申し訳ないな〜って感じもします。ですから大切にしないとバチがあたります。生き物ですから先のことはわかりませんけど、一応予定では観賞に耐えられないような事態(体がむちゃ歪むとか、まずないけれど緋が飛んだとか)がなければ、10年ぐらい先を目指してのんびりいこうと思っています。

一番上の大山大正三色などは、私的にはよい鯉に見えるのですが、売れないんですからビックリ状態です。我家にいる大山大正三色と雰囲気がとても似ているのでたぶん同い年だと思います。白山の松の助大正三色とならんで、我家のメイン池の看板鯉にしようと思っています。

そういえば、 大山大正三色で思い出しましたが、12月号の月間錦鯉に大山養魚場の広告が載っていました。度肝を抜かれる広告でした。通常の鯉広告ではまずありえないレイアウトです。雑誌を見る機会があれば、ぜひ見てあげてください。写っている大正三色も大山さんのペット鯉ではないのかと思っているんですけどね。

2006.12.27


お正月用当歳


野池上がりの2才


今日は用事があったので、午後から白山養鯉場へ出かけてきました。今年最後の訪問です。新年早々出かけるんですけど(笑)

用事はすぐ済んでしまったので、お正月販売用の当歳たちを眺めていました。大き目ぐらいの当歳に育っていて飼育を始めるにはちょうどよい感じの大きさです。いいな〜って思うのが何匹でも目の前を泳いでいくのですが、お正月までは販売しませんので、もうしばらくの辛抱です。

ちなみに、このお正月用当歳たちは、8月末に田んぼから当歳を池に揚げてから即、正月販売用として育ててきているものなので、秋の売れ残りとかとは違い、新年の新発売みたいなものです。秋の売出しを楽しんで、正月の売り出しも新たな気持ちで楽しめるのがとってもよいです。

今年は野池上がりの2才たちも豊富にいるし(去年の当歳の出来がよかったため)、価格もお値打ち感がでているので、当歳をそれなりに買うなら2才が買えるのでどっちがいいか悩んでしまいますね。2才もよりどりみどりです。夢なら当歳、現実的なら2才が確実だと思います。

お正月の販売は例年通り、新年1月2、3日の朝8:00時からです。開始時間のある年とない年があるのですが、今年はある年でした(きっと気分次第)。天候に問題がなければ、丸プールに2才魚も展示する予定のようです。白山の鯉の評価は、体形>質>模様ですので、、この反対で鯉を選べば安いです。

私は1月2日にお邪魔します。例年だと当歳選びなのですけど、我家のメイン池にいずれはジャンボ鯉を泳がせたい目標があるので、より現実的な2才を買おうかな〜とか考えています。白山の2才購入で、そのまま野池に預けてある鯉さんなどは、4才71cmにそだっていますしね。ジャンボ街道まっしぐらです。これを現実的といわずになんといえばいいのかというほど固い選択肢です。野池代も大変なので、2才で買って自宅池でじっくり育てるわけですけどね。

どちらにせよ、お正月が楽しみになってきました。遊びに見える方がいましたら2日にお会いしましょう。


2006.12.26


この年末に鯉さんを購入してしまいました。たぶんこれが今年最後の鯉購入です。鯉は出会いですから、出会うチャンスと金銭的な折り合いがつけば購入しない理由が見つかりません。年内最後の購入ですが、新年早々の売り出しで当歳を購入することになるとおもうので、考えたら一週間しか次の購入までに間がないじゃないですか(苦笑)。でも、私は、酒も、タバコも、ギャンブルも、女遊びもしないので、鯉ぐらいはまあ許してもらおうということで勝手に納得しています。全部いい人になったら早死にしてしまいます。

鯉のよいところは、(自宅にくる)大抵の人は見て楽しんでくれます。ワンちゃん、ネコちゃんと違って、鳴きもしないし、スリスリもしてこないので、子どもでもビックリしませんしね。魚がほんと苦手だ〜っていう人以外は、相手が愛好家でなくても、何かしら会話が弾みます。でっかいな〜何センチぐらいあるの?、どのぐらい生きるの?、いくらぐらいするの?、会話に困ることはないです。

以前も書きましたが、 道行くワンちゃんの散歩の人たちからは、世話が大変でしょう〜、ってほんとによく言われますが、水替えだけだし散歩しなくていいので楽ですよ〜っていうとなぜか納得してもらえます。私はワンちゃんを飼ったことがないので、よく分かりませんが散歩ってそんなに大変なのでしょうか!?

池を作ったおかげで、道行く散歩の人とよく顔をあわせるようになって、ちょっとした挨拶が増えたことはよいことだったな〜と思います(想定外)。こういう輪が広がれば、町から犯罪が少しは減りそうです。防火用水にもなるし、子どもの転落対策には気をつけて、一軒に一池(FRP)作ってもらいたいです。鯉を飼いはじめたらなんか自殺者も減りそうですし。

鯉のボケーとした顔を見て、その丸い目の奥をのぞくと、こいつらほんとに楽しそうに生きているな〜って思えてきます。人間は、哺乳類のもっとも進化したあたりにいることになっていて、脳にシワが出来るぐらい頭を使って生きて、まあまあ楽しく生きているかな〜思ったとき、その楽しく生きていることと、鯉が楽しく生きていることに、そう変わりがないことに気づくのです。

2006.12.24


今日もよい天気で、年末とは思えない暖かな1日でした。メイン池は水温が8度ぐらいです。時間があるときは、エアーをちょっと止めて、それを刺激に鯉たちを泳がせています。

今日はクリスマスイブです。ケーキを食べましたか?、私は食べましたよ。いつのころからか私の中ではクリスマスはケーキを食べる日になっています(笑)。

フィッシュランドから年始の新春大売出しの案内がきました(A3両面カラー印刷!)。
恒例ですが、1月2日、3日が売出しです。7周年記念みたいです。

イベントとしては
2日は自家産昭和当歳による飼育コンテスト用昭和の販売(先着抽選、2匹20,000円、10時スタート)
秋に審査するみたいです。賞受賞者さんには商品も出るはずです。
3日が自家産紅白当歳の7周年記念限定販売(先着抽選、1匹7,000円、10時スタート)
みたいです。

イベントと関係ないものでは、自家産九紋竜当歳、川合産の変り鯉当歳、洋平産ハイブリット黄金当歳!?、の販売となります。イベントとは関係ない自家産紅白、昭和の販売もあるとは思います(案内には載ってないんですけど)。

どういった訳かは分かりませんが、自家産以外ですと、川合産の変り鯉と洋平産ハイブリット黄金はここのところの定番となっている感じです。フィッシュランドの責任者さん自身が無地物とか好きなので、自然の流れなのかな〜。

自家産九紋竜は素晴らしい出来なので(俗に言うあたり腹ですね)、九紋竜に興味のある方はぜひどうぞ。この九紋竜去年のKa1さん作の九紋竜とオス親は同じで、メス親は同じ血筋です。Ka1さん作も抜群でしたが、フィシュ産も抜群です。どちらも抜群なので、いい組み合わせからはいい鯉ができるもんだと思いました。特にオスの力ですよね。オスもメスもよくないといけないのですけど(模様だけならそんなに関係ありません)、オスがしょぼいといい鯉が生まれてこないので、オスは大切だとつくづく思います。これなら親にいける!っていうクラスのオス鯉は少ない・・・ほとんどいないですね。

親がいないことには子は出来ませんから超大切、親用の鯉を一般販売の鯉と同列で売ることはないし、たまに見かけますが、本当に親用によいなら販売せずに自分たちで使えばよいのにな〜って思うことはあります。立て鯉、親用とか、なんともうさんくさい言葉の代名詞みたいになってしまいました。元々は、どちらもよい鯉に当てはまる言葉だったんですけど、、便乗ってヤツでしょうか!?、、残念です。

立て鯉は、大きくなったときに立派になる鯉(大きく立派になれば模様は子模様で大模様でもよいです)です。大きく立派になるというのは、体形がしっかりしていることがすべての土台になります。土台がなければ、大模様であっても立て鯉ではありません。模様と立て鯉であるかどうかは無関係です。すでに現時点で体形がおかしい鯉も立て鯉ではありません(まず治りませんから)。このあたりは基本中の基本なので押さえておきましょう〜。

さて、当たり腹の九紋竜って、生まれてくる子が、白肌の九紋竜、ブルー肌の九紋竜、サバ鯉って感じで、バラエティーに富んだ鯉の出現をしません。九紋竜でよくある最初は白地があるけれど、育てていくうちに頭の上だけが地肌いろで、あとは真っ黒みたいな変化を起こすものも少ないです。真っ黒タイプは初めから真っ黒タイプな感じ。

私は去年までは九紋竜とはあんまり接点のない鯉ライフをおくっていましたが、去年のKa1さん、今年のフィッシュランドの九紋竜のおかげで、九紋竜が好きになったぐらいです。どちらのメス親も体の姿勢がしっかりしていて、ドイツ鯉にありがちな体の悪さがありませんし、そういう部分も子にも反映されています。よいものは小さいときからいいし、その後大きく育っていってもいい、途中からよい鯉に変化することはまずない感じがします。どんな鯉でも見た目の雰囲気は変化しますけれど、持って生まれたパーツは変化しません。

2006.12.23


銀鱗落ち葉くん


ここ数日よい天気が続いているので何かうれしいですよね〜。我家にはないですけど、寒さ対策がしてあれば、この時期の鯉観察は楽しいです。力のある鯉は、並鯉さんに比べるととっても綺麗なので見て楽しんで勉強になります。ツヤのある鯉とそうでない鯉の差がハッキリでてくる季節です。

左写真の銀鱗落ち葉くん(オス)が、茶色の部分が多くなってきました。そのうちに銀鱗茶鯉になったりして!?。この鯉さんも、姿勢(体形)がよいので泳いでいる姿がとても美しく見えます。池の場合は、上から鯉を見ますから、泳ぎ方が美しさは鯉を引き立てます。

クリスマスセールが無事に終了してよかったです。45匹もいたので、その後の作業(連絡・発送等)でバタバタしていますが、年内には新しい飼い主さん宅に到着しますから、新しい環境で新年を迎えると思います。少々のことで崩れる鯉は少ないはずですから来年からの成長を楽しみにしています。年内にもう一度セール(当歳紅白)をして、今年はそれで終了でしょうか。とにかく我家の敷地内にいるストック鯉さんを減らしてから、先のことは考えようと思っています、どう考えても計画性が無いよな・・・(苦笑)。まあいいじゃん!、私がしっかり者でなくとも、答えを出すのは鯉なので、鯉がしっかりしていればそれでOK!。

2006.12.22

フィッシュランド産
カトウ紅白系
紅白3才56cm



白山養鯉場産
神楽系
紅白4才 49cm


去年好きだった鯉というのは、やっぱり今年も好きなもので、うえの写真の紅白さんは本当に好きなタイプです。5cmしか伸ばせなかったので、申し訳なったな〜って思いがあります。頭から体にかけての流れるような流線型のラインが一番のお気に入りポイントです。これで体が前半鱗一枚分、後半鱗一枚分ほど長いということないのですが、それはそれです。望んでいれば、いずれそういう鯉が我家にやってくることもあるでしょう。

頭から背中にかけてのラインも変なコブもなくとても素直です。私は無地物系の体のラインが無駄がなくとても素直で綺麗だと感じているので紅白もその体形に近い方が好きです。肩口のコブが盛り上がりすぎた紅白は苦手です〜。そういうタイプは紅のツヤがイマイチなのが多いこともあって、私はどちらかというと鯉は加点方式で見ていきますけど、(私的には)なかなか加点部分が見当りにくいです。そういうタイプで大きい鯉の場合は、大きいな〜ぐらいでしょうか。

下の写真の鯉は、今年4歳ですので当歳から400LFRP水槽でコツコツ飼育してきたものです。神楽系の鯉ですので、上のセンスケ系の鯉とは、構成パーツが全然違います。上の鯉も、下の鯉も紅白というくくりになっていますが、これだけ違うと別品種と考えた方が自然です。この鯉はちょうど紅の色合いが綺麗な感じです。見栄えも良くなってきました。紅白の場合、だんだん成長とともに紅の色が濃くなっていきますから、この手の紅白は歳とともに紅が暗くなっていきます(この鯉はこの手では明るい方ですけど)。それが残念ですね。なので私は紅が暗くなりにくいセンスケ系の紅白がタイプです。センスケ系といっても、親がセンスケ系ならOKなのではなく、森田センスケからの特徴となる明るい紅がのっていることが前提です〜。

この辺は好みだと思うのですけど、真っ赤な紅が好きという方は、(深層心理的に!?)暗い紅が好きなのだと思うし、赤さを気にしない方は、(深層心理的に!?)明るい紅が好きなのだろうと思っています。

2006.12.21

昭和6才オス


白山養鯉場産
昭和3才


検寸の続きです〜。
上の昭和が 池の完成祝いに知人よりいただいた鯉さんです。2000年生まれで今年が7歳になるのかな。もう伸びないかな〜って思っていたら、3cm伸びて60cmになっていました。今年は密飼いしすぎて伸びが悪かったので、来年頑張ってもうちょっと伸ばして最終的に70cmぐらいになれば良いかな〜って思います。

この鯉はオスなのに、あまり餌をバクバク食べている状態を見たことがないので、もうちょっと食べれる環境を作らないといけないかな〜って感じています。我家でもっとも年上の鯉さんです。

下の写真は、お気に入りの愛称雪女です。オス鯉とばかり思っていたのですが、どうもメスっぽい感じを受けるようになりました。メスかもしれません。とても体の姿勢のよい鯉さんです。2004年生まれで今年3才です。去年より7cm伸びて50cmになりました。この鯉さんは大きくしたいな〜って思っています。年に5cmずつのばしても5年で25cmUPの75cmにはなります。そうなれば昨日の写真の大正三色さんを超えていますね。

私は80cm前後の鯉がすきなので、そのぐらいに育てるのが目標です。90cmとか、1mとかには一部の品種(無地もの)をのぞいてあんまり興味がないので、普通の品種だとやっぱり体のバランスのよさを考えてしまいます。

鯉では、無地もの系の体の作りがとてもよいので、それより体形の劣る他のほとんどの品種では、無地ものよりも小さめの方が見栄えが良いです。やっぱり自分的には、スラーとタイプで80cm前後で、顔が小顔で三角な形の鯉が大好きです。小顔で三角な顔の鯉は早々いないんですよね〜

2006.12.20


白山養鯉場産
大正三色
6才!?


今日はメイン池の格子をはずす都合があったので何匹か鯉たちの検寸をしました。池が小さいためか目測より実際は3cm程度は小さかったです〜残念。大きくするために育てていますが、スピード競争をする気はないので、また来年伸びてもらいます。

左の鯉さんが、今我家にいるもっとも大きな鯉さんです。白山養鯉場産の松直系大正三色70cmです。とってもいい雰囲気が出ていてとても好きな鯉さんです。口先に若干歪みがあるのですが、体がしっかりしているので泳いでいるときは気になりません。ちなみに模様まで良いと個人的には思っています。大柄って言うのはこのぐらいになると模様が体とマッチしてイキイキしてきますね。もっともっと活きてきます。当歳だと1000円でも売れなさそうな模様だといわれそうだけど・・・(笑)

たぶん6才ぐらいなので、特に松の血筋ですし、身が付き始めるのはまだまだこれからです。のんびり伸ばして、80cm近くまで持っていければな〜って考えています。

現時点で当歳(明け2才)から育てている鯉たちは、50cmぐらいが最大級でした。3才がおおいし、加温飼育しているわけではないので、今風(当歳加温)で言う2才50cmとよく似た感じなので十分な気がします。私だと、今風の育て方をしたら、当歳加温で春に35cmぐらいでしたら、その秋(2才)に45cm以上あれば十分かな〜って思っています。後は鯉に素質があれば勝手に年数とともに伸びていきます。伸び幅は環境によって違いますけどね(野池だったら早いし)

このまえ、雑誌等、ジャンボ当歳販売で一時期有名になった鯉(今はもう出ていないと思います)を見る機会がありましたが、野池に入れ続けて5才65cmで伸び止まっていました。ジャンボ当歳がジャンボになるわけでない良い見本だな〜って感じました。購入価格もけっこうしたはずですから、もったいないな〜とは思います。ジャンボ当歳を購入して、大きくせず小さく飼いたいたいなら何にも問題ないのですが、通常、ジャンボ当歳が欲しくなる人というのは、将来鯉をジャンボにしたいと持っている人が多いと思うんですよね。

可愛い顔をしている鯉でしたが、当初のデビューの仕方を知っているので、寂しさが漂いました。

いまだにジャンボ当歳は将来ジャンボになるって信じている人っているのかな??、もうさすがにいないと思うんだけど。


2006.12.19
今朝は冷え込みましたが、昼間は暖かい1日でした〜。なんとか、時間を空けることが出来たので月一回の通院に行ってきました。年末は込むのでやばいかな〜って思ったら、案の定、たくさんの人がいて(私が一人で平均年齢を下げていたような〜!?)、待ち時間も2時間ほどです。外で時間をつぶすことにして、ちょうどよい機会でしたので、私の鯉を預けてある知人宅の池に鯉たちを見に行ってきました。水の出来もちょうどいい感じでシーズンオフをむかえています。今年5月に鯉を整理したので、私の持ち鯉の数も減らしたのですが、数えてみるとまだけっこういました。次の鯉整理のときはもっと減らそうと思います。整理した鯉は、知り合い宅や、地域の公園池で第2の生活を送ります。

大切にしている白山の昭和と、大山大正三色を預かってもらっているのですが、久しぶりに見たらいい感じに成長していました。大山大正三色は今年で6才ぐらいになると思うのですが(正確な年齢は忘れました)、体の鱗表面に出ていた(けっこうたくさんの)2番緋がそろそろ消えかけてきていました。若々しいときにには、強い緋盤の傾向が見た目の悪さをするのですが、徐々に大人の雰囲気が出始める歳になると、若々しさが落ちついてくるのか鱗の2番緋が消えたりします。こういうのを見ると鯉ってガマンだな〜って感じます。まだまだ綺麗になる雰囲気がするので楽しみにしています。綺麗になってから買えばいいじゃんと言われちゃうかも知れませんけど、綺麗になってからでは、残念ながら私には手が届きません〜。でも、こういう変化を見るのもいいものだと思っています。

私は、去年まで池がなかったので、初期のころに購入した鯉たちの多くは知人宅に預かってもらっていたのですけど、今現在残っている鯉はほとんどいません〜。買った当時は楽しめたのでそれでいいのですけど(ブランド鯉が多かったし)、ただ、ほとんどが崩れていったので、ある種の空しさが残るのも事実です。最近は少しづつですが鯉が残るようになってきたので、選ぶ鯉も少しは進歩しているのかな〜と、でもまだまだですけどね。今の段階をクリアしたら、残る残らないの段階でなく、目標の大きさに育った時の体形だとか、そういうところまで先読み+実現を達成したいな〜って思います。

今年ももうすぐ終わりますが、今シーズンを振り返って、思ったように鯉が成長しましたか?、成長したら素晴らしいことだし、どうもそうでないのなら、何か原因があるはずです。原因を取り除いて来シーズンを楽しみましょう。原因というと、餌、水質、育て方に目がいきがちですが、鯉自体も原因項目の大きな一つですから、鯉自体の見直しもお忘れなく。

2006.12.17


12月というのは、ほんとに忙しいですね〜。もう17日です。今月はのんびりしたな〜って日が全然ありません〜。たぶん、私だけでなくみんな忙しいのだと思います。そんな中で、いろいろな方より写真投稿を頂いています、ほんとありがとうございます〜。成長の雰囲気が分かるので、とても楽しいです。

そういえば、イーコイでクリスマスセールをはじめました。大人にはサンタクロースがこないので、クリスマスプレゼント感覚で楽しんでください〜(自分で購入することになるとは思うんですが・・・)。それに我家の過密状態で鯉たちも冬越しするより、いろんなお宅で冬越ししたほうが幸せだとおもいます。

やっと、修理に出していたデジタル一眼D60が帰ってきました。シンクロ接点の異常は取り付けネジが緩んだことによるガタツキだったようです。シャッター幕も交換依頼はしてあったのですが、異常もあったようで、どちらにせよ交換になっていた雰囲気でした。修理代は2万円程度でした。スイッチ類も押し具合もよくなっていたので、そのあたりの調整(ゴムの交換!?)にしてある感じです。

修理中、ずーとEOS KISS DEGITALを使用していたので、D60を持ったら、うぅ〜重たーいって感じでした。その分、作りは比べられないほどしっかりしています。D60は中古で購入しているので安かったですが、新品のときの販売値段はビックリするぐらい高かったです。新品では絶対に買えなったものが中古では手に入るのですから、ありがたいですね。シャッター幕も新品になったし、またシャッターが壊れるまで使ってみたいと思います。

今日もフィッシュランドの用事で昼頃から出かけました。今日で用事は終わったので、私自身の時間もないし、次にお邪魔するときは新年の売り出しになっちゃうかもしれません。フィッシュランドも一旦外に出た鯉は野池預かりをしなくなったので、預かり数はあんまり増えないのかとおもったら、今年は2才購入で来年野池立てする人がけっこういます。ちょっとビックリしたんですけど、パール昭和2才の購入者さんが多かったのだと思います。フィシュランドの年間の預かり飼育料は7万円です。一年間ハウス池でも、シーズン中は野池+冬だけハウスでも価格は同じです。若い鯉は野池で、ある程度年齢を重ねたらハウスがよいですね。ハウスであれば調子を落としたときでも掬って治療してもらえますし。

ちなみに、フィシュランドのハウス池は品評会用に食べさせまくりの育て方はしていなく、無理させずに、それでいて十分成長するだけの餌の量にしています(咲きひかり)。自分のところの親鯉もいっしょに入っていますからなんといっても健康第一です。水も素晴らしくよいし、強制濾過機等もないですが、水の透明感と色ツヤがバッチリです。ハウス池ですから、無加温ですけど水温も15℃弱ぐらいあるようで餌も給餌中です。夕方になると、ジャンボな鯉たちが水槽の縁に寄ってきますから迫力がありますよ〜。

そういえば秋の売り出しの時に売れ残った紅白2才がまだいたので、雰囲気が好きだしオスメス不明なんですが買いたいな〜って思っています。秋のときに3万円ぐらいだったでしょうか。フィッシュランドの責任者さん的にも雰囲気はいいそうなんですが、正確にオスメスが分からないことと、池(泉水)で飼育した場合、どーんと伸びの期待できるようなタイプでないので、じっくり飼うことが必要だということでした。じっくり飼うにはとても楽しめる鯉だとのことでしたので、じっくり飼うってどのぐらいですか?って聞いたら15年ぐらいって答えが返ってきました。15年か〜、私、50歳になっていますね。鯉はウソをつきませんから、実際にどうなるかそれで答えがわかりますから、チャレンジしてみたくなっちゃいます。

2006.12.16


今日は、朝から用事を済ませ、これまた用事で昼頃にフィッシュランドへ行ってきました〜。このまえ、大山さんのところへ行って、フジコ似の自家産紅白2才を見せてもらった感想を伝えてきました。あのクラスはほんとになかなか出来ないということと、フジコの子にはまだそれ以上の鯉がいたと言っていました。大山さんの紅白を見せてもらって(私自身は)究極的な紅白だと思ったのですけど、フジコはそれ以上にすごかったみたいです。おそるべしフジコ。

残念ながら、フジコ、フジコの子は世の中で評価されていませんから(フィッシュランドと大山さんはフジコに最大級の評価をしていますけどね)、今どうなっちゃったかよく分からないみたいです。世の中の評価はローズに高かったのはその後の流れを見ても明らかです。

結局、フジコの血が受け継がれているのは、フジコの子(オス)をオス親にした、紅花の子と、カトウ紅白になります〜。カトウ紅白からは、大山さんがうまくフジコの血を引き出せたわけですが、紅花の子からはそこまでは出来ていません。フィッシュランド自体はなぜか、紅花と子と縁があるようで、紅花と子がフィッシュランドへ寄ってくる運みたいなものがあるようです。なので、フィッシュランドの方は紅花の子から、フジコの血を引き出すのではないかな〜と(私には)そんな印象が浮びました。フィッシュランド自体には自家産で作ったフジコの孫にあたるフジコ系の親鯉がいますので、マッチするオスとめぐり合えば、フジコの血をぐっと引き出せるかもしれません。

よく親鯉について話すのですが、フィッシュランドのメイン池で泳いでいる(特に自家産の)親鯉は不思議な雰囲気をもった鯉が多いです。立派なんですが、いろんな特徴が混ざり合っていて、一部の個性だけが突出していませんので表現は悪いですけど中途半端な鯉です。親鯉は、原石みたいなものなので、(原石から削りだして)商品として完成させた鯉とは違うため、不思議な雰囲気を出すのだそうです。

フィッシュランド自体は、親鯉(原石)を作り出すのがメインの仕事で、その流れの中で、完成された鯉を商品として世に出し、お客さんに楽しんでもらいながら飼育してもらうのを目指しているようです。原石があれば、それから体を優先した鯉つくりも、模様を優先した鯉つくりも当然出来て、これらは原石をカットして出来た宝石のイメージです(体を作る方がかなり難しいわけですけどね)。完全に宝石にしてしまった後から、原石に戻すのは出来ないので、それが可能なうちに原石を作り戻したいみたいですね。

ですので、模様のよい組み合わせのペアからでなくとも、一段模様(一本緋)の鯉からでも模様のいい鯉は作ることができるそうです。これは大山さんのところで見せてもらった2才の紅白で、大山自身がこの子を使えば次の子に模様がでる、この子では出ないと説明してくれました。どの子もほぼ一段模様の鯉でしたが、紅の違いで判断できるそうです。原石に近い紅と、宝石に近い紅があるようで、世代が進んでいる方が模様がでて、そのかわり、鯉としてはずんどうになっていくみたいです。宝石をどんどんカットしていく(商品として価値のある鯉同士の掛け合わせが進む)と、ずんどうになりつつ、次の段階でヒレが大きくなっていくようです。模様はともかく、体系的にはカッコ悪くなっていくわけです。

非常に面白い話をしてくれたのですけど、フィッシュランドも、大山さんのところも規模が小さいですし(田んぼの余裕もない)、次の世代への親の土台を作りたいというのが、メインになっていますから、今すぐは全然ダメな話なのですけど、一段落付くときがきたら(品評会的にいう)模様のよい鯉を片手間に作っちゃえ〜って話です。(本人さんたちいわく)模様のいいのは簡単に作れるので、しかも整形美鯉にする腕はあるわけですから手直しもできますし、手直しを隠す必要もないので整形美鯉は整形美鯉と説明書をして、人気模様の鯉を(本人さたちがまったくほしい鯉ではないので)低価格でどんどん出しちゃおうという面白そうな話でした。そのときは私もどんどん低価格で売りますのでよろしくね!って言っておきました。

私自身は、間単に出来るよりも出来ないものの方に価値観を持つほうですから、作りたくても出来ない一段紅白の方が価値が高いし、紅・ツヤが違いますから、自分自身が飼いたい鯉ランクは一段紅白の方断然上です。そんな時期がきて本当に実現したら、人気模様の鯉をどんどん出しちゃいますので模様に重点を置く方は期待しててください〜。

アマの子採りで模様のいい紅白は普通に見ていますが、ツヤのいい一段紅白が出来ているのを見たことがないので、やっぱり普通のペアからは出来ないんだと思うんですよね。鯉って奥が深いです。

2006.12.15

1月の状態


今日の様子



今日は、久しぶりに晴れたので、鯉たちの写真を撮ってみました。左写真の昭和が昭和飼育コンテスト用に育てていた鯉さんなのですが、35cmぐらいになっていました。1月からの飼育中、この鯉さんは90cm水槽での加温飼育も経験しているから、ワンシーズンでメチャ伸ばしたわけではないんですが、それでもけっこう雰囲気が変わってきました。

顔の形の入りと、その後の体のラインで、ずーと後に成長したときの雰囲気が全然変ってくるのですが、今のところは当落線上に無事にのっかっています〜。

私が昭和を購入するときは、紅質で購入しますから、小さいときの雰囲気というのは一定ではありません。墨が出ていることもあれば、今回の昭和みたいに墨が沈んでいることもあります。昭和は、墨が出てこようとする品種で、その中で、墨が出たり引いたりしますから、墨模様はさほど重要視していません。運みたいな部分を購入基準の重要なポイントにおいたりすることは、鯉の将来性を見るうえで確率の上限を下げますから(私は)しません。体のラインが綺麗な鯉であれば、どんな模様でも綺麗に見えるものです。

この昭和は、大きさの割りに若干の伸びやかさが足らないような雰囲気もするので、後々ずんぐり昭和になっちゃうかもしれませんが、当落線上にのっかっている限りは育ててみようと思っています。

この鯉さんのペアは、去年の産卵で終了となったので、もう生まれません〜。


2006.12.14
今日も小雨の降り続く寒い一日でした〜。いつまでこんなに寒い日が続くんだろう〜。外の鯉たちは、ただいま餌切り中のため、少々痩せてきた(しまってきた)気がします。冬ですから痩せてもいいのですが、見ているとかわいそうになって餌をあげたくなるから危険です。

冬は寒いですから、鯉といえども秋に蓄えたエネルギーを消費して痩せていきますし、肌荒れもします。それで健康を害することはありませんので、我家なんかは自然に任せています。変にエネルギー分を過剰に残したまま、次の餌のシーズンをむかえると、どうしても鯉がパンクしがちになりますしね(特にメス)。自然界ではメスは産卵しますが、庭池での観賞だと産卵させませんから余計に注意が必要です。その点、オスは楽チンです〜。

そうそう、メイン池は餌切りなわけですが、ポン抜きと注水はしています。おかげさまで透明度がかなり上がってきました。晴れさえすれば鯉が見やすいです。明日は晴れるといいな〜、たまには鯉が見てみたい。

この時期といえば当歳飼育がメインなのですけど、去年の当歳からの飼育紅白は紅花系と大助系で、知人から譲り受けた2匹がとても立派に成長しています。私が育てたのも来年はぐっと伸びるとおもうんですが、今年は加温飼育をしていないこともあって30cmぐらいでシーズンを終了しました。今年の当歳飼育紅白はフジコ系です。フジコの血がどの程度生かされているのかはわかりませんが、メス親はまだ若いし大きく成長してきましたがスリムな雰囲気です。そのスリムな感じにフジコの特徴が出ているのかもしれません。とにかく育ててみて成長から判断するしかないですね。鯉はウソをつきませんから、鯉を見て判断するのが一番正確です。

ここ数年、カトウ紅白系、紅花系、大助系、フジコ系と違う系統での紅白飼育が続いているわけですが、それぞれ特徴の違いが目で見てわかりますから、鯉って血筋や親に似るな〜ってつくづく思います。今年は、大山さんのところで、素晴らしい一段紅白を見せてもらった経緯もあるし、フジコにとても興味がわいているので、たまたま今年の当歳紅白にはフジコの血が入っていますから、どういった特徴がでるのか楽しみにしています。若いうちは小ぶりで細目がキーワードなのかな〜。

2006.12.13
今日も小雨の降り続く寒い一日でした。鯉たちもじーとしている子が出てきました。こんな中でも泳いでいる勇者もいます。



我家のジャンボ獅子頭
2才 23cm?


水槽部屋で飼育中のジャンボ獅子頭の頭にコブらしきものができてきました。金魚の大きさはだいたい23cmぐらい(2才)なのですけど、ジャンボを目指すにはコブのできてくるのが早いかもしれません〜。のんびり育てないとジャンボ獅子のよさが発揮できませんから、高カロリーな餌はあいません。

大きくしたいものは、仕上がらない時間が長い方が、その間に体が伸ばせますから、仕上がりはのんびりに限ります。この辺は鯉もいっしょですよね。ジャンボにしたいなら仕上がりは遅くです(まじめに)。

仕上がらない間は美しくないかといえばそんなことはなく、昨日よりは今日と、自然に仕上がる日まで徐々に美しくなっていくわけですから、いつでもプラス成長で毎日が美しいです。仕上がる日がこなければいつまでも美しさが増し続けるだけなんですが、生き物である以上、残念ですがいつかはピークを迎えてしまいます。

我家のジャンボ獅子頭は35cmぐらいになってくれれば超うれしいな〜って思っているので、来シーズンはメイン池で暮してもらおうと思います。で、冬の間は水槽部屋で90cm水槽暮らしです。冬に鯉といっしょに入れておくと、餌きり中ですから鯉にコブや尾っぽをかじられる危険性があります。飢えた鯉はどう猛です(笑)。


メイン池は来シーズンは30匹までに数を抑えて飼育したいと考えています。今年は販売用の明け2才鯉たちも入っていたりして、200匹ぐらい最大でいたと思います。10t池とはいえ長さが5mあるので、小さい鯉は網を使わないと捕獲できません。結局、捕獲が面倒で、我家で(販売鯉なのに・・)どんどん鯉を大きくしてしまった経緯があるし、35cm以下の鯉は入れるのをやめようと思いました。愛好家さん宅で大きくしてもらった方が、絶対楽しいと思いますしね(^^♪。

大きさだけだと、我家の池の場合、70cm中盤ぐらいまでの鯉が15匹〜20匹ぐらいいるのがちょうど立派に見えると思っています。なので、その目標に向かって標準をあわせていきます。現時点で、白山養鯉場産の大正三色と大山養魚場産の大正三色が70cmを越えているはずです。それに続いて70cmにそのうち到達するだろうと思っているのが、フィッシュランド産紅白(カトウ紅白系)、Ka1さんの黄金あたり、その次の世代となると明け2才購入の今年3才の鯉たちになるでしょうか。

池を去年作ったばかりですので、今大きいのは、2才購入とか、野池に預けてあったりとか、将来性の固い鯉たちがおおいので、(その時点で大きくなる鯉を選んで購入しているわけですから)当たり前の結果が反映されています。はやく当歳、明け2才購入の鯉ぐらいからも大きな鯉を育ててみたいですね。急いでもしょうがないことですから、私が40歳になるときごろには、80cm台数匹、70cm中盤ぐらいの鯉が10匹ぐらい泳いでいて欲しいな〜って思っています。なかなか難しいかな〜!?、コイパークが続いていたら、有言実行となったか見てやってください。もし私が成し得れるようなら、世の10t池のある愛好家なら誰でも成し得れるはずです。

2006.12.12


今日は雨のふる寒い1日でした。我家のメイン池+FRP水槽は野ざらしなので雨の日はあんまり鯉が見られませんから寂しいですね。ほんとに天然育ちなので、いまどき珍しいぐらいの鯉たちかもしれません。

そういえば、この前フィッシュランドにお邪魔したときに、ちょうど、(フィッシュランドの)知り合いのところへ行くことが決まった鯉の2番緋(ほっぺと手ヒレ)を取っているところでした。フィッシュランドは模様は変えませんが頼めば2番緋は取ってくれます。私はほっぺの2番緋が好きだったりするので、出てきたらそのままほうっておくのが好きなのですけど、この辺は好みかな〜って思います。知り合いの方は二番緋は苦手な方のようです。

紅質のいい鯉というのは、成長していく段階で顔とか、手ヒレに二番緋が出てきやすいんですよね。その部分に出るのは、なかなかしっかりした紅だということで、でかした!と鯉をほめてあげたいぐらいなのですが、出たらダメみたな風潮があるのか、いい鯉には二番緋がでないとおもっているのか、二番緋が出るとガッカリしちゃう人もいるみたいです。

雑誌とか、品評会に出ている鯉は、 二番緋が出たらそのつど取っていると思われるので、見た目に綺麗ですけど、 二番緋が出ない鯉であるかどうかは不明です。普通に考えたら出ると思いますし。綺麗になった後の鯉ばっかり見ているとそれがあたかも自然であるかのような錯覚を起こしやすいので注意が必要です。アイドルはトイレに行かないみたいな話とおなじです。人間である以上、トイレにもいくはずです。

何がいいたいかといいますと、鯉も生き物ですから、絵に描いたようにはいかないという事です。事実は事実として受け止めて、それにあった対処をするのが一番です。二番緋がでてきたらどうしても気になる人はとればよいし、気にならない人はそのままにしておけばよいです。本人が幸せなのが一番です。二番緋の取り方の一連の作業はそのうち簡単な解説にでも載せておくので、気になる人は自分で出来るようになるようにしておきましょう〜。自分でできることを増やすのも大切なことです。

私は模様まで変える整形美鯉は全く好きではないんですが、整形美鯉が好きな人は好きに作ればよいと思っています。私にとって鯉の模様は自然からもらう個性に写りますけど、整形美鯉にするということは人工美ですから、自然の海岸がすきか、人工海岸か好きか、それと同じで、ほんと好みの違いです。

整形美鯉で、一番変だと思うのは、整形美鯉になる前となった後で、元々からの価値までごろっと変る(そう思い込む)とことが往々にしてあることです。実際問題、整形美鯉は模様が変ること以外、その他の部分で鯉が変化することはありません。変る前と変った後でも鯉は同じ鯉で、ツヤが変ることも、体形が変ることも、その後の成長が変ることもありません。ほとんどの部分がいっしょです。

模様は好みですから、模様が変ることでその鯉がほしくなる人がいることは理解できますが、鯉自体がほとんど変わりませんので、元の鯉代(本来の価値)+加工賃(時給)以上の購入額は出せないような気がするんですが、そうでもないところが不思議です。本来の価値以上がついていくわけですから、それだけ錦鯉では模様に対する要求が大きいということの裏返しですよね。それで満足できる人たちはほんと幸せで私から見たらうらやましいかぎりです。満足が人工で作れちゃうわけですから、達成までが楽々です。

私の場合は、満足を占める大きな部分が、体であったり、ツヤとか肌の良さであったりするので、人工で作れませんから、満足する部分の到達点が高いというか、出会いが難しいですよね。それもあって、出会いというものを大切にしています。それを導くものが、運なのか、運命なのか、実力なのか、それはわかりません。

2006.12.11


最近、午後の紅茶のホットミルクティーにハマッテいます。茶葉が2倍らしいのですけど、それについてはよく分かりません〜。でもおいしいな〜っていうことでつい買っちゃうんですよね。これ以上太るといけないから気をつけよう。

今日は自分の母親に、太りすぎているから鯉のためにも痩せなさい!って言われてしまいました。死んだら誰が鯉たちの世話をするの!?、誰もしないから鯉たちが死んじゃうよ!っだって。自分が死んだらかわいい鯉たちが死んじゃうかと思うと、ダイエットした方がいい、いや、しなくてはいけない気がしてきます。今まで、自分のためとか、家族のためとか、いろいろ表現があったのですけど、鯉のためが一番心を打たれました。

ほんと鯉ってかわいいな〜って思います。わがまま三昧のご主人様なのに、何も考えてないような顔つきで泳いで寄ってきてくれるところがかわいすぎ、いとおしいですよね〜、ご機嫌に波のある妻よりも、よっぽど内助の功状態となっています。鯉を飼うってほんとに素晴らしいので(なぜこんなにかわいいのか正直なところは分かりません、理屈じゃないですね)、人生に一度は鯉を飼おうですよね。

そういえば、ただいま日本に、ワイルドの1m40cm肺魚(プロトプテルス エチオ エチオ)が入荷しているようです。うちの肺魚の倍弱の大きさがあるので胴体も丸太みたいでしょう。25万円らしいです。考えてみればアフリカまでの飛行機代よりも安いですから、とってもお値打ちな気がいます。現地の人もよく捕獲したな〜。貴重だと思うんですが、でもなかなか売れないみたいで、きっと理由は、経費を考えれば最低価格だとしても、肺魚好きは高くて買えないのだと思います。アジアアロワナファンにとっては楽勝だと思うんですよね。真面目に、肺魚好きの知り合いに聞いても、肺魚好きで裕福な人は記憶にないって言っていますもんね。ほしな〜、でも、我家の水槽には入りません。

2006.12.10


白山自家産昭和さん


白山自家産紅白さん


白山自家産大正さん


白山自家産紅白さん


今日はとってもハッピーな一日となりました〜。鯉の部屋の鯉さんが訪ねてきてくれました。
こちらの地方に用事があったようで、ここ数日でバタバタとお会いすることが決まったのですが、うれしかったですね〜。

私が鯉を始めたころ、HP鯉の部屋さんの内容を読み続け、どれだけ参考にさせてもらったか分かりません。はじめたときは、鯉が調子を崩したとき塩を入れることさえしりませんでしたしね。ほんといろいろ助かりました。当時は鯉のHPも少なくて存在自体がありがたいかぎりでした。今も現在進行形のサイトですので、継続することのすごさというか、心がけには頭が下がる思いがします。

実際にお会いするととても気さくで鯉が大好きな方でした。ほんとに鯉が好きでないとあんなに長くHPも続かないと思うんですよね。

せっかくなので、いっしょに白山養鯉場へ遊びに行ってきました〜。我家から白山まで車で一時間ほどかかるので(市の区切りでは広域合併の関係で隣の市になるのですけどね)、道中楽しくお話させていただきました。

現地に着いたら関西ナンバーの車が、、 秋の売り出しでもお会いした方で、このHPを見てくれている方でした。2人ともイーコイのHPに載せている白山野池揚がり2才30本シリーズを見てくれていたそうで、ページを作った私としては、見てくれている人がいて良かった〜って感じです。ページって作っても、見てもらえているか、見てもらえていないかの判断が付かないので、生の声が返ってくるというのは作り手としてとてもうれしいことです。値段も載せたので、安心感があるのと、各個人の評価と白山の付ける価格に思いの差があったりして、比べてページを眺めるのも楽しかったみたいです。

今回の30本には、 月一万円の貯金を一年間頑張ったら買える金額からの鯉も多くのっています。正直、通常のサラリーマンだったらこのぐらいの価格が購入の限界に近いかな〜って感じます。子どもにお金もかかるし、家のローンもあるだろうし、仙人ではないので生きるために必要なお金っていろいろかかります。鯉ってけっこう値段のするものなのですが、きちんと選べばかなり長持ちしますので、楽しませてもらう期間を考えれば十分納得もできるんですけどね。

2才の価格分で当歳を買うのと、どっちが固いかといえば、2才購入の方が確率は高いと思います。2才は当歳から立鯉用の鯉を選んで野池立てしてありますから、最低でも選別が一回多いです、さらに自然にもまれます。私は当歳飼育が好きですけど、2才からの飼育も大好きです。当歳飼育は育てる楽しみが大きく(冬の期間の加温飼育とか)、2才からの飼育ははじめからしっかりした鯉に育ってもらう前提です。なのでどちらも私には必要です。

きちっとした3才となると、ほんとに価格的に手が届かなくなるので、きちっとしたものでも(鯉貯金をめちゃ頑張れば)手の届く範囲の鯉もいる2才販売はありがたい存在です。それでもめったに買えないのが私の現実ですけどね(苦笑)。でも、たくさん買えたらすぐに池から鯉があふれてしまいますので、めったに買えない程度が薄飼いでよいのかもしれません。

ちなみに、2006年、今年、自分自身の持ち鯉として購入した鯉の合計金額は、なんだかんだで10万円を越えています。貯金しておけば、白山の2才が買えました。

話はもどって、鯉さんは白山の鯉は始めて見たわけですが、すごいな〜って言ってみえました。自家産で、当歳から80cmオーバーまでの鯉がそろっていますから、大きくなるという部分での説得力があるそうです。大きな鯉の鱗目が実に綺麗だと感じたと言ってみえました。先にみえていた関西の方も、実際に育ててみて大きくなるのは実感されているみたいです。私もHPを作る以前から鯉を購入しては飼育しているわけですが、やっぱり大きくなる気がします。

私なんかは9割は鯉は素質だと思っていますから、大きくなる素質の鯉は勝手に大きくなるんだと考えています。飼育中の鯉が大きくならないな〜って感じて、原因が、水なのか、餌なのか、そういう方面でいろいろ考えてしまっても1割に関係する部分の範囲を越えることはできなくて、実際には9割に関わる部分、鯉の素質が元々ないのでしょう。

鯉さんともお会いできたし、久しぶりに白山へもいけたし、いろんな方と鯉の話もたくさん出来たし、実に楽しい1日でした。

2006.12.9


姿勢がとてもいい
紅白さん
76cm 7歳


昨日は、フィッシュランドへ鯉の写真を撮影しに行ってきました〜。販売するための鯉たちなんですけど、その中で、特別におぉ〜っていう鯉がいました。それが隣のフィッシュランド自家産紅白76cm7歳です。フィシュランドは今年7周年なので、初めての自家産の子にあたります。

何がよいって、体形がとてもよいです。特に姿勢がピシッとして、とても気持ちがよいですね〜。鯉は体形が命ですから、体形はとても大事なんですが、体形と言ってもいろんな形があります。各自、体形の好みもあるとは思いますが、体形の要素のなかで姿勢だけはピシッとしている方が好きという人がほとんどだと思います。

これが姿勢の良い鯉です。姿勢がいいからとにかく美しく見えます。

血筋的にいいますと、この鯉は阪井ローズの子(メス親)と大日のオス鯉から生まれていて、大日の雰囲気のする鯉を作るためにセットしたものです。姉妹には今年他界した愛称ドーナツとか、大山養魚場へ貸出し中の紅白オス親がいます。フィッシュランドでもあと2匹がメイン水槽で泳いでいるだけです。ちなみにこの鯉は大日風味がしていて、オス親(大日産)にとてもにています。オス親は私自身もとても印象に残っています。肌と体形がとてもよかったです。

このときのセットは、オス親メインなので、メス親(阪井ローズの子)はセンスケの血を含ませるための借腹だとのことでした。

そんな鯉をなぜ出すかといえば、これ以上の鯉がメイン水槽に泳いでいるし、姿勢のいい鯉なので、長〜く飼育してもらえる方がみえたら、楽しんでもらえるだろうし、さらに飼育者さんとか、その鯉友達とかで、姿勢のいい鯉の評価が上がればうれしいな〜ということらしいです。

この姿勢で、もう少し小顔で、頭から背ビレまでが鱗一枚二枚分長い体を持っていたら、絶対に外には出さないとのことでした。姿勢がいいので長持ちしますが、年をとると紅が今よりもガサつく傾向がでるだろうとのことです。

フィシュランド自体は、紅白では2世代先の親まで確保できています。その話が聞けたのは去年の子は大助系、紅花系がいるのですけど、私がまったくタイプの違う大助系と紅花系を使って子採りしたらどうなりますか?ってたずねたことに始まります。この二つをかけると、いいところの全くでない紅白ができるそうです。少なくとも、フィシュランドの責任者さんは、絶対にしないと行っていました。

そのときに、大助系とカトウ紅白系、紅花とカトウ紅白系は愛称がよいよって教えてもらいました。そう、カトウ紅白系紅白といえば、広島弾丸日帰り!?ツアーでお邪魔した大山さんのところで、わけもなくいい自家産のカトウ紅白系紅白たちがいます。それらと組みあわせればよいとのことでした。特に大山さんのところのカトウ紅白系紅白は、メスの出来がいいので、オスに大助系、紅花系をあてるのがよいそうです。

さらに次の世代で、カトウ紅白系紅白×大助系の子とカトウ紅白系紅白×大助系の子を掛け合わせるともう一段いい鯉ができるそうです。なのでここまでの世代は、現時点ですでに確保した状態と同じですって言われていました。親鯉は資源みたいなもので、たえず先を考えて意識をもって作っていかないとすぐに枯渇するようです。私は今の話が本当にそうなるか、見届けるだけですね(^^♪。

我家には2年前にフィッシュランドが作ったカトウ紅白系紅白(3才、メス)と、去年の大助系のオス、紅花系のオスがいます。当然、フィッシュランドや大山さんが残す親鯉候補の鯉たちのレベルにまったく及びませんが、相性のいい血のペアがそろっているのか〜って思うと、子採りをする予定もないのにちょとうれしくなりました。


昭和1
77cm 5才


昭和2
69cm 5才


売り物の中で、フィシュランド的には評価の低い鯉が隣の2匹です。大きい鯉が好きな人もいるだろうということで欲しい人に売るらしいんです。

見れば分かりますが鯉の雰囲気が違いますので、フィシュランドの自家産でもなく、大山さんの鯉でもないんですが、有名どころの鯉みたいで2才購入で高かったみたいです。2才のときから姿勢が悪かったらしんですが、買わざるを事情もあったようで、手に入れたそうです。

私なんかですと、この大きさですし、え、この値段って感じで出してくると思われるので、それなら購入してもいいかな〜って感じるかもしれませんけど、2才の値段を聞いて(実際に聞いたんですけど)、将来がこの程度だとまず買いません。2匹とも同じ人が作っていますから、こういう鯉が作りたくて作っているはずですから、鯉やさんは相性だな〜って思いました。あくまで好みですので、好きな人がいてもそれが普通なことだとおもうのですけど、私の思っている美しさとは違うはずです。

鯉って飼育者の目的にあわせて選んで買わないと、思ったように育ったないな〜って思います。ほんと目的って大切です。体の姿勢がいいと、鯉って美しく見えるものですけど、体の姿勢が悪いと、人気のありそうな模様でも、欲しくないな〜っていう感じです。

ちなみに、私が鯉に求める目的は、普通に餌をあげて、楽して大きく美しく成長する鯉です。なので体形は重要課題です。実際、鯉は生き物ですから、大きくなると、若干歪みが出たり、左右非対称だったりしますが(工業製品でないので完全に左右対称の方が変)、要はそれらを感じさせなければよいです。

6++++
広島弾丸日帰り!?ツアー

広島弾丸日帰り!?ツアー を振り返ってみると、非常に密度の濃い一日だったと思います。阪井養魚場も見学できたし、大山養魚場へお邪魔できたし、行き帰り車中ずーとけんさんと鯉の話をできたし、鯉尽くしでした。たまには良いものですね。また出かけたいな〜、また行こうっと!。鯉ってほんとに楽しいな〜って思います。

弾丸日帰り!?ツアーなかなかよいので、オススメしておきます。

6+++ 広島弾丸日帰り!?ツアー 、午後より

--大山養魚場編 part3です-- 自家産森田センスケ紅白系紅白当歳とパール系昭和

自家産カトウ紅白系紅白野池あがり2才の見学とは違うもう一つの目的、それは今年産卵に成功した森田センスケの子たち(当歳)の見学です。森田センスケのメス親に、フィッシュランドの自家産オスをかけて作りました。森田センスケは何十歳ですから、よく産卵したと思います。奇跡みたいな話です。


森田センスケの子



@パール昭和 当歳
田揚がり直後



Aパール系昭和 当歳
少し池で飼育



森田センスケの子のイケスを見て、パッと見の印象は、池が明るいな〜って感じたことです。親の森田センスケも年で緋がだいぶ無くなっていますが、残っている緋盤はとても明るいです。

去年作ったカトウ紅白系紅白は、一段模様、一本緋、頑張って2段みたいな模様の鯉たちばかりでしたが、それに比べると模様があります。大山さん自身も来年立ててみないとまだ分からないということでした。

確か、今年産卵させる前に、フィッシュランドの責任者さんに、このペアからできてくる子の特徴を聞いたのですけど、模様が出ることは子のペアからしたらあまりよいことでは無いと話していたの、どうなんだろ!?とても不安〜。


パール系昭和の当歳(写真A)も横のイケスにいたので見てきました。大山さんの昭和の当歳は以前から見たことがあるので、パール系といってもオス親が同じなので全体の雰囲気は似ています。紅も良い感じ(明るい)がしたので、将来が楽しみなよい雰囲気でした。大山さんの昭和の当歳の雰囲気は独特な感じがします。当歳時でけっこう墨が出ていて、それから、一旦墨が沈んで、また必要部分に浮いてくるという感じです。何匹も目に付く子がいたので、出来はいいのだと思います。

たまたま、数日前に田んぼから揚がったばかりの、パール系昭和の当歳(写真@)がいたので見せてもらいました。しっかりしていない墨がいっぱいあって、なんか薄く黒ーい感じの鯉たちです。大山さん自身もこの時点では良いのか悪いのかの判断は難しいと言ってみえました。昭和を作るなら通常なら全部バイバイするか、あまりに分からないので全部残すか二者択一みたいな鯉たちです。正直、いい鯉に見えません。

どうも田んぼの土質の関係上、田んぼにいる間に、通常の昭和の生産過程で墨が引くところまで墨が引かないそうです。この黒タイプの子たちを池で飼育すると、墨が抜けて白地が目立ってくるそうです(写真A)。この時点になって選別を始めるそうです。@とAは兄弟たちなのに別鯉みたいですよね。Aの写真を比べてもらえれば分かりますが、イケスが白く感じられるほど墨が抜けていっています。ここまで来ると昭和の当歳らしく見えてきますよね。紅も明るいです。来年のパール昭和も期待できますね。


6++

広島弾丸日帰り!?ツアー 、午後より

--大山養魚場編 part2です-- 自家産カトウ紅白系紅白野池あがり2才

今回の大山養魚場を尋ねて450kmでの目的には、大山さんが作った自家産カトウ紅白系紅白野池揚がり2才を見せてもらうのも大きな目的の一つでした。この鯉は出来がとっても良いということで楽しみにしていました。春にけんさんは当歳の時の姿を見ています。とても魅力的な紅白に見えたと言っていたことを思い出します。

フィッシュランドがおととし作ったカトウ紅白系紅白も素晴らしかったのですけど、2才立て池でトラブル(酸欠)が発生して、多くが★になるという悲劇が起こっています。なので3才に鯉がほとんど残っていません。

大山さんが作った自家産カトウ紅白系紅白は、
メス親が阪井産カトウ紅白、オス親がフィッシュランドの自家産オスです。メス親の両親(この2才たちのおばあさん、おじいさん)は、メスは丸山(神楽系)、オスは阪井フジコの子です。

フィッシュランドでも、大山養魚場でもスゴイ子を作ったカトウ紅白の力(ひめたるフジコの力)というのはすごいな〜って思います。フィッシュランドと大山養魚場の使用したカトウ紅白は違う親鯉(姉妹ですけど)ですしね。すでに両方とも死んでしまったので、もう産ますことはできません。カトウ紅白といってもフジコの血の入ったカトウ紅白でないとダメだそうです。オス親のフィッシュランド産紅白は、阪井ローズの子と大日のオスからできています。

そういう流れから大枠での雰囲気は似ているのですけど(姉妹ですしね)、今回の2才にはいろいろなタイプの特徴を持った鯉たちが生まれています。鯉全体の出来がいい上に、そのなかのトップクラスの中から、大山さんに鯉を掬ってもらって、それぞれの特徴を説明してもらいました。

今回、こんな鯉たちが出来ちゃったわけですけど、目指して努力しているけど、作ろうと思ってもなかなか作れないクラスの鯉たちなんだそうです。ほんとにできないクラスだそうで評価額も大台クラスです。そういう鯉が買えるクラスの人で、この鯉たちの価値(世にいない鯉という意味でね)が分かる人に持ってもらいたいな〜っていっていました。私には買えませんから見せてもらえるだけでありがたいです。大山さんも私がこの鯉たちを買えないことなどわかっているわけですが、遠方より見に来てくれたってことで、鯉についてきちんと説明してくれるのでうれしいことです。


フジコの子の雰囲気が出ているタイプだそうです。フジコの子は体の作りが小さい鯉で、どんどん成長する子達と比べたときに、パッと見の迫力で負けるそうです。もって生まれた力がよいので、ほかと比べずに大きくそだてていけば、だんだんと素晴らしい鯉になるそうです。

大山さんのフジコへの評価はとても高いんですが、私は実物を見たことがないので(もう見れないし)、この鯉をフジコタイプとしてインプットしようと思います。

この鯉は、ジャンボになったときには素晴らしい模様を描くようです。


これもフジコに似ているタイプと言っていたかな〜、ちょっとド忘れです。けんさんに聞いてください。

素晴らしい紅質の鯉で、紅が内側から光っていました。ほんとに光って見えるからビックリします。写真では写し切れません。フィシュランドでもセンスケの素晴らしさは紅でそういう鯉が昔はいっぱいいたとは聞いていたのですが、この鯉で実感しました。

紅の下の皮に金テープが入れてあるみたいに光っているよね〜って説明してくれました。プラチナ等の金属的な光ではありません。もっと柔らかく光り輝きます。


これがカトウ紅白を親にして作ったときにできるタイプの紅と体形だそうです。いろんな特徴がうまくブレンドされている状態というのでしょか。私がフィッシュランドで見たカトウ紅白系紅白に似ています。私がフィッシュランドで購入したカトウ紅白系紅白はこういう紅をしているんですよね。自分も鯉トータルでのレベルは違いますが、飼育している鯉の紅ににているので馴染み深いですね。味わい深い紅です。

模様は一本緋ではなくて、大山さん的には一段模様と呼んでいました(笑)。確かに切れ込みがないので、一本緋でなくて一段模様なんですよね。この模様を作るのはほんとうに難しいといっていました。一本緋は全国にいると思いますが、一段模様はなかなかいないんじゃないかな〜っていうことです。狙わないと作れないそうですが、狙ってもなかなかできないですって、一段模様は。


これは森田センスケに近い体形を持っているといっていました。体のパーツが長いんだそうです。写真でも分かりますが、肩から背ビレまでの長さが長いです。かといって、尾筒が短いわけではありません。2才でこの大きさだと全体に長いな〜感じるわけですが、ジャンボになって身がついてくると、不思議とじょうどよいバランスになってくるそうです。

この長い鯉、全長が他の鯉に比べて特別大きいわけではないので、長い部分があれば短い部分もあるはずです。私的には顔と尾びれが短いんだと思っているんですけど違うのかな!?

ちなみにこれも一段模様ですね。他にも一段模様の鯉はいたとおもうので、やっぱり運じゃなくて狙って作っているのは確かなんですよね。


これは、大日系の体と紅が出ている鯉だといっていました。 誰が見ても顔の形から体の形、紅色まで何もかも違います。オス親の血が色濃くでているのかな。よく特徴が出ているな〜って感じました。

模様の出方まで、センスケ系とは違いますしね。


頑張って写真に収めようとしたけど、(頑張ったとは思うんですが)写し切れなかったかな〜って思います。ほぼトップクラス周りは全数見れたと思うので、心のアルバムにイメージとして焼き付けました。

6+



当歳、2才用
ビニールハウス



大山さんの
ペット鯉展示池



ペット鯉展示池内部


かなりの年齢の
定蔵系大正三色



大山さんの
ペット鯉の一匹





広島弾丸日帰り!?ツアー 、午後より

--大山(オオヤマ)養魚場編 part1です--

阪井養魚場から、次の目的地、大山養魚場に向かいました。抜け道を使うとすごく近いらしいんですが、私たちはカーナビにしたがっていきました。途中、コンビニに寄ったり、やっぱり道に迷ったりして(ほとんどの人が道に迷うらしい)、それでもお昼ごろには到着しました。

大山さんとはフィッシュランドの関係もあって以前より知り合いでいたけれど、念願かなって初めての本拠地訪問です〜。想像していたよりは規模が立派で、ちょっとビックリ。私の普段お邪魔する周りの鯉やさんの設備が小さすぎてそう感じただけかも・・・。立派と言っても、朝お邪魔した阪井養魚場とかと比べれば、何十分の一ぐらい、何百分の一かもしれません。

20トンぐらいの池が2面あるハウスが、メインの展示池になっているようでした。お邪魔すると大山さんお気に入りのペット鯉たちが出迎えてくれました〜。ペット鯉たちは、非常に個性的なので、過去にフィッシュランドの野池に入っていた子たちもいるし、何匹も覚えている子たちがいました。再会できてうれしいな〜。みんな立派に育っていました。当時の池揚げで見たときより大きくなっていますが、その容姿は忘れられません。これこそ記録には残りませんが記憶に残る鯉たちです。

ちょうど丸プールが設置してあって、輸出される鯉たち(2才紅白)が泳いでいました。どこへ輸出されるのかとおもったら、なんとドイツへ空輸されるとのこと、ただいまドイツでは錦鯉が熱い存在らしいです。ノンブランドで売られていくのかと思えば、ドイツで大山養魚場産として売られているらしく、特に大山さんの昭和はけっこう名が通っていて、大山昭和というブランドみたいな状態だそうです。ドイツの錦鯉雑誌でも紹介されたらしいですが、その雑誌をもらったけど、ドイツ語だから書いてある内容は分からないって(笑)。ドイツか〜想像していなかった国の名前が出てきて驚きです。

ヨーロッパの鯉の市場は大きいらしく、ヨーロッパの市場がないと日本の生産者さんたちも困っちゃうぐらいだそうです。ヨーロッパさまさまですね。

今、ヨーロッパの人たちは、KHVを持ち込まないようにとても敏感になっているそうです。私なんか、KHVはヨーロッパでは大して問題にもなってないのかと思っていたのですけど、反対にKHVの怪しいところからの持ち込みはノーサンキューみたいです。KHVの情報は、日本人より外国人のほうが詳しいって小耳に挟んだことがあったけど、そのときは、ふ〜ん、そんなものかな〜程度の意識でしたが、まじめに本当かもしれません。

外国の人は現状では輸入するしかないから、気をつけながらも日本から購入して行ってくれていますが、日本も今ではKHV発生国ですので、自国か近隣、その他の地域で地元ユーザーが買ってくれるような鯉が作れるようになれば、日本からは買ってくれなくなるかもしれません。そんな気がしました。あちらの人はビジネスはビジネスと割り切っているので、地元で売れる鯉で、入荷単価が安いとか、もっと儲かる鯉がいたら、そちらに乗り換えるそうです。日本から購入していってくれているのは、ビジネス的に他の地域よりもメリットがあるからみたいなので、おとなり中国とかで生産が本格的に始まると、ヨーロッパからの距離も似ているし、輸出国候補として日本と競合するような気がします。そんなとき日本はどうなるんでしょう。

話を戻して、ドイツへ行く鯉たちは、オス鯉たちなのですけど、ドイツではオス鯉が人気があるそうです。気候的に日本より寒いので鯉も太らないらしく、それならば、ボリュームの付きやすいメスにこだわる必要もなく、綺麗なオスのほうが良いみたいです。反対に暖かい地域は年中餌をたべるので、どんどんボリュームが付くメスが人気が高いそうです。

ペット鯉池を見ていたら、かなり年齢のいってそうな定蔵の大正三色が泳いできました。かなり年齢がいってそうなのですけど、体はとてもしっかりしています。いいボディーしていました。こういう鯉は長く楽しめます。現時点で、緋盤が飛びかけているのに、まだまだ魅せる鯉です。こういう鯉たちを私は大好きです。そもそもめったにいません。

一番下は、大山さんの自家産昭和三色でペット鯉です。地肌が輝いていて、美しい鯉でした。大山さんの考えでは、鯉の持つパーツ、体、紅質、肌、墨質、等々をいかにレベルの高い状態に作るかが根本で、それらを組み合わせた状態が鯉の姿(模様も含む)となって見えているだけのことのようです。持って生まれたパーツが美しい鯉は、小さいときから大きいときまで美しいんだそうです。プラス査定ですね。このペット鯉さんもいそうでない鯉さんなので価値が高いです。二番緋もすごいですが、鱗一枚一枚に綺麗に入っているので、時期がきたら消えるかもしれません。

同じ池に泳いでいた大日定蔵の古い鯉を親にして作った鯉たち(5歳ぐらい)が、来年からは、親として活躍するかもかもしれないとのことでした。その鯉たちも今では2番緋を感じないのですけど、小さいときはいっぱいあったそうです。見事に消えていくんですね。ちょっとビックリしました。

2006.12.6


事務所前駐車場


立用当歳ハウス


立用当歳たち


隣のハウスに
大き目の鯉もいました



親鯉もいるハウス群


親ハウス内


親鯉いっぱい


親鯉たち
中央愛称 ヤマト
2006年の全日本
総合優勝鯉さん。



やまとさん


大きな鯉が普通に泳いでいた+オス親ハウス


オス親くんたち


今日は広島弾丸日帰り!?ツアーにブログ鯉の穴のけんさんと行ってきました〜。一度は行ってみたかった阪井養魚場の見学と、いつもお世話になっている大山養魚場へ大山さんのペット鯉+自家産カトウ紅白系紅白2才を見に行きました〜。

--阪井養魚場編です--

朝4時に奈良でけんさんと待ち合わせをしていたので、5日の22時過ぎにに自宅を出て24時頃に奈良、そのまま3時半まで仮眠、4時にきっちりと合流できたので、そこから一気にけんさんのプリウスで広島へ向けてGO!です。カーナビがきちんと道を教えてくれます。

高速道路で、兵庫県、岡山県と看板が表意されるとすぐに、兵庫県に入りましたとかカーナビが教えてくれるので、GPSって精度が高いな〜って感心します。私の車にはカーナビがないので、地図を持って出かけるのですけど、カーナビって便利なもんだな〜って思いました。

山陽道三原久井インターでおりて、阪井養魚場を目指していたら、耳がツーんとしてきました。あれ?って思っていたら、けんさんからも耳がおかしくないですか?って聞かれたので、山の中だな〜とは風景をみて思っていたのですけど、自分たちは高地に来ているということを実感しました。気圧が違う場所です。

インターには朝8時ぐらいに着いたと思うんですが、雲ひとつない澄んだ晴れだったし(すがすがしい〜)、よく冷え込んだようで霜がすごかったです。 あと道を走りながら気が付いたのは、立っている家が純日本風の家ばかりで、9割ぐらいの家の屋根のかわらが赤茶色かつ屋根に鬼瓦がついていました、で、壁は白壁です。こちらの風習なのかな?、立派な家が多くて、敷地内に離れと蔵のある家もとっても多かったです。

8時20分ぐらいには阪井養魚場についたのですが、 大きなハウスが点在していて、事務所がどこにあるか分からず、うろうろしてしまいました。どうにか事務所を見つけて、中をのぞくと3人ほど親父さんさん風の人たちが(みけんにシワを寄せて話しながら)座っていたので、おそるおそる、”電話で見学を申しこんであった者なのですが受付とかあるのですか?”って聞いたら、”どこでも好きなところを見てください〜”って返事が返ってきたので見た目と違って意外なほどフレンドリーな感じでした。おこられたらどうしようかと思っちゃったんですけど。

どこでも見学OK!って言われたし、見れそうなところのハウスはのぞいてきました〜。販売用当歳はほぼ出荷が終わっている感じでしたので、来春の立てようの鯉たちがイケスで加温飼育されていました。立てようの鯉たちで「大」と表示してあった鯉たちもそれほど大きく感じなかったのですが、まだ12月、加温パワーで春には大きくなっているのでしょう。イケスごとに設置してある自動給餌機に親鯉の名前が記述してありました。私は勉強不足なので、名前は聞いたことがあっても鯉が浮んでこないのですが、けんさんはよく知っていて勉強家だな〜って感心します。けんさんに聞いて教えてもらいました。

外が冷え込んだためか、イケス内は水面から水蒸気が立ち上がって、もやがスゴイ状態でした。ハウスの端の方が見えません〜。ハウスの中はイケスがいっぱい!鯉がいっぱい!って感じです。湿度が高いため、カメラのレンズが結露でくもるくもる、ソフトフォーカス状態です。

事務所の周りのハウスを見学した後、今度は川沿いのハウスに車で移動しました。こちらには立用の当歳たちが泳いでるハウス、当歳と大きな鯉が普通に泳いでいるイケスととオス親たちのハウス、メス親のハウスと、大き区分けて3つのブロックに分かれている感じでした。

2006年の振興会主催 全日本錦鯉品評会で総合優勝した鯉で親鯉となったヤマトの子(当歳)たちも泳いでいました〜。みんな飼育中なので水も青水がかっていますので、一匹一匹は見えにくいのですが、群泳ではきちんとみえます。ヤマトの子はずんぐりタイプの子たちでした。来年2才揚がりになるとどんな感じになるんでしょうか。同じハウス内の入口右に入っている子たちのほうが体・紅ともに個人的には好みでした。養魚場さんがどれをどのように評価されているかは、私には分かりません。

年配の親切な従業員さんがみえて、ちょっとお話をしたのですけど、鯉は生き物だし、施設も大きい分、日ごろの管理が大変ですっておっしゃっていました。ほんとにイケスがいっぱいあるから、どの鯉が今どんな常態かとか、従業員さん同士での状況確認を相互やり取りするだけでも大変そうだと感じました。なにかシステム作りがされているのでしょう。

その従業員さんに親鯉ハウスの場所を教えてもらって、親鯉さんたちを見ることができました。見て感動でした〜、初めて訪れる養魚場さんなのに、見たことのある鯉たちが泳いでいます。知っている鯉が目の前にいるのは純粋になんかうれしかったです。それに鯉たちがみんなでっかいんだ〜。みんなが大きいから本当の大きさがよくわからなくなってくるぐらいです。鯉がでかいので池の水深が浅く見えたのは確かです。

けんさんと2人で、親鯉さんたちをけっこうな時間眺めていました〜。親鯉ですけど体に身が詰まっていてみんな太かったです。初めて大きな鯉を見る人だと、きっと大きさで圧倒されちゃうな〜って思います。私自身は、お付き合いのある生産者さんがジャンボ系ですので、大きさ面では免疫がついてきていますから、大きさプラス+体のつくりも観察できてじっくり楽しめました。(私なんかだと)なかなか現物を見る機会がないので、ナマで見れるというのはよいものです。勉強になりますね。広島まで来た甲斐があったな〜って実感しました。オープンな雰囲気で見せてもらえてほんとよかったです。

阪井養魚場の鯉を、小さいのから大きいのまで、こんなにまとめてどっさり見たのは初めてだったので、とっても楽しかったです。大体ですが現時点で作っている鯉の雰囲気もつかめました。50cmを越えてくると肩口の盛り上がりがしっかり出てくる感じの鯉たちです(ハウス内は自動給餌機が動いていたので、たぶん加温飼育ですから餌も食べさせてあると思いますしね)。どのイケスでも感じたので(親が違うはずですから)、たまたまでなくて意識的にそういうタイプの鯉を作っているんだと思います。作りのポイントととしてボリューム感に重点を置いているのかな〜。若くして幅のある鯉が多いように思います。そのかわり、肩口に圧が集中するためか、その近辺に若いのにシワができちゃう感じをうけたので、生き物って一長一短の組み合わせみたいな面があるから難しいな〜って感じました。だから奥深いんだと思います。鯉というのは作り手の意識が反映されるものだな〜って以前より思っていますけど尋ねて鯉を見ると伝わってきますね。鯉は正直だな〜って思います。

とてもよい勉強になったし見学をOKしてもらえてありがたかったな〜って感じました。田舎で周りに何にもありませんし、この地で世界中の愛好家が知る鯉やさんまで成長したことがスゴイというか驚異的です。それらの元になる元親のどんぐり、さくらを生で見てみたかったですね。動画DVDとか売っていたら買っちゃいそうです。

結局、トータル2時間半ぐらい見学させていただきました。ありがとうございました。感謝いたします。


2006.12.5

紅白さん


だんだん寒くなってきました〜。今日は水温が10度ぐらいでした。10度だとまだ鯉が泳いでします。 これから鯉が動かなくなってくるとちょっと寂しいですね。

寒くなってくると、鯉も代謝が落ちるためか、テリが落ち気味になってきます。餌も食べないし、環境的にも厳しくなってくるわけですから、鯉に負荷がかかります。負荷かかかれば、肌荒れしたり、状態が落ちてきます。不健康なわけではなくて自然な形ですよね。

鯉の観察は、この条件が厳しいときの方が固体の差が出やすく、条件が厳しいときに他の鯉に比べて美しく感じる鯉は、持って生まれてた美しさの力が上ですよね。これからの観察は(好みは別として)鯉の持って生まれた力を見てしまう、見えてしまう、時期です。飼育のシーズンでは見えないものが見えてきます。大切な季節です(寒いけど)。

左の写真は、去年の秋に18cm前後ぐらいの鯉を冬に(無理やりでなく普通に)加温飼育して、今年の飼育のシーズンに育てた鯉です。たぶん、45cmぐらいだと思うのですけど、加温パワーを感じますね。自然水温飼育と1才違う印象です。

紅質が良く、体もガッチリしています。このボリュームはたぶん大助系だと思うので、このままラグビーボールみたいになっていくのかな〜なんて感じています。この紅と体でオスだったので、子採り用によいな〜って感じています。メス親につり合うだけのオスって探そうと思うとなかなかいないんです。

子採りの場合、けっこう、メス親は立派でオス親がしょぼいっていう組み合わせがあるんですけど、結果はイマイチなことが多いです。ペアで見たときに、いいオスだな〜感じるぐらいオスも目に入るぐらいだとペア同士のバランスが取れている気がします。あとは相性次第でしょうか。


2006.12.3
白山養鯉場の野池揚がり2才をイーコイに30本展示しました。25本は価格もつけていただきました。購入するしないは関係なく、ぜひ見て楽しんでください〜。白山養鯉場自身は山のふもとで、ジャンボ鯉をコツコツ作るという地味というか、あんまり派手な宣伝の飛び交う表舞台とは縁のないというか、知る人ぞ知る的な養魚場さんです。今回2才をHP上で紹介させてくださいと声をかけたのは私のほうからで、そういうお誘いには頭を縦に振らない所なのですが、了承していただけたことが光栄というか、ありがたいことだと感じています。

野池揚がりの2才は体がしっかりしていますし将来性も高いです。2才立てする当歳自体がしっかりした鯉が選ばれていること、それらが自然の池から生きて帰ってきていること、素質と環境の負荷をクリアしているのが野池揚がりの2才たちですから底力があります。私はジャンボ志向ですから、最終ジャンボになればよいので、鯉は年齢に関係なく気に入ったのがいれば手に入れるようにしています(ほんとんど選択肢は当歳か、2才なんですが)。

私自身は白山の自家産鯉はお気に入りで、理由としては鯉が残っていく(崩れにくい)ので、毎年鯉を眺めるのが楽しいというところです。質とは!?、美しく変化するとは!?、長持ちするとは!?、白山の鯉と出あって見たもの、心に感じたものは私の土台になっています(まだ、このHPを始める前のことですね)。楽して成長がよい楽しい鯉たちです。私の場合は基本的に大きくする場合はメス、綺麗さを求めるときはオスなのですが、とはいえオスメスにそれほど執着はしていません(メス以上に価値があるオスなどいっぱいいます)。

この機会に手にしていただける方がみえたら、末永く庭池の住人として楽しんでいただける鯉になればうれしいな〜と思っています。


バーベキュー

販売鯉


さて、話は変って、今日はフィッシュランドでバーベキュー&売出しが行われました。ご家族もどうぞということでしたので、妻と娘を連れていったら、娘が(フィッシュにいる)大きなワンちゃんに驚いて、泣きまくり、到着後15分ほどで帰ることになってしまいました。私の鯉人生の中で鯉やさん滞在時間の最短記録を作ってしまいました〜。

やっぱり鯉やさんは一人で行くものだと実感したんですが、よかったのは一匹も鯉を買わずに帰ってきたことです。鯉も当歳、2才と大々的に売っていたので、私一人だったら、酸素の入った袋を持って帰ってきたとおもいますもんね。

今週は広島弾丸ツアーの予定も入っているし、早寝を心がけるようにしようと思います。

2006.12.2


とうとう、携帯電話を新しい機種に変更しました〜。4年ぶりぐらい!?、AUを使っているのですが、携帯ショップでただいま7年目の契約年数になっているみたいです。7年間で今日の機種も含めて3台の端末を利用してきたことになります。電池が持たなくなるまで機種変更しませんから、きっと一台を長く使う方でしょう。今回も携帯の電池が通話すると10分ぐらいしか持たなくなったので、ガマンしきれずに変更しました。AUなくIDOの時でCDMA1方式になってちょっとしたぐらいに初めて携帯電話を契約した記憶があります。選んだ理由は通話品質のよさと価格の安さでした。ドコモとか、J-フォンは当時通話音質がちょっとね。今ではAUが勢力をどんどん伸ばしているので、時代って変るもんだな〜って感じます。

そういえば、修理に出していたキャノンデジ一EOS D60の修理見積もりが出ました。2万円前半でした。フラッシュのシンクロ接点は完全におかしかったのと、シャッター音もおかしくなってきていたので、シャッター幕の交換も依頼してあります。シャッター幕は消耗品みたいなものですけど、デジタルカメラになってから、シャッターを切る回数が増えているので(後で要らない画像は消せますもんね)、消耗するまでの時間サイクルが早くなってきているように思います。私は連射とかは使わないタイプなので、シャッターに負荷はかけにくいと思いますけど、何万回はシャッターを切っているはずです。しかもボディーを中古で購入しているので、前のユーザーがどの程度シャーッターを切っているか分かりませんしね。機械ですから使えば壊れます。ちょうどいい整備の時期だったのかもしれません。

サブボディー(EOS KISS DEGITAL)を購入せざるを得なかったし、修理代もあるし、充電池もいったし、合計すると7万円弱ぐらいかかっていますね。あー家計に苦しい〜。

ちなみに、EOS D60とEOS KISS DEGITALでは、KISSの方が一世代新しいのですけど、撮影している感覚ですとD60の方が安心できます。D60の方がオートフォーカスのスピード自体は若干遅いと思うし、長時間撮影するとボディーの重さで手が筋肉痛になりますけど、しっかり度は高いです。

2006.12.1
今日から12月です。もう一年も終わりが近づいてきたのか〜って感じです。近頃あっという間です。

今日から餌を切りました。しばらく鯉たちには池に生える藻で暮してもらうことになります。まだ、水温もあるし、鯉たちの泳ぎも速いんですが、12月で区切りがいいので決めちゃいました。今シーズンは230Kg餌を使いました。

シーズンを振り返ってどうかな〜と考えると、去年よりは確実に身がついていますが、密飼いな分、その影響もあって少々成長にばらつきが出たかな〜と思います。来年はメイン池の数を絞ってばらつきを最小限に抑えたいと思います。販売用に入荷した鯉をどんどんさばいて行けばよいのですが、さばくスピードが遅いため、ストック数が多い状態も続くし、このあたりももうちょっとスピーディーな流れになるように努力しないといけません。まだまだいますから、とにかく後先考えずに在庫ゼロにしたい気持ちが自分の中で盛り上がっています。我家の敷地内の鯉の数を減らしたい。

メイン池の水の透明度が上がってきました〜。今日から餌止めですけど、餌の量は減ってきていたし、25日に鯉をFRP窓付き水槽に移したのもあって、水への負担が減ったのだと思います。ただいま、我家にいる私の持ち鯉では70cmちょっとの2匹が妙にでかいです。私的には全然気にならないのですけど、教科書的な模様とはちがいますから、その筋から言わせれば模様が悪い鯉たちです。しかしながら、体の線はしっかりしているし、色艶もよいし、ほめるところがいっぱい見つかるのでとってもお気に入りです(他の人からはいらん!っていわれそうですけど)。

以前、ジャンボ好きkさんとも話したのですが、大きくて立派な鯉を持っている人はほんと少なくて、そういう鯉がいる池は価値が高いな〜って思います。どうです?知り合いの鯉友達にそういう方はみえますか?、大きい+立派、この二つのキーワードが鯉にそろうのは本当に少ないし難しいです。大きいだけなら達成点の高さがだいぶ減るんですけど。

大きくて立派な鯉は世の中に存在していて販売もされているわけですから買えればいつでも手に入ります(楽しいとか楽しくないとかは別として)。言葉に知ると簡単なことなんですが、普通の仕事では買えるような金額ではありませんので、それができません。それなら、大きくて立派になる前に手に入れるしかないので、そのチャンスを逃さないようにできるかが、池に大きくて立派な鯉を泳がせることへつながります。あ〜いつか実現してみたい。綺麗な水になってきた池を見ながらそう思いました。

自分にとっては超お気に入りで、他の人も大きくて立派だと認めざるをえなくて、でもいらないって言われるような鯉を飼ってみたいな〜って思います。自己満足ですよね。

2006.11.30

白山昭和2才


白山紅白2才


白山大正2才


昨日撮影してきた白山養鯉場の自家産2才鯉をたちを、チラッと紹介。左の3本です。いくらぐらいするのか?、とっても気になるところなんですが、実は私も知りません。野池揚がりの2才(しかも、しっかりした鯉)って普通はどのぐらいするんでしょうね。

自分も気になるので、今回は全数は無理かも知れませんが、値段を決めてもらうようにしました。決まった値段はekoi上の展示スペースに記載する予定です。

上の昭和と真ん中の紅白は、私自身気に入っています。一番下の大正は模様がよすぎて、私には上品過ぎるかな〜、体のツヤは素晴らしいです。私はやっぱり顔に緋がかかっている鯉がすきです(特に大正は)。

話は変って、養魚場で鯉を見るときに、明らかに自家産と分かる鯉以外は、これって自家産ですか?って聞くようにしています。養魚場で鯉が販売されていると、頭が勝手に目の前にいる鯉はそこの自家産だと処理しちゃうのですが、養魚場にいる鯉がその養魚場自家産とは限りません。しかも、こちらから聞かずに、向こうから、この鯉は他所の鯉ですって言ってくれることもまずないと思います。

自家産かどうかの確認と、親鯉はどれかとか、どういう系統かとは確かめます。私は確認するのが当たり前だと思っていたのですが、世の中そうでもないらしく、親の話を聞いてくる人もほとんどいないみたいで、自家産かどうかの確認なんかはまずないみたいです。養魚場だって他の鯉やさんから鯉を買ってくることは普通にあることですしね。

尋ねた話を聞いてもそれが本当である保障はないんですが、聞かなかったら何も情報はない状態なわけで、聞ける環境にあるのであれば聞いたほうが得なような気がしています。そうでないと、鯉だけからの現物判断になるので、その鯉が持つ特徴とは別の特徴で鯉を選んでしまうこともありえます。そうだったら絶対よくはならないですもん。

2006.11.29

紅白さん
右からショット



紅白さん
左からショット



しばら日記をお休みしてしまいました。昨日、今日と白山養魚場へ野池揚がりの2才の撮影(25匹)に行っていたのと、火曜日は頭痛がひどくて早ねしていました。早寝のおかげで今日は少し頭痛も軽くなりました。良かったです。

昨日は、私の紅白を来年も白山の野池に預けるので、どうせ預けるなら野池で冬越しさせた方が調子がよいですから他の放流鯉とともに放流してきました。自分で放流するのもなかなかよいものです。持つとずっしり感があって立派に成長してきたな〜って感じます。

今回、初めてきちんと写真も撮ってきました(左写真)。 ただいま4才71cmです。ちなみにこの鯉は白山養鯉場の自家産です。2才のときに、とても気に入った鯉で、それから2年どんどん自分の好きな方向へ育って行ってくれています。私は水槽で鯉を飼っているしとても楽しんでしますが、基本は以前より質志向・ジャンボ志向です。なので、大きくなるタイプの鯉が好きですけど、ただ、短期間に大きくなってもらう必要は感じていません。のんびり大きくなる鯉も好きです。それもあって冬に加温飼育とかもしません。

この鯉自体は今風の育て方、当歳時冬に加温、その後ずーと野池に入っていますから、2才57cm、3才は計っていませんがたぶん65cmぐらい、今年4才71cmです。野池飼育とすれば十分順調だと思っています。自然越冬+普通の池から比べたら1年以上早い成長です。

2才で出会っていら、どこまで伸びるか挑戦中です。メガ級に大きい鯉は体形に問題があることが多いので、85cmまでには伸び止まってほしいですね。80cmオーバーも達成してないのに、気が早いですけど(笑)。自分は2才のときから80cmは越えそうな鯉に見えたので期待しています。

この写真をみて、もしかすると前ざしの滲んでいるように見える部分が気になる人がいるかもしれませんが、あまり気になるようだとジャンボ鯉への道はだいぶ遠いかな〜って感じます。ジャンボ鯉あるいはジャンボ用鯉は、プラス点とマイナス点を足してプラスになれば合格です。どんな鯉でもジャンボになるわけではないですから、小さいうちに購入してジャンボにしようと思う場合は、ジャンボになる鯉を作っているところで、なおかつ、ジャンボになる可能性の高い鯉を買わないといけません。それが確率を高めます。運も必要ですけど、鯉は運だけの要素でないから面白いですね。


2006.11.26

会場の様子


自家産九紋竜
(Ka1さん飼育)



自家産白写り
(Hさん飼育)
(私飼育)



自家産五色
(HAさん飼育)



優勝の景品


大会総合優勝


巨鯉総合優勝



今日は 振興会主催の東海地区総合錦品評会に遊びに行きました〜。うれしいことに、私の出品した白写りが25部写りものの部で優勝していました〜ワーイ。連日書いていますが、この鯉は(さんさん倶楽部のメンバーでもある)Hさんの去年子取りした自家産白写りです。私がしたことは普通に餌をやっていただけです。同じ部にいた他の白写りたちもみてきましたが肌が良かったと思います。

Hさん自身もも白写りを出していて35部!?で優勝していました。去年も15部で優勝していたので2年連続です。当歳だけでなく成長しても賞を獲得できるところが質の高さだと思います。ちなみに、昨年さんさん倶楽部で作った九紋竜(Ka1さん子取り、親鯉はKa1さんとNさん)でHさんが育てた鯉も出していてそれも変わりものの部で優勝していました。

Ka1さんは、 昨年さんさん倶楽部で作った九紋竜(Ka1さん子取り、親鯉はKa1さんとNさん)でKa1さんが育てた鯉を出していてかわりものの部で優勝次席でした。というわけで、さんさん倶楽部九紋竜も2年連続で何かしらの大きさのクラスで優勝しています。

もう一つビックリなのは、今年さんさん倶楽部で作った五色(Ka1さん子取り、親鯉はオスメスともにKa1さん)で、HAさん(Hさんとは違いますよ)が育てた鯉が、20部各部総合優勝を取りました。各部ですから御三家をおさえての獲得ですのでなかなか出来ないし素晴らしいです。私はHAさんが育てた五色を今日実物を初めてみたんですが紅質がとてもよかったです〜。今流行の蛍光紅五色ではないところも私的にお気に入りです。Hさん、子取りしたKa1さんおめでとうございます。しかし、何気にKa1さんもいい親鯉をもっているな〜って思います。ここ4年ほど全部バラバラの品種でいい鯉を作っていますもんね。

20部各部総合優勝の鯉は、さんさん倶楽部で配布した五色ですので我家にも90cm水槽に兄弟たちがいます、ただ、まだ6cmぐらいです(笑)。来年は、さんさん倶楽部のメンバーさんで九紋竜以外にも五色を出してくる人が増えるかもしれませんね。私も15cmぐらいになっていたら出そうかな〜。

今年も自家産鯉たちでとっても楽しませてもらえたので良かったです〜。自家産なので、卵や稚魚から育てて楽しんで、庭池で泳がして楽しんで、品評回に出して楽しんで、楽しさの盛り合わせみたいな感じです。さんさん倶楽部最高です!

そうそう、優勝の景品は洗剤でした。実用品なのでうれしかったです〜(^^♪。

会場ではPortoさんや一品家さんに会うことが出来ました。 一品家さんは忙しそうでした。Portoさんは出品もされていて、どこかの部で昭和で優勝されていました。Portoさん自身もあまり品評会は意識せずに鯉を飼育してますけど、飼育している鯉のレベルが高いと思われるので、出せば品評会荒らしとか出来そうな気がしてなりません〜。そんなことしない方ですけどね(^^♪。

大会総合優勝はまた紅白でした。綺麗な鯉だったんですが、どうも線が細身だったので、私自身は巨鯉総合優勝の紅白の方が好きでした。たぶん、審査員さんがボリュームよりも綺麗さにポイントを入れたのだと思います。

どうなんでしょうか、見る人が見たら太いのかな〜!?、私自身が少々細いな〜って感じたのは、大会総合優勝の鯉は84cmと書いてあった気がするんですが、鯉友達のジャンボ好きKさん宅にいる82cmの紅白の方が大きく太く見えたからなんですよね。Kさん宅の鯉が太すぎるのかな??。

好みは別として我家にはまだいないレベルの鯉ですから立派です。私もど〜んと身のつまった鯉を育ててみたいですね。期待は白山の野池に預けてある紅白さんです。80cm以上の鯉を育てて一度出してみたいもんです。一番のネックは出品するためのプールを借りる代金50,000円です。50,000円あったら、そう野池代になるので一匹預けられるんですよね。

私にとってですが、今年の大会で去年と違ったのは、例年は大きい鯉しかほとんど見ないのですが、白写りを出品した加減で、小さい鯉もそれなりに見たことでしょうか。改めて思うのは私はジャンボな鯉が大好きです。ジャンボでも、ハムみたいな鯉とか、長いだけとか、視点の中心が頭側にあるとか、そういうのでなくて、伸びやかでなおかつ視点が後ろよりで潜水艦みたいな綺麗なラインを持つ鯉が好きです〜。

2006.11.25

Hさん作出 白写り


今日は寒かったです〜。今日から行われている振興会主催の東海地区総合錦品評会で、私の出品した白写りが25部写りものの部で優勝したようです(フィッシュランドより連絡をもらいました)。左写真の鯉ですね(2才23cmです。)。明日品評会の見学に行ったときに確認してこようと思います。なのでまだたぶんです。明日も例年通り雨模様、東海大会は絶対行いの悪い人か超雨男がいるに違いない。基本的に私は晴れ男ですが、東海大会だけは全然晴れません。

私自身は未確認とはいえ、うれしいな〜。なにより作出してくれた(さんさん倶楽部のメンバーでもある)鯉友達のHさんにありがとうございます〜って言いたいですね!。ちなみにHさんは去年、この鯉の兄弟(当時当歳ですね)で同じ大会で15部優勝しています。Hさん白写りで一番のお気に入りは肌の良さだったので、そこが評価されたんじゃないかな〜って思っています。このHPを前から見ていてくれる人は知っているとおもいますが、私は肌のいい鯉が好きですから、肌のいい鯉で賞をいただけるとうれしいかぎりです。

昨日も書きましたが、 仕上げなし、無加工、無添加、完全自然美ですし、なにより私は品評会に合わせての鯉飼育はしませんから、人生で最初で最後の賞になっちゃうかもしれません。というか1回で十分ですよね。


さて、今日はメイン池の水替えと鯉の移動を行いました。我家の設備を見てもらえば分かりますが、メイン池の上には転落防止用の格子がはめてあります。そのため鯉を掬おうとすると、格子を取らないといけませんから、行動に移すのにとっても気合が必要です。

池の水もこなれすぎて!?紅茶色になってきたので、気合を入れて作業をしました。移動先はすぐ隣のFRP窓付き水槽です。とりあえずある程度の大きさまでのを移動させました。売り物、自分の持ち鯉ともにごちゃ混ぜです。なんかギューギューなんですが、水温も下がってきているし、まあいいでしょう。明日朝、道行く人が見てビックリするかもしれません(笑)。

自分の持ち鯉を一度整理しないといけないのですが(残すのと放流組さんですね)、今日はそこまではできていません〜。年内にできればいいかな〜って感じです。

2006.11.24

大助系紅白!?


今日は寒くなるのかと思いきや、とっても暖かでした。ですのでまだ餌をあげています(切るには水温が高すぎますね)。ちょうどまた一袋なくなったのでトータル230kgの使用となりました。去年から比べたらぐっと餌の量が増えています。去年はガリガリ気味だったのが分かります。でも、去年細かったのも今年は伸びて幅も戻りましたから、よかった、よかったということでOKです。

初代EOS KISS DEGITALに短焦点の50mmレンズ(画角は35mm換算で75mmとなる)をつけて鯉たちを撮影しました。フラッシュONでの撮影ですのでマニュアルモードを使用、ピンとはAFで使用しました。

レンズが明るい関係から被写体深度が浅いですから、AFでピントがあっても、ファインダー上ではどうも微妙にずれているような気がします。撮影した写真をみるにピントはきちんと来ているように思うんですけど、作りがちゃちいのか、中古なのでズレが出ているのか分かりませんけど少々気になりました(撮影写真左紅白)。

写りはただいま修理中の愛機D60と変りません。反応速度は初代EOS KISS DEGITALの方が早いです。あと軽いので手首への負担も軽いです。手軽に使うにはよいカメラだな〜って感じました。ファインダー自体はターゲット層を考えてもマニュアルフォーカスでのピント合せを念頭においていないでしょうから、ピントの山がつかみにくいです〜。AFに任せたほうが賢い気がします。

今までこれは見やすいな〜って思ったファインダーはミノルタのα-9でした。これはピントがとてもつかみやすかったです。


明日から東海地区錦鯉品評会(多度、ユーストア駐車場)が始まります。とうとう今年は出品(白写り)しちゃったので、袋審査ですけど、他の人が出しているのと比べて、自分の育てた鯉はどんな感じか見てみようとおもっています〜。私の白写りは、さんさん倶楽部のメンバーでもある鯉友達のHさんの自家産です。とても小さい当歳を譲り受けて2才で23cmまで育てました。23cmとはいえ元が小さいですから、倍近く(以上!?)にはなっていると思います。肌がよいので出品鯉に決めました。仕上げなし、無加工、無添加、完全自然美です。自分の中でのポイントは肌なので、それだけ他の人とどっこいか、もうちょっと贅沢を言えば、もっと良ければいうことないかな〜って思っています。さんさん倶楽部のメンバーさんは自家産系を持ち込んでいるので、どんな鯉たちなのかを見るのも楽しみにしています。見学は日曜日に行くつもりなんですが天気が悪そうなのが心配です。

東海地区錦鯉品評会は毎年天気が悪いんですよね。明日審査日なんですが、もう総合優勝はきまっていたりしてね(笑)。
2006.11.23

水槽ジャボン〜紅白


水槽ジャボン〜大正


大山三色
(定蔵系)


大山三色
(松の助系)


フィッシュランド紅白
(カトウ紅白系)



今日はフィッシュランドの池揚げでした〜。雨の予想だったので7時半には網を入れたそうです。そうですというのは、私が池についた時にはすでに池揚げが始まっていました〜。早速お手伝いを開始したので池揚げの風景の写真はありません。

フィッシュランドも自前の野池を借りるようになって4年目に突入しました。一年目は実質テストでしたので、ほとんど鯉は入っていません。なので3年目みたいなものですね。池に入っている鯉も4歳とかなので大きさ的にも75cmぐらいまでの鯉が多いです。

でも、毎年鯉は重くなってきているので、鯉をビニール袋にいれて水槽車まで運ぶのは大変です。特に私なんかは、太っていますから、池の底に長靴がめり込んでいってしまいます(苦笑)。

池では、大山さん一人で、水に入って網から丸ダライに鯉を入れていました。残りの人たちは鯉運搬係です(7人ぐらい)。冷たいけれど、素手で作業ができるので、この時期としては水温がとても高いといっていました。

野池で成長する鯉をみていますが(短い期間ですけど)、思うのはやっぱりよい鯉しか良くならないということです。小さいときからいい鯉は大きくなってもいい鯉です。大きくていい鯉は小さいときもいい鯉です。やっぱり体の作りが違う、肌がちがう、紅が違う、墨がちがう、あとは、それらの組み合わせで模様が形成されているだけです。模様が好みに合う合わないは別として、いい鯉はいいです。

大山大正三色の逸品を写真にとってきました。水面が波打っているので体が歪んでいるように見えますが、実物は全然そんなことはありません。定蔵系と松の助系です。どちらも血筋の特徴が良く出ているな〜って感じます。写真でも分かりますが、紅質と墨質が全然違います。この差はもう別品種ですよね。どちらもいいものです。

大山さんの大正三色の特徴は墨で魅せる鯉が多いことです。近年は小奇麗な大正三色が多いので、けっこう貴重ですし、なんとなく大正三色は早くから墨を取り入れた品種ですので、上品さよりも豪快さを目指したとおもわれるし、王道といえば王道な大正三色だと思います。

一番下のフィッシュランド自家産紅白(カトウ紅白)は、私のお気に入りです。側線に沿って緋盤が一直線に尾っぽまで続いています。作れそうで作れない一本緋だそうです。この鯉は4才なのですが、3才にも同じような一本緋が一匹いてそれも一直線です。前も書きましたが、カトウ紅白系ですから、丸山紅白とセンスケ紅白の血の特徴がちょうど均衡した結果が一直線を作っているのではということでした。とても興味深いですね。

こういう鯉が欲しいんですが、価値がありますから高くて手がまったく届かないでしょう。でも欲しいな〜。私は今35歳の鯉を始めて7年目に突入していますが、パターンの比較にはもう飽きてしまっています。また、10年ぐらいしたらパターンに戻るかも知れませんけど。

2006.11.22


明日はフィッシュランドの池揚げです〜。が、天気は雨模様、しかも寒いらしい、うわ最悪です〜。で、雨なので当初10時池揚げを予定していたのですが、時間を早めて朝7時から網を引くそうです。もし来られる方がいたら時間に気をつけてください〜。水は順調に抜けているそうです。大山さんのところの鯉も入っているので、大山さんも手伝いみえます〜。去年もいい大正三色がいれてありました。

野池を借り始めて4年目になるので、鯉たちも年々成長するし、でっかいのばっかり揚がってきます。フィッシュランドも完全なジャンボ生産者さんですしね。3才になる自家産カトウ紅白系紅白がどんな感じになっているか楽しみです。鯉や(生産者)さんですけど、名前がフィシュランドという今風な感じなので、熱帯魚のお問い合わせとか、カメのお問い合わせとかがくるらしんですよね。たしかにフィシュランド=鯉というイメージを持つ人は稀な気がします。

先週末、娘が風邪を引いたので病院に連れて行ったのですが、案の定、娘が元気になってきた頃合に自分にもうつってきました。今日は頭が1日ボーとしています。大人同士の風邪はあんまりうつらないのに、子どもからの風邪にはイチコロです、弱すぎですね。

フラッシュのシンクロ接点の壊れたデジカメEOS D60を、近所のカメラやさんに修理に出してきました。修理予算は3万5千円までです。シンクロ接点交換、シャッター幕交換、まではできるだろうと思っています。シャッターの音が微妙に変化してきているので消耗品ですし、できたらこの機会に交換しておきたいと考えています。古くなったとはいえ、まだまだ使ってあげたいんですよね。でも、修理代が3万5千円を越えるようだったら、これを元手に貯金して次のカメラを購入しようと思います。

サブとしてEOS KISS DEGITALも手に入れたので、カメラが手元になくなって困るということはありません。EOS KISS DEGITALも使いやすいです。鯉の場合はフラッシュを焚く関係から、露出がマニュアルモードばっかりになっちゃうので便利機能とかも別段いりません〜。AFだけは早い方がよいです。

そういえば、ニコンから、新しいデジタル一眼レフD40が発売になります。ボディーだけで5万円台、レンズキットで7万円弱ぐらいです。安い!って感じです。残念なのは、レンズにモーターを内蔵したタイプ(AF-Sシリーズ)しかAFが使えない点でしょうか。ニコンのAFレンズの多くは、ボディー内臓モーターでの駆動でしたから、D40に普通のAFレンズをつけるとMFしか使えなくなってしまいます。AF-Sシリーズレンズのラインナップは少ないですから、レンズ交換をしたい人には不向きなカメラになっちゃいますね。手軽な価格で購入できるAF-Sシリーズレンズを増やしてほしいな〜ニコンさん。

旅行とかは、コンパクトカメラのほうがかさばらないので便利かも知れないんですが、普段何か撮影しようと思うときは一眼レフになれているので、自分にとっては便利なんですよね。大きいから手にもなじみますし、ブレが少ないです。

もっとも最初に一眼レフを手に入れたのは10年以上も前になるわけですが、中古のニコンF70です。F70は人気がなく安かったので選びました。それにニコンの35-105mmレンズをつけていました。これは長く使いました。ミノルタα-707i、キャノンEOS630、キャノンEOS55、ニコンF4、ニコンNewFM2、オリンパスOM2000、ニコンF100、コンタックス167MTなどを使用してきました。メーカーや、レンズが違うとフイルムが同じでも微妙に写りが違うので楽しかったですね。デジカメになってからは、プログラムが画像をつくるので、レンズの違いってどの程度影響するのかな〜って思います。よいレンズの方が解像度は高くなると思うんですけど。

とにかく、時間と空間を切り取るカメラっていうのはとっても楽しいです。ビデオカメラとは楽しさとはベクトルが違います。

2006.11.21

簡易濾過槽


濾材


運転中


今日は暖かい1日でした。メイン池の水温は14.5℃ぐらいあります。暖かいから餌も切れまません〜。11月中は餌をあげれそうです。去年は寒かったのでもう餌切りしていたような気がするんですが・・違ったかな!?。

水槽部屋に置いてあるFRP水槽に簡易濾過槽をつけました。これ以上、簡単な作りはないと思えるぐらい簡易です。衣装ケースに50の塩ビ管をシリコンボンドでくっつけて排水溝にし、水中ポンプで衣装ケースに水を送るというものです。濾材はどんなホームセンターにも売っている暴風ネットです。水中ポンプはRio1700です。

今日から運転を開始しましたばかりなので、水ができるまではしばらくかかると思います。FRP水槽の大きさは180cm×90×45cmです。中古で購入したのですが、穴ぼこだらけだったのでFRP用の樹脂で修理しました。職人ではないので見た目は綺麗に修理できていません。でも、素人でも何とかなるのでFRP製品は便利ですね〜。8分目ぐらいまで水が入れてあるので正味580Lの水量です。

床下はコンクリート打ちとはいえ室内ですから、FRP水槽の上には蓋がしてあります。蓋をしておかないと窓の結露がすごくなるし、湿気で家がいたんじゃいます。蓋はポリカーボネイト製の波板(透明)を半分に切ったものを使っています。軽いし丈夫なので便利です。

このFRP水槽は長さが180cmありますから、当歳を加温飼育したら40cmぐらいになる程度までは育てられそうです。冬の楽しみとしては十分なものですよね。といっても我家はヒーターを入れないから純粋な加温飼育にはなりません。加温じゃなくて越冬施設ですね。

中古の出物を知り合いに教えてもらったのですが、水槽と専用濾過槽がついて、送料込みで18,000円でした(大きいので送料が大きな割合を占めます)。穴が空いていたので安く手に入ってラッキーでした。濾過槽はまだ加工してないので使っていませんが、こちらものんびり直すつもりです〜。付属の濾過槽がいいな〜って感じていたのに結局使っていないのも変な話なんですけど、、。Rioのポンプとかも以前の使いまわしだし安上がりのシステムとなりました。


白山養鯉場の野池あがり2才をイーコイに展示しました。今年は池あがりが良かったので、多くの人に見てもらいたいな〜って思って撮影してきました。売り物でもあるんですが、見て損はないと思うので見てあげてください。大きくして楽しむ鯉たちです。今でもすごいですけど、見た目のバランスがとれてくる70cmを越すぐらいからオ〜ッってなってきますよね。

鯉友達が荷物を取りによってくれたのですが、紅質とか、体の良し悪しの判断がイマイチわかづらいと言っていました。まだ、鯉を始めて一年もたっていないぐらいなんですけど、ほんと勉強熱心だな〜って感心します。自分自身が始めたころ、本当にレベルが低かったというか、何にも知らないままで、とにかく健康で飼うってことが最大の目標みたいな状態で、良い鯉って!?というところまで全然たどりついていませんでした。

当時はどの紅白をみても同じ緋色に見えましたし、鯉の体形もみんな同じに見えましたし。鯉やさんの言っている内容が分かりませんでしたし、このHPの内容でも分からなかったかもしれません。別段、特別なことをしていませんが、今では紅白が全部同じに見えるようなことはないです。振り返れば、成長の過程を追うというのがほんと大切だな〜って感じます。当歳だけで比べても成長後の姿が見えてきませんし、ジャンボだけみても元がどんな鯉か分かりません。点だけを見ていても上達はしないような気がしています。当歳を毎年20匹買って、次の年は去年のを放流して20匹買って、の繰り返しを10年、合計200匹と関わるより、毎年2匹づつかって10年ほど育て続ける状態(10年目に合計20匹)の方が得るものが多いと思っています。

2006.11.19
今日は朝から雨模様の寒い一日となりました。水槽部屋もとうとうエアコンONです。エアコンを18〜19℃設定で、床からの冷えもあるし、水温16℃ぐらいは保てます。成長はあんまりしませんが、パラパラ餌をやって楽しむ分には十分です。当歳の越冬も楽々ですしね。水温が低い分、成長は鈍いですから春でも秋とそう大きさはかわりません。伸びませんがシメ飼いとはちょっと意味が違います。

フィッシュランドへ、やっと2才の鯉たちが大山さんのところから帰ってきました。フィッシュ所有の期待の2才たち(3才立て用)もそうですが、10月21日に販売したパール昭和、5月の連休で販売した明け2才を希望者さんのみ野池立てした鯉たちも帰ってきます。

その件で電話したら伝言を頼まれまして、明日から引渡しが可能となるそうですので、引渡し希望者さんはフィッシュランドへ連絡の上、引き取りに来て欲しいとのことです、以上です。

23日のフィッシュの池揚げは例年すこしばかり手伝いにいっているので、そのときに期待の2才たちを見せてもらおうと思っています。顔の形が抜群に良い紅白さん(親候補)とか見てみたいですね。今後の(私の)観察対象鯉さんにするつもりです。フィッシュランドはジャンボ生産者で、自家産だけでなく、他の生産者から購入した鯉もジャンボに育てていますから、野池の鯉たちも年数をかさねるごとに大きくなってきています。毎年毎年、運ぶ鯉たちが重たくなってきている気がするんですよね。野池の鯉の受け渡し場所から、水槽車まで50mは歩かないといけないし、傾斜のある道なので、ビニール袋にいれた鯉を運ぶのはけっこうしんどいです。

野池自体は小さくもなく広大でもないんですが、 水の流れ込みがよいので水質も良いし、日当たりも良いので鯉も立派にあがってきます。餌はきちんとお腹いっぱいまで食べさせています。普段の餌は咲きひかりで、秋は練りえも追加です〜。野池はたんなる池ですが、管理はとっても大切で、管理者次第で鯉のあがりがかわってきますね。管理のいい池は、例年そんなに鯉も落ちないし揚がりも安定しますが、それでも天候不順等の自然の影響を受けたときに、あがりが悪くなる感じです。自然には勝てないです。天候に左右されなく、例年あがりが悪い池は、結局、管理が下手なんだろうな〜って思います。

2006.11.18
夕方から天気が崩れるということだったので午前中にFRP水槽の修理をしました。夕方予想通り雨が降り始めましたが、午後には修理箇所の表面はかなり硬化していたので大丈夫だろうと思います。ノンパラタイプで修理していますので、表層の空気と触れる部分だけ完全硬化しません〜、そのため水を張ると修理部分がふやけて!?白くなってしまいます。見栄えは悪いんですが使用上の問題はないので、自分自身はそのまま使用しています。見栄えをよくしようと思うとトップコートと塗るか、パラフィンを混ぜたインパラタイプを表面に再度塗るかになるとかと思います。

デジタルカメラ(D60)のフラッシュ接点の調子が本当に悪くなってきて(グラグラしています)、しっかりフラッシュを押さえないと同調しません〜。鯉を撮影するのが一苦労です。本当に壊れてしまいました。キャノンのサービスへ郵送するか、カメラやさんに修理に出すかになりそうです。修理代金は2万円ぐらいです。鯉が買えたな〜って頭に浮んでくるんですけど、機械は壊れるもんですからしょうがないですね。鯉が買いたかったな〜。

サブボディーとして中古で購入した初代EOS KISS DEGITALがとどきました。D60に比べてとっても軽いです。KISSとしてはボディーも大きいので持ちやすいです。元々の販売価格が安いですから、使い勝手の性能はD60に比べると落ちるのですけど、ほとんど気になるようなところはありませんでした。ちょっと気になるのは、AFで自動追尾モードとAF固定モードが手動で切り替えられないところでしょうか。初代EOS KISS DEGITALはカスタムメニューがないため機能をカスタマイズできませんからガマンするしかなさそうです。

ボディーはデジタルカメラなんですが、レンズは銀塩カメラEOS55につけていた28-105mmを流用しています。最近のデジタルカメラ用にチューニングされたレンズを使うともっと写りがよくなると思うんですが、レンズは高いですからなかなか購入できません。純正でなくても、レンズメーカー製でよいんですけれどね。最近は高価な材料を使用するためか、レンズメーカー製でもけっこうします。

そういえば、今週、白山へ2才鯉を見に行ったとき、PortoさんがNikon D70を持ってきていましたが、AFのレスポンススピードが速かったです。たしかD70のAFスピードが早いという評判はなかったと思ったんですが、私のCanonD60とくらべると世代が新しい分、高性能でした。銀塩カメラと違ってデジタル家電は進化がとっても早いと感じます。

D60の修理中はKISSで鯉の写真をとりまくろうっと。ちなみに、D60で撮影した9割は鯉だと思います。家族は1割以下かな。

室内水槽はよく見えているのですが、外のメイン池とFRP水槽がイマイチ見えません。餌を切ったら透明度もグッと上がってくるですが、まだやっているので見づらいです。FRPは側面からみえるからまだよいですが、メイン池は餌を食べるとき鯉がドドド〜って迫ってくるところと、浮いている餌をパクンパクンと食べる瞬間は見えるぐらいです、身がついたな〜とは感じるんですが、じっくりと見てない(見えない)ので実際にどんな感じになっているのかよくわかりません。みんな腹ボテとかになっていたら困るよな〜。餌を止めたら自分の持ち鯉で特にお気に入りの子は検寸と写真撮影をしてみようとおもっています。

2006.11.17
気が付いたら11月も半ばを越え、今年もあと1ヶ月半となりました。あっという間に一年も終わりです。そんなこんなで外の池の水温も朝方14度となってきました。まだ、ほぼ普通に餌をあげていますが、そろそろ減らしていこうと思っています。

今年は去年から比べるとずいぶん身がつきました。それでも、去年が細すぎたので1シーズンで普通に戻せたかな〜という程度です。一度痩せちゃうとボリュームをつけるのに2シーズンはかかりますね。最終的には戻るので問題はありません〜。

今日は隣町の池に20匹ばかり鯉を放流してきました。放流鯉が出たら入れてくださいと頼まれているので、年に数回入れにいっています。野池みたいなものですから自宅にいるよりも鯉たちはうれしいかも!?ですね。かわいがってもらってね〜って思います。放流鯉さんは若干頭が振っているとか、体に歪みがあるとか、体型的な部分に癖のある子たちです。パッと見ではなかなか分かりませんから、池に遊びに来る人たちには楽しんでもらえると思います。ツヤがいい子たちも多いですしボリュームがついたら目にとまる鯉になるかもしれません。

そろそろ、飼育コンテスト(通常、チャレンジ昭和)の写真を、投稿してもらおうかな〜って思っています。12月末日まで受付で、新年そうそうに編集作業と考えています。今の段階でOKって思ったら写真を投稿してもらえるとありがたいな〜って思います(12月末でよいのですけど)

。私自身は今年の通常の飼育コンテストはそうそうに紅白を死なせてしまったので、大正三色と昭和三色の2匹しかいません。最近マジマジと見てないから、今シーズンでどんな感じに成長したか取りあげて見てみたいな〜って思っています。チャレンジ昭和の方は一匹エントリーで一匹健在です。自分の好みのタイプになってきている予感(掬って見ないとわかりませんけど)。楽しみにしています。

2006.11.16











昨日の続きです〜。昨日は早速野池に3才立て用として入れた白山昭和を紹介したのですが、今日は白山大正三色です。これらも昨日野池にいれました。3人で野池入れを手伝ったので、一人18往復ほど階段を下りて鯉を放しては上るを繰りかえしたのかな!?、私にとってはちょっとしたダイエットでした(笑)。

白山の大正三色は、オス親メス親ともに松の助から生まれてきています。松の助同士の組み合わせだと鯉が細身になっていくと聞いたことがあるのですが、白山の場合、松としては成長とともに幅が出てきます。とはいっても松を楽しむ最大のポイントはその紅色ですから、紅の良いのを見るとゾクゾク〜ってしちゃいますね。この紅は松出ないとでないかな〜って感じます。一番左の鯉などは、素晴らしい紅なんですが、深みのある良さを全然写真では写しとれません〜残念。人間の目って本当に性能がいいな〜って思います。実物はピカピカ、ツヤツヤ、紅紅って感じです。来年の秋の揚がりがもう楽しみです。

紅白2才も野池入れしたのですけど、私がカメラを持ち出したときには、すでに鯉が水槽車の中だったので写せていません〜。ちなみに一本緋の紅白が一匹いたのですけど、私はそれが一番好きでした。よい顔をしていましたよ。

ちなみに、九州の野池の管理をしているのは、ジャンボ獅子頭で有名な錦坂本さん(白山のところの息子さん)です。息子さんの池の管理技術も素晴らしいですね。なんといっても240本中233本揚がったわけですから。揚がりよかったので息子さん自身もうれしかったようです。持って帰ってこなかった分の鯉は地元の公園に寄付したようです。模様のいい綺麗なオスもいたそうなので、よい池になりそうな気がします。この様子は地元広報に載るようです。

白山の面白い!?ところは普通なら絶対売るだろうな〜って思うラインまで放流してきます。生産段階でも4次選別の選別外だと十分売れるような気が〜するんですが、バイバイしちゃっていますしね。イケスがないというのも理由でしょうけど、ほんとに鯉が好きなんでしょうね。なので商売よりも先に、好きか嫌いかがきているんだと思います。なのでお金では買えない鯉たちがいます〜。

2006.11.15










今日は白山養鯉場へ14日の朝3時に九州の野池から帰ってきた自家産鯉2才たちを見に行ってきました〜。Portoさん、ファイヤーマンとも出会いました。別段、待ち合わせとかもまったくしていないのですが、2人とはよく出会います。例年通り今年も鯉たちを野池に入れる前の状態から見ているので(当時からレベルも高かったし)楽しみにしていた。期待どおりに揚がってきていました。上の写真が自家産昭和の一部です〜。私の目にはとっても立派にうつるんですけど、どうかな〜いいと思うんだけど〜早々いないような〜。

2才がたくさんあがったので、イケスに入りきれない関係から、50匹程度(上の写真の鯉たちも)3才立てにまわります。ということで、昨日、早速50本野池にいれました。3人(私、Portoさん、ファイヤーマン)で野池入れを手伝ってきました。それらを除いても、まだまだ、とにかく、どっさりいます。去年の昭和の産卵は実質2腹なので、できの良さは抜群と言ってもよいです〜(好みもありますけどね)。良い昭和を探している方には朗報だと思います。ジャンボが好きな人用ですけどね。三重に泳いでいます〜(^^♪。

眠いのでこの辺で、続きはまた。


2006.11.14
今朝、白山養鯉場より九州から野池揚がりの自家産2才を持って帰ってきたって連絡を受けました(朝3時に到着したそうです)。11月3日の池揚げの日に九州から帰ってきたら連絡くださいって頼んであったんです。あ〜見てみたいな〜という衝動にとっても駆られています。が、今日に限って1日都合がつきません〜なので明日見に行ってきます。233本揚がったって言っていたかな!?、大雨が来たときに流された鯉がいるし、ダウンしたのもいると思うのですが、全体のうち7本だけ揚がらなかったようです。揚がったうちのどれだけ持って帰ってきたのか分からないのですが(オスメスの関係もあるし)、明日の楽しみにしておこうと思います。写真も撮ってこようと思っているのですが、カメラの調子がイマイチなので困っちゃいますね。電池だけはフル満タンで充電しておこう。

ちなみに、おととし天候不良もあって九州の2才の揚がりが悪かったときは、ガックリきておやじさんはその後熱を出して寝込みましたが、今年は今日から仕事をするって言ってきました!。揚がりがよかったので元気もりもり!って感じらしいです。九州の野池も去年までと違い、以前使用していたお気に入りの池に戻ったので、その効果も感じられるかな〜どうでしょう!?。

2006.11.13


パンフレット


フィッシュランドで11月25〜26日に開催される東海地区錦鯉品評会のエントリーを行った際に東海地区錦鯉品評会のパンフレットをもらいました。今までの東海大会のパンフレットは、各イベント開催時間のお知らせ程度の大会要綱みたいなものだったのですが、今年はちゃんとパンフレットになっていました。これにはちょっと驚きました。去年の受賞者と鯉の写真まで載っています。しかも、しっかりとカラーページ満載です。

このパンフレットなら、去年の受賞の鯉とかもわかるので、初めての人でもパンフレットを見ながら品種もわかりますし、毎年来ている人でもパンフレットを見ながら鯉仲間と話が広がりそうです。それにこれだったら家に持って帰ってもゴミ箱にいかなさそうです。ゴミ箱へいかなさそうなので、広告を出している業者さんにもメリット大です。ほんと毎年本棚にでも残しておけそうな感じです。以前より、トロフィーの大きさを削っても、こういうところに運営費を回して欲しいな〜って思っていたのでちょっとうれしかったです。

少々残念なのは、パンフレット上の業者さんの広告が雑誌の広告とほぼ同じだったことでしょうか。雑誌の読者は書店に置いていない以上、すでに愛好家の人たちばっかりですけど、品評会パンフレットは、同行する家族とか、たまたま寄ってみた人とか、新しい人たちもいるので、文章とかが充実しているとうれしいかな〜って感じました。○○大会優勝鯉ってど〜んど〜んって写真が載せてあっても、それから何を感じ取ればよいのかって受け手は難しくて(すごいだろう〜ていうことなのでしょうけど)、それよりもお店の案内とか、作り手の言葉とか、何でもいいので活字がほしいですよね。

さて、私の使用しているメインのデジカメは中古で購入したキャノンのEOS D60という古いカメラなのですが、外部ストロボをつける部分にがたつきが出てきてしまいました。そのため、外部ストロボがうまく同調しないときがあります。その回数が増えてきて、最近では外部フラッシュを少し指で右に押さないとうまく同調しません。あ〜困ったな〜って感じです。元々、銀塩カメラのときはニコンのカメラをメインに使用していたのですが、ニコンというのはこういう部分の頑丈さが妙にあってなかなかいたみません。外部ストロボをつける端子は、外部ストロボをつけるために存在するわけですから、カメラが横位置でも縦位置でもストロボの重さに耐えられるように作ってもらいたいもんです。

修理に出さないといけないのですが、カメラを修理にだすと2週間ぐらいは返ってこないと思うし、その間カメラがないととても困ってしまいます。そこで中古で初代EOS Kiss Degitalのボディーを購入しました。選んだ理由としては安さが大部分を占めます。今あるEOS D60と電池が共有できるところも大きなポイントです。2代目、3代目のEOS Kiss Degitalだと電池の形状が変ってしまったので、 D60とは共有できません。2台あれば、両方壊れる確率はとっても低いし、交互に修理になる分には使用の機会に影響は及ぼさないし、安心かな〜と考えています。臨時出費なのでお財布が寂しくなっちゃいました。鯉が買えません、しくしく。

話は鯉にもどって、15kgがまた一つなくなったので、累計215kgの使用となりrました。今朝も冷えましたけど、池の水温は16ぐらいあったので、まだしばらく餌をあげれそうです。11月の餌やりは鯉に幅が付いてくるのでボリューム感がぐっーーとアップしますね。もうそろそろ餌やりシーズンが終わりますが、鯉が冬眠に備える10月、11月は大切だな〜と感じます。

2006.11.11

フィッシュ自家産2才@


フィッシュ自家産2才A


フィッシュ自家産2才B


今日はフィッシュランドの売り出しでした。自家産紅白当歳もけっこういたのですけど、一応野池揚がりの2才がメインだったのだと思います。けんさん、あきさんにも会うことができました。楽しかったです。

2才の中に(私が)いいな〜って思うのが何匹かいて、どう考えても鯉のレベルからみたら実に安かったのですが(5万円〜15万円、もうちょっとするのもいたような〜!?、オス1〜2万円、オスメス不明が2〜3万円)、自分の財布と相談して、前回パール系昭和も買っていますし、今回は泣く泣く見送りました。我家の収納スペースの問題もありますしね。欲しいだけかったら池から鯉があふれてしまいます。前回の売り出しもそうでしたし、今回もですが、鯉のクラスからみた2才の販売価格としては頑張って値引してあったな〜って感じました。私自身、この3年間は(野池揚がり)2才を年に1匹程度買っている状態となっています。

大山さんの所からまだ持ってきてない自家産紅白野池立て2才の野池揚がりの写真もおいてありました。その中にフィッシュランド的に、こりゃいいぞ〜という鯉が2本が写っていました。期待の子のようです。

それが左写真@とAです。@はとにかく良いそうで親の素質を十分に備えているとのことでした。肌が素晴らしく、あと、顔の形が素晴らしくよいそうです。極めつけ鯉というのは、こういう顔をしているそうで、顔から体にぬけるラインがほんとうによい感じです。この顔の鯉というのを作ろうと努力しているけれど、それでも本当にできないタイプの鯉だそうで、顔の形の見本だということです。ですので非売品です。ちなみにこのタイプでこの模様もまず出ないそうです。貴重な鯉のようなので、私自身この鯉の成長を来年から見守っていきたいと思います。

Aもすごい鯉になりそうだ(現時点でもうスゴイ)ということで期待しているようです。顔の形は阪井の昔の鯉にそっくりだということです。こちらは親としての素質は@にはかなわないそうなので、非売品として育てながら自家産鯉たちの将来像を感じてもらうための見本に考えているようです。

以前からずーとフィッシュランドの責任者さんからは聞いているんですが、いい顔をした鯉というのはバランス的にみて口が小さく見えるということです。顔が三角形になっているというか、無理のない綺麗な潜水艦体形になるためには、やっぱり顔が四角形だと無理が生じちゃうみたいです。紙に潜水艦の形を絵を描いた場合、先端(鯉でいう顔)は三角形ですもんね。確かに、先端(鯉でいう顔)を四角くかいて潜水艦を描くのはほんと無理です。

Bは模様は派手で目を引きますが誰でも作れる鯉だそうです。誰でもというのはそこそこの親鯉と最低限の生産技術があればという意味です。@とAは作ろうと思って努力しても作れないタイプに対して、Bは作ろうと思えば作れる鯉に分類されるそうです。なのでこの程度の鯉では、作り手として見ると意味をなさない(納得できるものではない)のだそうです。

ちなみにこの3匹たちは、野池揚がり2才ですが、大きさ的には50〜55cmの間だと思われます。今時では普通サイズの2才ですが普通サイズ以上の存在感を見せてくれますね。お客さんが5月の売り出しで購入した明け2才を野池立てもらった鯉たちもけっこうなボリュームになっていました(店舗においてあった写真で確認)。そんなになるなら、すごくお得な感じがしましたし、反対に、こういう雰囲気にボリュームが付かないのであれば、お金を払ってまで野池立てする必要もなさそうです。泉水で十分な気がしました。お金を払う以上、結果のクオリティーは大切です。

2006.11.10

白写り23cm


今日はまたまた、暖かい1日でした〜。

今年は東海地区錦鯉品評会の世話方!?が三重県担当だし(三重県の支部長はフィッシュランド)、 フィッシュランドの責任者さんが大会副委員長にもなっている関係で、以前より品評会に賑やかしに鯉を出す約束をしてありました。写真を用意しないといけないので今日撮影しました。

このHPを長〜く見てもらっている方にはバレバレですが、我家に品評会に向けて調整している鯉なんてまったくいません〜。それでも出すと決めたわけですし、元々同じ出品するなら鯉仲間たちが作っている自家産鯉たちがよいだろうと思っていたので、肌がお気に入りのHさんの自家産白写りを出すことに決めました(写真左)。Ka1さんの自家産九紋竜も考えたのですけど、我家のは真っ白タイプでまだ墨模様がないため模様がでるまではガマンガマンです。とりあえず出品料が運営費の足しにでもなればな〜って思います。

さんさん倶楽部の鯉友達とかは今年も去年に続き自家産九紋竜を出してくるのではないかな〜って勝手に思っています。さんさん倶楽部の九紋竜で去年は25部までで賞もいくつも取れたし、今年はもちょっと大きくなっているはずなので、出すならもう少し大きい部になるのでは!?って思います。固体それそれにもって生まれたピークが違いますから、去年と今年では出す固体は違うと思いますが、同じ兄弟(姉妹)たちです。

フィッシュランドは今年からはジャンボ級鯉は出さないみたいです。1mを超えている(ギャラリーからは大会総合優勝の声も高かった)緋写りを持っていっていたこと自体が驚異的というか、例年寒い悪条件で万一のことを考えると、出品することで得るものは何もなりわけですから、リスクが高すぎると私自身は感じていました。多くの人に見てもらいたいとはいえ、2年間よくあの条件の中に出品したと思います。緋写りを筆頭に、黄鯉、紅鯉、黄金、等々、リスクをおかしながら出していましたが、心意気はギャラリーにしっかり伝わったと思うし、もう十分だと思います。

明日はフィッシュランドの売り出しで、けんさん、あきさんとお会いすることができそうなのでとても楽しみにしています。

2006.11.9


やっと秋らしくなって来ました〜。このほうが自然なことなので、季節はしっかり来た方が鯉たちにもよいように思います。

11日、12日はフィッシュランドの今年最後の売り出しです。
いろんな鯉がでるので書き出すと、
自家産紅白2才メス(紅花系、大助系)
自家産昭和2才メス(メス親桃太郎産、オス親竹田)
フィッシュランド・大山養魚場合作 加地パール系昭和2才メス(メス親加地産、オス親竹田)
自家産紅白当歳
銀鱗昭和2才メス2匹
銀鱗白写り2才メス2匹
銀鱗昭和当歳 10匹
秋水当歳 20匹
こんな感じで盛りだくさんです。お店が始まって以来の盛りだくさんではないかと思います。自家産鯉よりも珍しい銀鱗鯉たちのほうがすぐに売れちゃったりして。世の中そんなものかもしれません。

私自身が見てみたいな〜って思っているのは自家産紅白2才メスの紅花系と大助系です。紅花系の親鯉(紅花の子)はほんとうに素晴らしい鯉だったので、その血がどの程度子に反映されるかとても興味深いです。本当にいい鯉というのは当歳から死ぬまでいい鯉で、なおかつ誰が見てもいい鯉に感じる良さがあると思っていますが、紅花系の親はそんな鯉でした。細かい部分は徐々に記憶から薄れていますが、スゴかったという存在感の印象は強力に残っています。3才から死んじゃうまでの成長の過程を見ていたわけですが、大きくなってもツヤが素晴らしかったですね。大きくなってもツヤツヤ〜っていう鯉はよほど肌がよくないと達成できません。

自家産紅白2才メス(紅花系、大助系)と自家産昭和2才メス(メス親桃太郎産、オス親竹田)は、私でも頑張ればでき届きそうな価格から販売されそうなので、気に入った鯉がいて手が届けばうれしいな〜って思っています。朝、用事があるのでお昼前にいけたらよいな〜。特に最近感じるのは、鯉は体がダントツのポイントを占めていて、あとはオマケみたいな物だな〜ってことです。顔からお筒までのバランスをみるのはなかなか難しいです。65cm以上の鯉を楽しむのであれば、やはり視点の中心は頭よりでなく尾っぽよりでないと、その後バランスが悪くなるし、顔の形も大切です。口が大きいとか、目幅が広いとかでなくて、顔の形のバランスですね。パーツごとの判断ではなくて、バランスの判断なので、うまく言葉にできません。体がよい鯉というのは、何十年も見る側を飽きさせません。緋盤や墨が飛んでも、まだ楽しめるとうしぶとさというか、力強さというか、+年齢を重ねた存在感を見せてくれます。

今年も白山の池揚げで、38歳の大正三色が揚がってきましたが(私より年上)、体のラインが全然崩れていないので、まだ、美しさをこちらに感じさせてくれます。

2006.11.8


ここのところの冷え込みで、外の池の水温が朝方16℃ぐらいまで下がりました。水を交換したのと、昼間は暖かかったので夕方には18℃ちょっとまで戻っていました。鯉が餌を食べるスピードも幾分遅くなってきたので、餌の量を減らし始めました。基本的には30分間で食べきる量と決めたら、30分間は餌がある状態にする感じです。鯉が早く餌をたべたら、たくさん量がいるし、食べるスピードが遅かったら餌も少なくなります。

FRP水槽の修理も佳境にはいってきました。昨日張ったFRP部分は完全に硬化していました、よかった〜。強力接着になるように、ノンパラ樹脂で硬化させたので、表面部分のみ空気に触れるため硬化せず少しべたつきます。表面を指で押すと指紋がつく感じです。試していませんがインパラ樹脂にすると表面までしっかり硬化するようです(接着が弱い!?)。金曜日にはテストで水が張れるようにしたいと思います。

ちなみに濾過は、専用の濾過槽があるのですけど、それを使用すると水槽から少しはみ出るため部屋が狭くなるのと、加工が間に合わないので、今回も簡易濾過にするつもりです。500円ぐらいの衣装ケースに穴をあけて、そこに塩ビ管をシリコンボンドで固定して、水がFRP水槽に戻るように加工、中の濾材に1m100円の暴風ネットを束ねていれて、水中ポンプ(Rio1700)で循環させておわりです。水中ポンプ以外だと材料費1,000円ですね。作るのも楽だし簡易濾過中の簡易作品って感じです。

ここのところ、外のFRP窓付き水槽の鯉たちが道行く近所の人たちに評判がよいです。水がまあまあ澄んで鯉の姿がよく分かるのと、春に比べたら大きくなっているし、群泳もするので、”ひゃ〜綺麗ですね〜”ってよく言われます。確かに綺麗なので、綺麗でしょう!〜っていいたいのですが(自分で自分を褒めているみたいで)恥ずかしいので、単に”ありがとう〜”って答えています。管理が大変ですよね!?〜ってみんなに聞かれるので、ワンちゃんみたいに散歩に連れて行かなくてもよいので楽ですよ〜っていうと、なぜか納得してもらえます。ワンちゃんの散歩ってそんなにたいへんなのでしょうか!?、我家は一度もワンちゃんネコちゃんを飼ってないのでわかりません。冬の半年間は餌もやりませんよ〜っていうのも、それはいいですね〜的な好印象の反応が返ってきます。

ほんと鯉は自分で見て楽しめるし、一般の人たちに見せても楽しんでもらえるので良いですね。いろいろ話していると、綺麗と感じてもらっている見所は魚体の輝きみたいです。夜になると、模様はわかりづらくなるのですが、近くの街灯の光で魚体が照らされてキラキラ浮かび上がる感じがでるので、それがとても綺麗だといってもらえます。最近は日の入りが早いので、街灯の光に浮ぶ鯉たちを見てもらえる機会がおおいのでしょう。

2006.11.7


今日は風の冷たい1日でした〜。
冬が近づいてきたということで、インフルエンザの予防接種を受けてきました。効くのか効かないのかよく分かりませんが、子どもが生まれてから受けるようになりました。子どもが風邪を引くと、とっても家族にうつりやすいですから、家族中インフルエンザでダウンなんてことになったら悲惨なので念のための処置です。たまたまかもしれませんが、うちの両親、ばあちゃん含めて、予防接種を受けるようになってから、インフルエンザにかかった人はいません。注射の金額もけっこうするので、効いているということにしておこうと思います。

寒くなってきたし、水槽部屋にエアコンを入れる日も近づいてきているとおもうので、水槽部屋に置く予定のFRP水槽の修理を始めました。FRPの貼り付けなんてはじめてのことだったので、分からないことだらけです。説明書にかいてある通りに樹脂と硬化剤を混ぜた後、ガラス繊維を修理部分にあてて、ハケで樹脂を塗りました。ガラス繊維は白い布みたいに見えるのですけど、樹脂がしみこんでいくと透明になっていきます。樹脂に対して1%〜5%ぐらい硬化剤を入れるみたいだったので、樹脂100mlに対して、硬化剤1.5mlをいれたのですが、5ヵ所目を塗ろうとしたときには、柔らかめのゼリーみたいな感じになってきていました。ヤバイ〜急げ〜ということで、全部で6ヵ所塗り終えて一回目終了。もう一回ガラス繊維を重ねて計2回塗っておきました。

その後、すぐに硬化すると思っていたものですから、塗装面を触っていたりしたんですけど、なかなか固まらなくてちょっと心配でしたが、2時間後ぐらいに見てみたら大丈夫そうでした。完成したら、当歳のいくつかはこれで越冬させようとおもっています。越冬といっても、水温は16度ぐらいにしかならないので去年もそうでしたが大きくはなりません。今年も自然越冬の子たちもいます。どちらにせよ、我家の環境では秋の当歳と春の明け2才では、さほど大きさはかわりません。今風ではないですね(笑)。冬の期間成長させるための加温飼育は90cm水槽一本だけです〜。

2006.11.6


ジャンボ獅子頭
2才



小雨が降って今日は少し肌寒い1日でした〜。11月ですので、それでも例年より暖かい気がします。餌は食べたいだけあげています〜。でも無理はさせていません。

11月3日の池揚げで、錦坂本さんと直接ジャンボ獅子頭についていろいろ話すことができました。正式名称はジャンボ獅子頭だそうです。ジャンボオランダシシガシラかと思っていたのですけど違っていました、スミマセン。ジャンボオランダという名前も良く出ているそうなのですけど、正式名称ではないらしく、なぜそうなったかは不明みたいです。たぶん、大きくなるオランダみたいな金魚ということから、ジャンボオランダという名前が勝手に生まれちゃったのでは!?って予想していました。

坂本さんの説では、ジャンボ獅子頭は地元(九州)の地金からの発祥ではないかという事でした。ジャンボ獅子頭の初期は色が黄色だったようで、地金にそういう特徴のあったのがいたそうです。今では朱色から赤色で、黄色はほとんどいません。何でも、レモンイエローの金魚を飼っていたことがあるそうで、あれは綺麗だったといっていました。作ってね!ってお願いはしておいたのですけど、復活させてくれないかな〜。

坂本さんのところの有名金魚といえば、ハナコなわけですが、元々手に入れたときはジャンボになりそうなところを見込んだのではなくて、尾びれの開きの綺麗さで購入して来たそうです。2才までは普通の成長だったそうなのですけど、2才から3才に驚くほど伸びたそうで、そのとき、これだ!って感じたそうです。ハナコとの出会いがなければ今はなかったかもって言っていました。

ハナコのファンは多いのですけど、印象的だったのは、ハナコを見にきた愛好家さんの中に、ハナコをみて感動のあまり泣いた方がいたそうです。ハナコは単純に大きいだけでなく、存在感を見せる金魚だとのこと。ただ、残念なことに、ハナコにもそろそろ寿命が近づいてきているそうです。寂しい話ですが、生き物である以上、寿命は避けて通れません。

今では、ハナコに続く金魚たちも育ってきていいますし、今年のジャンボ獅子頭の品評会で全階級制覇を達成しています。特に当歳の部で、当歳の部でとても強い改良品種に、普通のジャンボ獅子頭で勝てたことと、親鯉の部で、いままで3才での優勝はなかったそうなのですが、3才で優勝できたこと、あと、知人が育てた坂本さんの金魚が5席に入って、アマでは実質トップだったことが、うれしかったそうです。

ただ、あまりに品評会で入賞しちゃったもので、次も入賞しないといけないような気がしてくる(世間の目もそう見てくるだろうし)のが少々困ったことかな〜というところだそうです。やっぱり、品評会で勝つ金魚と、普通に良い金魚はちょっと違うみたいで、このあたちは鯉と同じですね。

話を聞いていると、とにかく研究熱心で、すごいな〜って感じです。ほんと良く研究しています。そういう流れの中で、ジャンボ獅子頭の魅力を引き出す飼育方法は?という話になって、ポイントは金魚の飼育方法をしないことだそうです。ジャンボ獅子頭は一見金魚の形をしていますが、金魚だと思わない方がよいとのことです。ですので、ランチュウのような育てかたをしては、ジャンボ獅子頭の魅力がまったく引き出せないということでした。金魚の愛好家さんが金魚と同じ方法で育てていてどうも思ったように育たないという話はよく聞くみたいです。ただ、この件に関しては、ジャンボ獅子頭よりも金魚らしさ(見た目に、単に大き目の金魚であること)を求める人もいるだろうし、個々の育て方を尊重するという面もあるので、HP上にはあえて載せてないとのことです。当然、坂本さん自身は、ジャンボ獅子頭の魅力を引き出す育て方をしていますし、世に認められているわけですが、より今以上を求めて研究しています。

ジャンボ獅子頭を飼育している人なら分かりますが、泳ぎ方も普通の金魚とは違いますから、似て異なるものだと考える方が自然です。私が育てているのはハナコの直子ですし、せっかくなのでジャンボ獅子頭の魅力を引き出せるように育てたいな〜と考えています。話を聞いてみて、自分なりに考えた育て方は、方向性は間違えてなかったんですけど、だた、より今以上です。夢は奇跡のハナコ超えですね。

2006.11.4



池揚げ風景1


池揚げ風景2


池揚げ風景3


水槽車の水槽の窓


揚がった鯉の一部


揚がった鯉の一部


揚がった鯉の一部


私の鯉さん
白山紅白
無事に揚がりました



白山大正三色
地元Oさん所有



昨日は恒例の白山養鯉場の池揚げに行ってきました。

天気もよく、風もなく、池揚げには最適でした。ここ数年はよい天気が続いているのでありがたい話です。自分が就いたころには、お手伝いの方々が水に入って揚げる準備まで整っている状態で、あやうく遅刻するところでした、朝5時台には起きたんですが・・その後用意にてまどりまして・・・。

こちらの地方の野池は野業用水のため池です。この野池は一般的な学校の校庭よりは広いと思います。

現地では、Portoさん、墨物さんと出会うことができました〜。何度も野池見学には来ているのですでに分かっていましたけど、雨の量もよく水の調子が良かったため、鯉たちはよく伸びたし身がついていました。それらが揚がってくるというのは、鯉の所有者が誰とかでなくて、誰の鯉でも鯉自体を見ることにワクワクしますね〜。

水を抜いているため、泥で濁っている中から取り上げた鯉が現れるととても美しいし、ボリューム感満点だとうゎ〜って感じです。皆さん手際よく揚げていきます。池の底から土手の上の水槽車までは、クレーン車が鯉の入った1t水槽を吊り上げてくれます。1回10匹つづぐらいでしょうか。1時間半ぐらいをかけて合計109匹を揚げました。ほとんど無事に揚がっているのですけど、白山所有の鯉は数匹、お客さんの鯉は2匹揚がりませんでした。これが野池のリスクといえばリスクですが、リスクの確率的は少ないかな〜って思います(家で飼っていても死なすときは死なしますし)。

70cm半ばから、80cm台も多いですから、見ているこっちはうゎ〜って感じですが、揚げている人たちはほんと大変だな〜って思います。大きい鯉はやっぱり重たいですもんね。例年通り息子さん(ジャンボ獅子頭トップブリーダーの錦坂本のご主人)も駆けつけていて、最近は鯉をあんまりさわらないから〜っていいつつ、慣れたもので、ぽんぽん抱きかかえていました。スピーディーです。

10時半頃には、野池から養魚場へ戻ってきて、用意してあった大きな丸プール3つに水槽車から鯉を移していきます。息子さん1人で全数(109匹)移していました。

丸プールから鯉が飛び出さないように網がかけてあるので、なかなかよい写真は撮れなかったんですが、真ん中のプール(中〜上の下の大きさが入れてある)の隙間から何枚か写して来ました。いい感じで身がついています。でも、このサイズになってもデブデブって感じではないんです。いい感じぐらいなんです。そうでないと、これ以上の伸びが期待できません。本当にまん丸な幅がつくのは伸び止まってきてからです。

作り手も、預ける側も美しいジャンボにするのが目的ですから、意識してか無意識かわかりませんが伸びやかさを持った鯉が多い印象をもちました。伸びやかさが足らないのは65cm程度を超えてきたぐらいからどうしても差がでてきますしね。たから、60cmまででよいならどんな鯉でもいいという感じもします。実際、体形はイマイチでも、質(肌、紅)が乗っている鯉はいるわけですし。このあたりは飼育者の目的次第で選ぶ鯉が変るだけです。質よりも体形を作る方がずっと難しいですから(私なんかは)体形へのウエイトが高くなっています。

丸プールを見ながら、ツヤツヤだな〜って、すごいな〜って、見ていてうれしくなっちゃいますね。来ていた人たちと鯉をみながら鯉談義をしていました。談義といっても何も難しい話はなく、見ていい紅色だね〜、体がいいね〜、将来が楽しみだね〜とか、見たまんまの印象の会話です。こういう鯉たちに、細かい話は無用だし、存在感が細かいことなど感じさせません〜。

さて、ずーと再会を楽しみにしていた、自分の預けてあった白山産紅白さんとも無事に会うことができました〜。左写真です。71cm(今年4才)になっていました。久しぶりの再会ですが、まだまだ幅に来ていないので伸びそうな雰囲気です、よかった〜ちょっと安心しました。大きさも(当歳時冬加温の)4才としてはちょうどよいところです。このぐらいの大きさになってくると、大柄模様もかえって魅力が増してくるな〜と自分勝手に思いながら喜んでいました。でもまだまだですけどね!来年も野池に入ってもらいます。80cmを超えるまでは野池に入れ続けようと思っています。ジャンボになってもらうための鯉さんですし、それに、この鯉にはジャンボが似合うと思っています。何年かして我家に帰ってきたらのんびり眺めて楽しませてもらおうと思います。今年は調子がよかったためか背中の黒星が薄くなりました。

一番下は、 地元Oさん所有の白山産大正三色です。この鯉は2才揚がりから見ていますが、当時もよかったけど、大きくなって、本領が徐々に出てきたというか、どんどんよくなってきているな〜って思いました。私の大好きな鯉さんです。肩口の窓がとてもよい見せ場になっていて(2才時からこの感じ)、柄的にもワンポイントとなっています。年齢は4才かな!?、顔の入りも好きですし将来幅のつく松になるかもしれません。ほんと楽しみにしています。


2006.11.2
今日は珍しく雲がでました。
また餌が一袋なくなったので、シーズン合計200kg(浮餌が12袋、沈みが1袋)となりました。10月後半からずーと暖かい日が続いているので餌がどんどん減ってしまいます〜。あと30kgぐらいは使うかもしれませんね。振り返れば、7月あたりと、9月あたりが、適量より少なかった気がするので、我家の場合は(鯉がたくさんいるので)年250kgぐらいを念頭においておくとよいかもしれません。約17袋ですね。冬場の水槽部屋の子たちのことも考えても20袋用意しておけば大丈夫でしょう。

明日は白山の池揚げです〜、久しぶりに預けてある紅白と再開できそうです。どんな雰囲気になっているか楽しみですね。夏場が過ぎてからは、平均月1回ぐらいの割合で野池見学をしているわけですけど、ずーと自分の紅白さんとは出会えてないので興味深々です。

それでは明日早いのでおやすみなさい。

2006.11.1


90cm水槽
当歳+稚魚

食べすぎです〜。


今日も11月とは思えぬよい天気でした〜。天気が良すぎで鯉を飼う分にはうれしい感じです。このまま暖冬でもと思うんですが、スキー・スノボーの好きな人には、うれしくないかもですね。私はあったかい冬が好きです。

すごしやすいので鯉たちの食欲も落ちてこないし、毎日書いてますけど、餌もどんどんあげています。水温も20度前後はあるし、同じ20度と言っても、秋の20℃と春の20℃では鯉の体の状態がちがいますから、単純に何度なので、餌はこのぐらいというわけにはいきません。鯉の状態を考えつつ量を決めないといけません。このあたりが鯉飼育の奥深さになっていくのでしょう、きっと。

鯉飼育は、(特に池等の野外の場合)自然との兼ね合いもありますので、室内水槽の一定環境で育てるのとは少々違います。教科書的な育て方+各地方の自然条件をミックスさせて実行に移しますから、地域が違えば育て方も違います。そういったものは、最終的に鯉の成長で答えがでてきますので楽しさにつながりますね。

最近、系統の話もよくしているわけですけど、私の考えている系統というのは、鯉がその他のものと別物になってはじめて系統達成です。たとえば、昨日はジャンボ好きKさんのお宅にお邪魔していたわけですが、ジャンボ好きKさんのところには、定蔵系の大正三色、松の助系大正三色、甚平衛系大正三色の立派な鯉がいます。文章にすると、3匹とも、白地があって、紅があって、墨があるので、大正三色で終わっちゃいますが、たぶん、鯉を知らない人がみれば同じ品種に思えないはずです。そのぐらいに特徴が違います。

私自身もこの3系統を大正三色のくくりで縛るのは無理があるんではないかな〜って感じるぐらいです。体のラインはちがうし、紅質はちがうし、墨質も違います。共通点があんまりないんですよね。松にいたっては品種を超えた鯉の持つ共通の特徴部分まで違ったりします。こういうのは徐々に改良を重ねた結果が反映されてきたわけですが、元の出だしの共通点はどの程度かしりませんが、正直、今となっては別鯉です。なので、ここまでくれば系統です。

どうも、単順にかけ合わせの家計図を系統と呼んじゃってる場合もあるんではないかな〜って感じるんですが、特徴が変らないかぎりは系統図ではなくて、家計図ですね。家計図を作るのは簡単ですが、系統を作るのはとにかく難しいはずです。明確なビジョンを持って作らないと作れませんし、運も必要ですが、運だけでもできません。私はセンスケ系紅白が一番すきですが、センス系の流れできちんと作った鯉にはセンスケ系にしかない特徴が出ています。とにかく紅が違うわけですから、ここまできたらやっぱり系統です。

私は、初期のセンスケ系色をしりませんが、話を聞くかぎりでは、紅が汚いのに明るいということです。それまでの特徴として、紅が汚い場合は暗いというものだったのが、紅が汚いのに明るいタイプが出現したことになります。なので系統です。

そうすると系統の違うもの同士をくらべるというのはナンセンスな話で、もともと特徴がちがいますから比べようがありません。我家だとちょっとまえだと、神楽系紅白とセンスケ系紅白がいましたが、まったく別タイプですから、紅白のくくりにはなっていますが別品種でした。まあ、同系統内で比べるのはできそうな気がするんですけれど。

そう考えると、単純に1世代、2世代かけあわせたぐらいだと、なかなか系統つくりは難しそうです。たとえば、松と定蔵をかけました、松と甚平衛をかけました、これからできた子は普通に考えると雑種どまりです。そこから、何かを足したり引いたりして、松にも、定蔵にもない、松にも甚平衛にもない特徴がでて系統の芽になるのだと思います。私のけっこう嫌いなのは、単純に真鯉と錦鯉をかけることなんですが、これらは雑種なんですよね。系統をつぶさない程度に趣味で遊ぶ分にはよいですけどね!。

少しまえ(だいぶ前)、アメリカかどこかで、ワンちゃんネコちゃんの雑種が流行ったことがあったはずなんですが、直子のできた子は変った雰囲気がでるかもしれませんが、孫の代では何の特徴かさっぱり分からないぐらいになっちゃうと思うんですよ。面白いから流行ったんだと思うんですが、雑種から元親の品種に戻すのはまず不可能ですから、ある意味怖い話だな〜って感じました。全部雑種にしちゃって、元親まで死んじゃったら、品種も系統もなくなっちゃいます。スゴロクで”振り出しに戻る”が出たみたいな感じです。そう思うと今存在する系統は大切にしないといけないよな〜ってつくづく感じます。系統を作った人たちはスゴイと純粋に思います。

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